卒業生の声 08

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    卒業生の声 08

    2009年理工学部卒業、2011年理工学研究科修了
    勤務先:(株)LIXIL

メカトロニクスの勉強がしたくてロボティクス学科を選びました。ロボットを作りたいというより、何か人の役に立つ製品作りに携わりたいと考えていた私は、ロボティクス学科の研究領域の幅広さと社会貢献につながる研究も行うことができるという点が魅力で入学を決めました。実際、入学してから研究テーマを選ぶにあたり、研究の選択肢が広いことにあらためて驚きました。私の所属する研究室でも、ロボットハンドの機構設計などハードウェアを中心に研究している学生がいる一方、そのロボットハンドを制御するアルゴリズムを研究するためにソフトウェアを中心に用いる学生もいました。 研究室に入ってからでもテーマが選択できるので、自分が何を研究したいのか、時間をかけて検討することができました。

私は、足裏に設置したセンサーを用い、その出力信号から歩行状態を推定する研究に取り組みました。この研究は脳梗塞などで半身麻痺になった人の歩行を補助するシステムの開発につながると考えていました。人によって歩き方が変わっても歩行状態を推定できるよう、統計的手法を用いることを提案しましたが、初めはまったくアプローチの方法が分からず参考書を読みあさる日々でした。理解を深めていくのにかなり時間を費やしたものの、自力で問題を解決する力をつけることができたと思います。また電気回路設計やソフトウェアも自分でプログラミングを行ったので、メカトロニクス製品を作るうえでの総合的な知識・技術を学ぶことができました。

メカトロニクスの知識を活かして住宅設備機器の開発へ

立命館大学は就職支援の体制が整っており、早い段階から自分のキャリア形成を意識づけるプログラムが数多くありましたが、私の場合、学部卒業段階では具体的な目標が絞り込めず、大学院に進学して知識力・技術力を養うことにしました。

大学院修了時には、人の生活に身近なものが作りたいという意志で住宅関連の業種を志望。なかでも生活必需品である住宅設備機器に興味をもち、自分の専門であるメカトロニクス分野の知識が活かせる仕事に携わりたいと考え、現在の会社に入社しました。入社1 年ほどで任された仕事が、手を出すと水が出るセンサー式自動水栓の設計開発です。公共施設のトイレなどに設置され、多くの方に使っていただける製品で、お客さまに満足いただける製品にするため、試作検証・評価を繰り返していく奥が深い仕事です。いかに使いやすく、節水につながり、デザイン性が高く、しかも低コストに仕上げることができるか。今は自動水栓を極めることが目標です。そのうえで将来は人々に驚きと感動が与えられる製品を作りたいと考えています。

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