手嶋教之講義科目「ロボティクス概論」授業評価アンケート結果


2001年度前期 回答数39名

理解度 よくわかった15% だいたいわかった82% 少しわかりにくい3% わからない0%
授業のレベル もっと難しく3% 適切97% 難しすぎる0%
授業の分量 少ない5% 適切95% 多い0%
授業のよいと思う項目 授業テーマ33% 授業内容49% 課題や目標明示3% 具体例の呈示15%
 興味持てた36% 学生の参加促進0% 板書0% 視聴覚教材79% 配布資料3% 教員熱意18%
もっと工夫して欲しかった点 授業テーマ0% 授業内容13% 課題や目標明示10% 具体例の呈示18%
 興味持てた3% 学生の参加促進8% 板書21% 視聴覚教材0% 配布資料38% 教員熱意3%
学習環境にふさわしかったか? そう思う23% ほぼそう思う74% あまり3% 思わない0%
満足度 そう思う15% ほぼそう思う72% あまり10% 思わない0%

コメント:「ロボティクス概論」はロボティクス学科の導入期教育としての位置付けであり,1)具体例を交えて興味を持ってもらう,2)やさしくわかりやすく説明する,2)ロボティクス学科での学習方法を伝える,ことを目標にしている.ほとんどの学生がレベル・分量とも適切で満足度が高いと回答したことは,ある程度成果があがったのであると思い,胸をなでおろしている.よい点と工夫すべき点からは,授業内容や視聴覚教材で高い評価が得られた.工夫すべき点では特に板書と配布資料が目立つ.確かにこの講義では配布資料は用意しなかったし,板書も少なかったと思う.そのためにわかりにくかったとすれば反省し,今後改善を図りたい.ただし,学生諸君にお願いしたい点として,板書したものだけを機械的にノートに書き写すのではなく,板書しなかったことでも話の内容で自分が興味を持ったり感心したり知らなかった内容の場合には,積極的にノートを取るようにしてほしいと思っている.


2002年度前期 回答数47名

理解度 よくわかった10% だいたいわかった71% 少しわかりにくい15% わからない4%
授業のレベル もっと難しく15% 適切79% 難しすぎる4%
授業の分量 少ない10% 適切85% 多い4%
授業のよいと思う項目 授業テーマ38% 授業内容21% 課題や目標明示10% 具体例の呈示27%
 興味持てた50% 学生の参加促進0% 板書0% 視聴覚教材67% 配布資料6% 教員熱意15%
もっと工夫して欲しかった点 授業テーマ6% 授業内容17% 課題や目標明示15% 具体例の呈示10%
 興味持てた10% 学生の参加促進19% 板書15% 視聴覚教材0% 配布資料42% 教員熱意8%
学習環境にふさわしかったか? そう思う21% ほぼそう思う56% あまり21% 思わない2%
満足度 そう思う13% ほぼそう思う52% あまり27% 思わない2%

コメント:前年の「ロボティクス概論」に比較して理解度や学習環境,満足度での評価が低下しており,反省すべきであろう.2001年度は1クラスに対して4週のみの講義であったが2002年度は1クラスあたり6週の講義をしたが,その差異が出たのかもしれない.また,2002年度で評価してくれたAクラスでは過去に無いほど,欠席・遅刻者が多く,かつ後方に座る学生が多かった印象がある.講義の質が悪いからそうなのか,はじめから学習意欲が低すぎるのかは明確ではないが,同じ講義内容でBクラスではそのようなことが無かっただけに,後者だとすると今後が気になる.また,視聴覚教材の関係で教室の変更等があったり,1回目にきちんと教材を提示できなかったことが評価を下げていると思う.教室に関しては当方の不手際であり,今後気をつけたい.2001年度までは資料を全く配布しなかったのを配布するようにしたが,まだ工夫が必要との指摘が多い.しかしこの講義は導入教育であるため,知識を詰め込むのではなく,ロボティクスの様々な分野に興味を持たせ,学習意欲を高めることを目標にしている.そのため,詳細な資料を配布する必要は無いと考えている.


2003年度前期 回答数38名

詳細は下記.(ただし立命館大学のIDが必要)
2003年前期実施授業評価アンケート集計結果

理解度 よくわかった37% だいたいわかった61% 少しわかりにくい3% わからない0%
授業のレベル もっと難しく18% 適切82% 難しすぎる0%
授業の分量 少ない18% 適切82% 多い0%
授業のよいと思う項目 授業テーマ58% 授業内容50% 課題や目標明示8% 具体例の呈示42%
 興味持てた53% 学生の参加促進0% 板書0% 視聴覚教材58% 配布資料13% 教員熱意29%
もっと工夫して欲しかった点 授業テーマ5% 授業内容5% 課題や目標明示8% 具体例の呈示11%
 興味持てた16% 学生の参加促進0% 板書11% 視聴覚教材5% 配布資料32% 教員熱意5%
学習環境にふさわしかったか? そう思う58% ほぼそう思う39% あまり3% 思わない0%
満足度 そう思う47% ほぼそう思う45% あまり8% 思わない0%

コメント:前年の「ロボティクス概論」に比較して理解度,満足度などが大幅に上昇したのは喜ばしい.最も大きな要因であると思っているのは,部屋の大きさであると思う.2002年度までは中規模教室で実施されていたために,最前列に座る学生もいるが,最後部の列に座る学生も複数いた.これに対して2003年度はクラス規模に適した小教室で全員の顔が良く見える近さで講義ができたため,教員側も学生の理解度や反応がわかりやすく,学生側としても緊張感を持って講義に参加してもらえたのだと思う.ただし,アンケート回答者数が2002年よりも少なかったのが気になる.一般に回答者数が減ると結果がよい方向にシフトするからである.回答してくれなかった学生の評価も気にかかる.


2004年度前期 回答数33名

04年前期実施授業評価アンケート集計結果

期待に比べてどうか 期待以上12% ほぼ期待通り48% 期待ほどではない21% 期待はずれ0%
教員の熱意意欲 非常に感じられる42% ある程度52% あまり6% 全く0%
説明のわかりやすさ 非常に思う33% ある程度52% あまり12% 全く3%
知的好奇心への刺激 かなり刺激される42% ある程度52% あまり3% 全く3%
満足度 非常に満足21% ある程度67% 少し不満6% 不満6%

コメント:昨年度までとアンケート内容が変わったので比較が難しい.また理工学部には適さない質問項目も多く,アンケートには疑問が多い.とりあえず各項目の結果のみしか出ておらず,クロス集計や教員の回答との差などは後日の分析結果を見てみたい.2003年度に比較すると満足度などの評価は低下しているが,2002年度までとはほとんど変わっていない.やはり2003年度のように小教室で小集団教育を行うことの意義を強く感じる.特に2003年度は遅れてどうどうと入ってくる学生はほとんどいなかったが,中教室で行う年度では,必ずそういう学生がいる.1回生のうちから欠席・遅刻が多い学生はまず4年間では卒業できないと口を酸っぱくして言っても効果は薄い.それよりも全員の顔がきちんと見える小教室で講義をする方がはるかに効果的であると思う.「説明のわかりやすさ」はもっと改善の余地があるだろうと思う.当方も講義をしながら説明があまり上手くないところがあったことは認めざるを得ず,改善は今後の課題である.ただ,知的好奇心を刺激し,ロボティクスに対する意識の転換,勉学意欲の向上を目指した講義をしているつもりであり,知的好奇心を全くまたはあまり刺激されないという計2名には,なぜ全く知的好奇心を刺激されなかったのか,直接話を聞いてみたいものである.


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Last modified: Mon June 21 2004