[ 2011年03月 ] の記事一覧

2011.03.11

同級生

 ここ数日、また冬に戻ったのかと思うくらい寒い日が続きました。

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今週、國學院大學人間開発学部健康体育学科の林貢一郎先生がスポ健に来学され、【Moto】と一緒に実験を行いました(写真:上)。林先生とは大学時代の同級生でした。大学時代はそれほど交流がなかったのですが、大学院時代から交流し、今やここ6年間は共同で研究をするほどの仲です。やっぱり、大学時代の友人や先輩・後輩はすごくいいもので、なんでも言い合えます。スポ健はこの4月で2期生が入り、いよいよ先輩・後輩ができてきます。大学時代の同級生や先輩・後輩関係を是非、大切にしてもらいたいと思います。ちなみに研究内容は、性ホルモンに関する研究です。

また、今週は、ヒトの骨格筋の筋線維タイプ(速筋と遅筋)を判定する実験を行いました。もともと速筋と遅筋の筋線維数は遺伝的に決まっていますが、一部の筋線維は運動や加齢などの環境要因で変化する、ということは言われています。今回、高齢者と若齢者で筋線維タイプは変わるのか?また筋トレすると筋線維はどうなるのか?といった検討を行うための練習を行い、上手くいきました!

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By Moto

 

 

 

 

 

 

2011.03.10

アパレル業界探訪

先日、とあるファッションブランドの関係者の方に同行させていただき、この方を密着取材!という状態でした。

この日のメインのお仕事は、展示会に出かけ、数か月後の洋服を買い付けていくこと。いわゆる"バイヤー"です。この方はもちろん本業ですし、売れ残るようなことがあれば大変ですから、にこやかにされながらも真剣です(後から「実は緊張しているんだよ」と)。

まだ寒くて厚手の洋服を身につけているこの季節に、もう夏に向けて動いている方や業界があることを直接目にして、実感した日でした。

 

その後は、若者を中心に人気の「FOUREVER 21」、「H&M」、「ZARA」、そして高級ブランド「PRADA」の4件をめぐりながら、マーケティングの勉強。コンセプト、ディスプレイ、価格、接客、客動線の引き方などなど・・・どれをとってみてもおもしろいほど違うのです。機会があれば是非お試しを!

 

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←【写真】 PRADA青山店。建物全体がクリスタルガラスのようにピカピカ。なぜか店内に入ると、なぜかひそひそ声で話してしまう...。 

 

こうやって現場のプロの方と一緒に現場を実際に歩いてみると、いつもとはまたひと味違った気づきがあります。そして、そういう気づきを与えてくださる方が、なぜ自身でそれに気がついたのかには歴史がありますし、熱い想いとパワーを増すようです。

次はどことご縁がありますやら・・・。    ippo

 

 

 

 

 

2011.03.09

スーパーコーチャー・スーパーティーチャーの養成

 優れた教師・優れたコーチを養成するために、どのような内容を、どのように学ばせればよいのか。金メダリスト・オリンピアンを輩出している日本体育大学が、大学院教育で、取り組もうとしていることである。

 

CIMG2288.JPG このことに関して、過日35日、日本体育大学大学院体育科学研究科で、「体育系大学・大学院における教師及びコーチ養成の展望」と題して、セミナーが開催された。講演者・シンポジストは、国立教育政策研究所の徳永保氏、クイーンズランド大学教授・クリフ・マレット氏、オハイオ州立大学教授・フィリップ・ワード氏、JOC理事・河野一郎氏、筑波大学教授・岡出美則氏、東京都教育庁から後藤彰氏、日本体育大学から伊藤雅充氏、そしてコーディネーターは、日本体育大学大学院教授・高橋健夫氏と三輪康廣氏であった。錚々たるメンバーである。

 伊藤氏によれば、日本体育大学の大学院で研究に従事させることが、果たして、優れたコーチを養成することに繋がっていたのか、という自己反省があった、ということであった。

 どれも興味深い話であったが、特に印象に残ったJOC理事の河野氏の話であった。

 

CIMG2382.JPG 日本という国を世界の中で相対的に捉えること、国際的に通用する専門性を身に付けること、世界と伍していくコーチ養成のためには、遠藤氏が指摘した国際的専門性、コミュニケーション能力、グローバル社会の教養が大変重要であること、そして、大学・大学院では、それら3点とともに、時間、空間、機会を提供することが必要である、と話されていた。-

