[ 2011年02月 ] の記事一覧
2011.02.08
2011.02.07
写真左:飛行機の上から,右:空港からみた新燃岳の噴火
先週の月曜日に,鹿屋体育大学へ出張したしたときに,霧島連山の新燃岳が噴火して噴煙を噴き上げているのを飛行機の上から眺めました.山並みは所々白く,噴火口からは黙々と白い煙が吐き出されていました.鹿児島空港から,車で南下すると,桜島を正面にみることができます.この桜島も大きな噴煙を吐き出していました.火山灰が巻き上げている間は,洗濯物を外に干すことができず,コインランドリーは超満員であることを,鹿屋医体育大学の大学院生から聞きました.また,桜島が噴火したときは,窓が揺れるので分かるようです.いわゆる"空震"が起きるようです.新燃岳の噴火ではかなり強烈な空震が起こり被害が出ています.
火山の噴火は,目には見えない地下のマグマの圧力が貯まり,その圧力が猛烈に高まることで,マグマが吹き出てきます.スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科にとっての「マグマ」は,学生・院生,教職員の夢・目標,支援して頂いている保護者,関係者の熱い思い,本学部・研究科を志望する志願者,高校関係者の熱い思いでしょう.このようなマグマを,スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科という山で,教育・研究という刺激(圧力)をかけて,火口から社会へ送り出すことになります.インパクトを与える人材を送るためには,普段は目にすることのない「マグマ」へ刺激を与え続ける地道な営みが必要です.この地道な作業を怠ると,休眠状態の休火山として目立たない存在となってしまいます.
スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科という山の火口から地上高く舞い上がり,まさに燦然と輝く星々になって欲しい.2つの火山の噴火が,このことを改めて考えるきっかけをくれました.
【忠】
2011.02.06
ここ数日は、小春日和が続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
立命館大学では、2/1 から、一般入試が行われていますが、
BKC キャンパスでも、たくさんの受験生の姿が
見かけられました。
また、大学生協の書籍部では、スポ健の先生方が
推薦した新入生にお勧めの本が並んでいました。
「すきになる分子生物学」から「言語の脳科学」そして
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
と並ぶ本棚を見て、改めてスポ健の学問分野の広さを実感しました。
明日からも、一般入試は続きます。
ぜひ春にスポ健に合格して、沢山の本を読んで、
しっかりと勉強して下さいね!
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦
2011.02.05
2月3日から今日までの3日間、大阪体育大学大学院の「地域スポーツ経営論特論」という科目の集中講義で、熊取町に来ています。
朝の9時から夕方の18時まで...びっちり5コマを毎日、行っています(笑)。
地域におけるスポーツマネジメント研究の視座、スポーツマンシップ、スポーツがもたらす社会的ベネフィット、スポーツプロダクト、スポーツ振興政策の流れ、新しい公共の担い手となる総合型クラブなどなど...。
講義形式ばかりでなく、ディスカッションを多く取り入れ、授業を進めました。
最終日の今日は、大学院生による事前課題の発表でした。
文献は、ドラッカーの「マネジメントの基本と原則」やマートンの「官僚制の逆機能」、またエドガー・シャインの「組織文化とリーダーシップ」、さらには、ラッシュとバーゴの「サービスドミナントロジック」などなど、経営学の古典的な文献から最新の文献までを抄読し、発表してもらいました。
大学院生は、膨大な課題?のために寝不足ながらも、熱心に授業に取り組んでくれました。
このような授業は、もちろん、立命館大学でも行っていますので...(笑)
むしろ、うちの大学院生たちが他大学の大学院生たちと、授業をシェアし合いながら、同じ学びの場で、互いに刺激しあうことができればと思いました...。
まぁ、学会に行けば、それに近いことは味わえますが...。
発表は、後2つ...
コミュニティ・オブ・プラクティスとサービスドミナントロジックです...。
このブログをご覧になった方々も、どうか刺激的な文献と学びの場に身を投じてください!
我々は、両手を広げて、皆さんの進学をお待ちしています~
2011.02.04
ここ数週間は寒い毎日でしたが、今日のBKCキャンパスは非常に温かい1日でした。今、立命館大学では入試の真っ盛りです、受験生の皆さんのご健闘を祈るばかりです。
後期の授業、後期試験も終了し、キャンパス内はひっそりとした感じですが、今週から、スポ健の実験の方が活発になってきました!! 【Moto】は現在、高齢者の筋力トレーニングにより動脈硬化リスクがどのように改善するのかを【聡】先生や【真】先生とともに検討しています。動脈硬化リスク改善には、ジョギングやサイクリング、水泳などの有酸素性トレーニングが効果的という研究がたくさん行われてきました。ですが、高齢者は、筋量や筋力が年々低下することで転倒による骨折が原因となり、寝たきりになることから、いかに筋量や筋力を維持するかが問題となっています。そうなれば、高齢者の筋力トレーニングもやらないと!となるのですが、はたして血管にはどのように影響するのか、まだ完全には解明されていません。そんな研究に今、取り組んでいます!! 興味のある方は是非一緒に研究してみませんか??
