ごあいさつ

新たな教育研究の地平を拓く ―立命館大学理工学部の挑戦―

立命館大学理工学部 教授 BKC移転20周年記念事業募金 発起人代表 坂根 政男

平素より立命館大学理工学部に対しまして格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
立命館大学理工学部は、1938年立命館高等工科学校設立以来74年、衣笠キャンパスでの教育研究活動の歴史を経て、1994年のびわこ・くさつキャンパス(BKC)への拡充移転を契機に、先端的な教学分野の創造や大学院の大幅な拡充、先進的な産官学連携活動による研究の高度化を進めて参りました。
現在、理工学部9学科に約4,300名、大学院理工学研究科4専攻に約1,200名が学んでいます。さらに、理工系学部全体では、4学部18学科に約8,200名、大学院3研究科に約1,500名を擁する規模となり、今や、国際的にも認知される理工系の教育研究機関に発展したとささやかな自負を持っております。これも、ひとえに卒業生のみなさまが築いてこられた礎と厚いご支援の賜物と教職員一同、大変感謝いたしております。
理工学部は、2014年にBKC移転20周年を迎えます。これを契機として、世界水準の教育研究の地平を拓くべく教育研究環境の充実を図ります。その目的は、教育面では、数学や物理学等の理工学の基礎学力を持ち、それらをそれぞれの専門分野で縦横に使いこなし、併せてグローバルな研究開発の世界で活躍できる英語や国際感覚を身につけた人材を輩出することにあります。また、研究面では、各学系・学科における各専門分野での研究を一段高い世界水準に引き上げ、より一層社会に貢献することを目的としています。もとより、教育と研究とは相互関連しており、両者のレベルを総合的に一段高い世界水準に引き上げることを目標としています。
さらに、全国各地・世界各国の広範な分野でご活躍の多くの卒業生との繋がりを大切にするため、BKCの既存の校友サロンの改修、校友受け入れ体制の充実の検討を進めております。
卒業生の皆様におかれましては、上記諸点に格別のご理解を賜り、本事業の成功に向けて、格段のお力添えを賜りたく、ここにお願い申し上げます。

立命館大学理工部 教授
BKC移転20周年記念事業募金
実行委員会 委員長
坂根 政男

立命館大学理工学部 教授 学部長 笠原 健一

関西の総合大学の中で、最も長い歴史を誇る立命館大学理工学部は、現在、日本が直面している国際競争力の維持や、深刻なエネルギー問題・環境問題を解決し、持続可能な未来社会を実現するための研究を推進しています。低コストなエネルギー変換素子やセンサーネットワーク・次世代電力網の構築に関わる分散協調型システム制御技術。高い信頼性を有する画期的な機械材料の実現や医療福祉用ヒューマノイドロボット技術。環境と共生可能な建築や都市・交通システム。それらを支える数学や物理科学基盤の構築等々、理工学部では地球規模的で互いに絡み合った諸問題の解決に取り組んでいます。
一方、全てのものを巻き込み、猛烈な勢いで進むグローバル化。激化する競争の中で科学や技術に関する知力や胆力を持って周囲をリードし、これを解決していく。このような人材を育て、社会に送り出していくことが理工学部の役割です。そのために我々は、これまでの教育・研究の一層の高度化と個性化を図ります。研究では特徴を持った世界水準の研究を創出・展開していきます。その過程において学生を巻き込み、国際会議等における成果発表はもとより、活動のフィールドを世界に広げ、グローバルに活躍する力を身につけます。
このような「世界水準の研究」と「グローバル人材の育成」という2つの使命を一体化させ、組織的な運営を進める中で、大きな相乗効果を生み出します。
大学に対する社会の期待が高まる中、諸科学や産業界、地域社会における様々な課題の解決に貢献し、既存の枠組みを超えたイノベーション創出に寄与していきます。
命ある限り、修養、勉学に努めることが立命館の名称の由来である「孟子」の盡心章に書かれている心です。その精神を忘れることなく、常に新しいことに挑戦し、科学技術分野のフロントランナーとして世界を牽引していきます。
卒業生の皆様におかれましては、各学系・学科の取り組みにご理解を賜り、世界水準を見据えた理工学部の発展に格別のお力添えを賜りたく、ここにお願い申し上げます。

立命館大学理工部 学部長
BKC移転20周年記念事業募金
実行委員会 副委員長
笠原 健一