 コーチ教育と教師教育は、大変近い領域である。その差異を確認しながら、スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科のあり方を考えたいと思った次第である。

 

【 智 】(20110305 日本体育大学大学院 キックオフセミナーにて)

 

 

 

2011.03.08

良い(いい)鴨。

<RecOだより48 東京編>
 先週末は東京にいました。
 土曜日は公認スポーツ栄養士の更新義務講習会を一日受講しました。

 日曜日は東京都栄養士会主催の「食と農のシンポジウム」にパネリストとして参加。農医連携の話など、とても興味深く聞きました。特に印象深かったのは、有機農法を続けていらっしゃる石綿さんのお話「本物を知る、良い(いい)鴨になろう!」でした。
 石綿さんの田んぼには毎年同じ鴨(!)がやってくるそうで、絶対に他の田んぼには行かない。たぶん、えさになる微生物が多く、そのため田んぼも温かく、居心地がいいことを、渡り鳥である鴨は自分の身を守るために、本能的にその「気」を感じて田んぼを選んでいるのだろう、というお話。
 鴨をとりこにする石渡さんの畑と田んぼに今年の秋に行く約束をしました。。
 RecOも石渡さんの田んぼみたいになればいいな〜と思います。

 そして月曜日は東京キャンパスで取材、打ち合わせをこなした後、夕方から母校を訪問。
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【hama】先生を通じてお知り合いになった、高波嘉一先生が、今年より私の母校でもある、大妻女子大学の教授に就任され、そのご縁で後輩たちと会食(写真)。
 熱心な先生のいるところには、学生の熱い「気」が集まることを、確認し、学ばさせていただきました。
 きっと彼女らも「本物を知る、良い鴨」達なのでしょう。
 高波先生、河合先生、学生のみなさん、すてきなひと時を、ありがとうございました。【abc.】



今週の別腹 <土佐文旦>
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 事務室の【福】さんからいただいた、とっても立派な土佐文旦!なんでもお母様が高知ご出身とのこと。私が文旦にはまるきっかけも、この土佐文旦でした。
 身離れがよく、白い部分が多いので、土佐文旦をみつけると、こんなふうに剥いています。
 以前、友人に教えてもらったのですが、ただ剥くだけなのに、周りからの反応がとてもいいので、調子に乗ってついたくさん剥いちゃっています(笑)。
 簡単にできるので、文旦を見かけたら、ぜひ試してみてください。



2011.03.07

京都ツーデーウォーク2011

昨日は、【泉】学部長の発案で、スポーツ健康科学部学生、研究科院生そして、教職員有志が、京都ツーデーウォーク2011の2日目、20kmの部に参加しました。総勢25名が、朝8時に平安神宮大鳥居前に集合して、9時から平安神宮を出発して、鴨川沿いを北上し、紫明通りから、西へ移動して、「北野天満宮」、そこから南下して、「二条城」、そこから東へ移動して、「京都御苑」さらに、東へ行って、銀閣寺のふもとの「哲学の道」を南下して、「南禅寺」そして、ゴール地点の平安神宮と、京都の中心部ならびに東山を中心に、【Rのジャンパー】を羽織りながら、文化遺産、歴史遺産を巡りました。

 

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 少し、肌寒い気温でしたが気持ちよく歩ける気候でした。ただ、ゴール手前で、予想外の「小雨」が降り、思わず、皆さんの視線が私に集まることもありましたが、概ね良好の気候の中、楽しく談笑しながら、スポーツ健康科学部・研究科の学生、院生、教職員が楽しく京都市内を練り歩くことができました。

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 今回のウォークでは、職員の【龍徳氏】の十全なリサーチのおかげで、楽しい食べ歩き、グルメ歩きを体験しました。超高級「鯖寿司」、「焼き餅」、「わらび餅」、「粟餅」、「カツサンド」など、これぞ名店!というお店での一流の味を堪能することができました。京でのグルメは、【龍徳氏】にアドバイスをもらうのが一番です。

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 参加者全員無事、完歩しました。来年は、もっと多くの学生、院生、教職員と京の町を練り歩きながら、語らい、味わい、実り多いウォークラリーにしたいですね。

皆さん、お疲れ様でした!