ちなみに最近運動不足を解消するために自転車をみんなでこいでみました。次の日、足よりもなぜか肩がだるくなりました。。。なぜでしょう?? でも運動は爽快ですね!
by Moto
2011.02.03
静岡・三島に行ってきました。明日は暦上での春。静岡も三島もあたたかく、昼間はコートがまったく要りませんでした。
さて、今回、この2地域の共通キーワードは「モノづくり」。
静岡では修士論文審査会が行われました。社会人院生の方の審査会で、アルミニウム業界を題材に、金属製品のマーケティング戦略がテーマでした。論文の主旨は、アルミニウム業界あるいは金属製品の価格競争から抜け出すために、"「消費者を意識したモノづくり」という価値観"をどう構築していくかという視点で、具体的な展開の方向性を示そうとした力作でした。
アルミニウムのことを意識したことがほとんどなかっただけに、こういう機会は貴重でしたし、知らない世界を見せてもらえるのは楽しい時間でした。
そして、1年後は、この研究科からも修士論文が...!
(写真: 夜も明るい大学・・・ 右側は理系棟。お茶(カテキン)の研究が盛ん)。
三島市では、メインの仕事の合間にうかがった話が興味深く、また深刻でもありました。
某有名企業の立派な建物がマチの主要道路のそばにあるのですが、今は物流倉庫になっているとのこと。以前は、ここで研究開発等も行っていて、多くの中小関連企業はその部品の受注・下請けをしていたそうです。・・・が、その拠点が中国に移されて、この中小企業は全滅状態になったとのこと。他にも、環境的な条件もあって、苦心されている様子でした。
それでも、この地域の中小企業の経営者の方々は明るくてユニーク。モノづくりをこよなく好いておられるようでした。そして、お邪魔したところの理事長さん曰く、「単に大学に行って、有名な企業・大企業にただ勤めるのではなく、本当に好きなものを見つけて目的的に追求できる幸せ、"あなたがいないと困る"と言われる存在になれることの幸せ・・・今の若い人にも感じてほしいものですね...」と。
学生だけでなくて私も、そう感じられるようにならねば、です!
【ippo】
2011.02.02
1月25日~27日まで、文部科学省及び航空会館で実施された国立教育政策研究所教育課程研究センター関係指定事業研究協議会に参加した。
幼稚園、小学校の全教科・総合的な学習の時間・特別活動、中学校の全教科・総合的な学習の時間・特別活動、そして、高等学校の全教科・総合的な学習の時間・特別活動を対象にして、(1)学習指導の改善充実を図るため、教育課程の編成や効果的な教材開発、指導方法等の工夫改善についての実践的な調査研究、並びに、(2)指導方法や教育課程の改善を図るため、学習指導要領に定める目標等の実現状況等についての実践的な調査研究、の研究発表があった。
すごく、簡単に言うと、幼稚園、小学校、中学校、高等学校の全教科等について、(1)新しい指導要領に対応した教育課程をどのように作成し実践すればよいか、という教育課程に関する研究と、(2)新しい教育課程を実施した場合、そこで実施した教育課程を通して獲得した学力をどのように把握すればよいか、という学力把握に関する研究、の発表会である。
小学校体育、中学校保健体育、高等学校保健体育について、それぞれ4校、合計12校が2~3年間にわたり、それぞれが勤務する学校で研究を進めた。学校名のみ簡単に紹介します。
[ 小学校 ]
・宇都宮市立横川東小学校
・練馬区開新第三小学校
・甲賀市立貴生川小学校
・盛岡市立北厨川小学校
[ 中学校 ]
・伊万里市立伊万里中学校
・熊本市立鹿南中学校
・大仙市立大曲中学校
・北海道教育大学函館中学校
[ 高等学校 ]
・愛知県立西春高等学校
・石川県立金沢桜丘高等学校
・学校法人呉武田学園呉港高等学校
・長崎県立猶興館高等学校
滋賀県の甲賀市立貴生川小学校も発表した。びわこくさつキャンパスの近くにある学校である。
発表者は、研究を実施して本当に良かった、と語っていた。
我がスポーツ健康科学部の卒業生が学校体育に関わり、そのような研究を進める機会を得て、全国発表に臨む日が来ることが楽しみである。
【 智 】(20110125-27 文部科学省にて)
2011.02.01