卒業生の声 07

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    卒業生の声 07

    2008年理工学部卒業、2010年理工学研究科修了
    勤務先:富士ゼロックス(株)

小学生の時から機械を触るのが好きで、大学は工学部へ進学すると決めていました。立命館大学を選んだのは父の出身校であり、オープンキャンパスでその充実した設備を実感できたからです。学部時代は設計、材料知識、加工実習など基礎科目を幅広く学び、4回生から大学院にかけては、企業がサポートする超軽量航空機の開発プロジェクトに参加しました。学生が主体となって企画・設計・組立・評価までを行い、商品化を目指したもので、私は脚部の設計に携わりました。設計を進めるうちに徐々に各チーム間の調整や部品の調達など、計画を具体化するマネジメントに興味とやりがいを実感でき、この経験がキャリアプランにつながったのだと思います。

大学院では主に、医療用精密機器などに使われる、髪の毛ほどの細さのステンレスワイヤの疲労強度特性を研究しました。実験に使う試験機自体から開発する必要があったため、限られた予算や迫る納期を考慮しながら、求められる性能を備えた試験機の開発に取り組みました。

こうした経験は今の仕事を進めるためのベースとなっています。デジタル技術で紙の「本」を残したい 本のデジタル化が進むなかで将来の本のあり方を考えて、業務用印刷機を手掛ける富士ゼロックスに応募しました。学生時代の経験を活かして、技術と市場のニーズを直に結ぶ技術営業に挑戦したいという希望を理解いただき、現在は大型印刷機の設計開発をしています。

将来の目標は、会社にとって新しい事業の柱となるビジネスを立ち上げることです。例えば、書店の店先にも置けるコンパクトなオンデマンド印刷機を開発して、電子データから誰もが本を作ることを可能にすることで、紙の本の存続に貢献できればと考えています。P・D・C・Aの繰り返しで結果を出す 理系は学生時代の研究がそのまま就職に役立つとか、大学院では仕事で役立つ専門知識が得られると思われますが、実はそうしたケースは稀です。研究開発においてはPDCA(Plan DoCheck Action)サイクルといって、計画・実行・評価・改善の繰り返しによって求める結果に近づけていきます。

大学で積み上げた、ロジカルにプロジェクトを進めていく経験値の高さこそが、実社会における強みになると思います。立命館大学には正課の授業はもちろん、課外活動にも多様なチャンスがあり、自分のやりたいことや将来の職業につなげていくことができます。私の場合は、大学時代を共に過ごした意欲と意識の高い友人たちと、今も良い刺激を受け合う関係が続いています。

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