泉 知論教授 IZUMI Tomonori
- 所属学科
- 電子情報工学科
- 研究室
- 動的再構成システム研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
1992年3月 東京工業大学工学部情報工学科 卒業 1994年3月 東京工業大学大学院理工学研究科電気・電子工学専攻博士前期課程 修了 1998年3月 東京工業大学大学院理工学研究科電気・電子工学専攻博士後期課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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“やわらかいハードウェア”とその応用
- 研究キーワード
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リコンフィギャラブル・システム、FPGA、計算機アーキテクチャ、組込みシステム、設計技術、最適化、画像処理
- 研究概要
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携帯電話や自動車から人工衛星まで、電子機器はソフトウェアやハードウェアといった技術で実現されています。ソフトウェア(やわらかいもの、の意)は書き換えて機能を変更できるプログラム。ハードウェア(かたいもの、の意)は高性能だが機能が固定された電子回路。研究テーマはそんな常識を超え、ソフトの利便性とハードの高性能を兼ね備えた“やわらかいハードウェア”です。これにより、例えば、放送規格が地域毎に異なっても回路を書き換えて受信できる、使い方に応じて回路が書き換わって進化していく、など、これまでにない機器が実現できます。さらに、宇宙・深海・放射能下などの機器を遠隔で書き換えることで管理や修理が安全に行える、書き換えて利用することで廃棄を減らせる、など、安全や環境への貢献も期待されます。
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“やわらかいハードウェア ”の応用イメージ(上図)
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インタビュー
研究者になったきっかけ
子供のころから、何かを作ったり、工夫したり、考えたりすることが好きでした。小学生のとき、TVの「マイコン入門」という教育番組を見てコンピューターに興味を持ち、実家は山奥の田舎で身近にコンピューターなどなかったので、ノートに鉛筆でプログラムを書いて頭の中で実行し、年に数回、都会に出かけた際に電器屋のコンピューター売り場でプログラムを入力して動かしていました。電子情報系の学部に進学し、没頭してモノを作るのが相変わらず好きで、漠然と大学に残るという方向はどうだろうかと修士の指導教授に話を聞きに行ったら、教授室を出るときには何故か博士進学が決定していました。そして、現在に至ります。