幼い頃から新体操に打ち込んできましたが、スポーツ損傷を繰り返し、選手としての道を諦める苦しい経験をしました。その経験から、今度は選手を支える側になり、アスリートの怪我予防のための勉強をしたいと思うようになり、本学部に入学しました。専門分野を早く学ぶために先生方に積極的に相談し、研究室を訪れて研究のお手伝いをさせていただき、早い段階から研究の技術を習得しました。そのおかげで、ゼミではスムーズにアスリートの怪我予防の研究が行えたと思います。
怪我の頻度と遺伝子多型の関係を探求し、体質別に栄養摂取やリカバリーの方法を提案することで怪我の予防を目指す研究を、国内の学会やアメリカスポーツ医学会で発表し高く評価していただくことができました。大学院でも同分野の研究を一貫して行うことができました。自分の軸を持ち、自ら挑戦して努力し行動することで道を開いていけるのだと感じています。時間をどう過ごすかは「自分次第」なので、今後も自分の軸を大切にし、アスリートや全ての人の予防と健康に貢献するために前進し続けることが目標です。

弊社は、総合スポーツメーカーとして野球や陸上競技、ゴルフなど、幅広い分野でプレーヤーのサポートを行っています。現在は、バレーボールシューズの企画担当として、次シーズンモデルのカラー決定の為に大会へ足を運んで選手にヒアリングをしたり、自社と他社の製品比較を行い、特長をまとめたりしています。ゼロの状態から製品の物語やコンセプトを考え、開発部門やデザイン部門と意見を交わしながらモノづくりを進めていく仕事なので、製品に対する想いを一番ストレートにぶつけられる、非常にやり甲斐のある仕事です。将来的には、現在担当しているバレーボールシューズにおいて、代表選手が着用するようなシューズを企画し、「日本代表」という大きな責任感の中で製品を世の中に生み出してみたいです。そして長期的には、私自身がこれまでずっと続けてきたテニスのシューズ企画にも携わっていきたいと考えています。

高校時代はスポーツトレーナーになることを目指してこの学部を選びましたが、本学部での4年間の学びを通して研究の面白さに気づき、大学院で研究を続けることを選択しました。
　現在取組んでいる主な研究は、動物を対象とする骨格筋に関する基礎研究です。これは、身体に良いとされている事柄の科学的なメカニズムを、動物を用いて検証しています。この研究は、例えば高齢による筋力の低下を防ぐために効果的であると言われているレジスタンス運動のメカニズムの解明や、サプリメントが人の身体にもたらす効果の検証などにも有用です。もちろん、短期的に解明できるものではなく、非常に長期的な視点で取組む研究である為、今後もこの研究を続けるために大学で研究職に就いて研究を続けようと考えています。自身の研究が、数年先の未来社会において、日本だけでなく世界中の人たちの生活向上に貢献できる可能性があることが、一番の原動力です。

営業部に所属し、テレビ番組のCM枠をスポンサー企業に販売しています。研修期間には番組制作なども体験し、「みんなで一つのものをつくる喜び」を感じるとともに、どの現場でもチームワークの大切さを実感しました。在学中はゼミで地域の子どもたちを対象としたスポーツイベントなどを企画・運営したのですが、そこで育まれた協調性やコミュニケーション能力は、多くの人との関わりが生まれる今の職場でも役立っています。将来的には大好きなスポーツ番組の制作に携わることが目標です。