【忠】

 

 

 

2011.03.06

3/26 にオープンキャンパスが開催されます

三月に入り、新学期の始まりも近づいて来ましたが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

来る 3/26 (土) に、立命館学では、オープンキャンパス が開催されます。
例年、春のオープンキャンパスは、4月に行っていたのですが、
受験生の方が、参加しやすいようにと、今年は3月に行うことになりました。

スポーツ健康科学部の HEADLINE NEWS でも、お伝えの通り、
スポーツ健康科学部のオープンキャンパス企画が決定しました!

大きく分けると、
(1) 学部紹介
(2) 研究室公開・体験授業
(3) キャンパスツアー
(4) 個別相談

と、なります。

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「スポーツ健康科学部って、どんな学部だろう?」
スポーツ健康科学部では、何を学べるんだろう?」
スポーツ健康科学部には、どんな先生がいるんだろう?」
「他のスポーツ健康系学部と、どう違うんだろう?」

考えている人に、ぜひ参加してもらって、
立命館大学スポーツ健康科学部の魅力について、
知ってもらいたいと思っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
               敦


 

2011.03.05

第140回京都体育学会に参加して...

京都女子大学で、第140回の京都体育学会が開催されました...。

 

京都体育学会は、日本体育学会というスポーツ健康科学分野でもっとも大きな学会の京滋地区の支部会となります。

冒頭に京都体育学会会長の中井先生が開会のご挨拶をされたお話しの中で、一時は、京滋地区の支部会員の数が激減し、学会大会の発表数も確保できないような状況にあったそうです。

 

現在では、300名もの会員数を抱える大きな支部会となり、今回の発表件数も16題に上ります。これは、我が立命館大学をはじめ、京滋地区においてスポーツ健康科学分野で専門学部と研究科を設置したことにも起因しているのではないかと思います。

その他にも京都工芸繊維大学、京都大学、京都教育大学の大学院生が数多く発表し、16題の発表演題中、大学院生による「若手研究奨励賞」の対象となる発表件数が13題にも及びます。このうち、我がスポーツ健康科学研究科大学院生の発表は、5題行われました。

滋賀短期大学から大学院に来られている山本さんの発表を含めると、全体の発表題数の約3分の1を超える6題が我が立命館大学からの発表になります。

 

発表演題のほとんどが、自然科学系の発表で、教科教育やコーチングの発表は、ごく少数でしたが、フロアでは、活発な議論が飛び交い、ひじょうに刺激的な学会でした。

特に京都大学や他大学の大学院生の純粋なリサーチクエスチョンや他の研究に質問する姿には、感心しました。

 

また今回の学会では、京都府下の向陽高校、洛北高校、鳥羽高等といった高校生による発表もあり、学会企画としては、大変盛り上がったのではないかと思いました。

 

以下では、うちの大学院生が緊張の面持ちで発表する姿を画像でお伝えします。

発表、本当にご苦労さまでした!

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2011.03.04

シンポジウムin筑波大

 まだまだ寒いですが、そろそろ花粉症の季節になってきました。【Moto】は花粉症がひどく、この季節はボーっとしてしまいます。

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 昨日、筑波大学に行ってきました!筑波大で「筑波大学 先端学際領域研究センター(TARA)・シンポジウム -生活習慣病と運動および薬物療法-」のシンポジストとして発表して来ました(写真)。生活習慣病は、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、肥満などなど生活習慣の悪歴が引き起こす病気ですが、これが基になり、心疾患や脳血管疾患といった動脈硬化性疾患になることが日本人の死亡原因の30%近く占めています。これをどうやって、予防・改善するのか?というのを【Moto】は研究しています。私の発表内容は「動脈硬化に対する運動効果に遺伝的要因が及ぼす影響」という内容を発表しました。運動を行っても効果がないっ!というヒトもいます。それはその人のもともとの体質、つまり遺伝的なものの可能性があります。これを運動する前に理解しておけば、運動だけでなく、食事療法の併用で効果を確実に得られるということが事前に判断できる可能性があるわけです。そんな研究をやっています。興味のある方は是非、一緒にやりましょう!!

 さて、明日は、京都女子大学で「第140回京都体育学会」があり、スポ健の大学院生5名が発表します。初めての発表をする院生もいますが、やっと今まで行ってきた研究成果を思う存分発表してもらいたいと思います!!

 また、明後日は、これまた京都で「京都ツーデーウォーク2011」にスポ健の教職員と大学院生・学部生が京都鴨川→北野天満宮→二条城→京都御菀→哲学の道→南禅寺と京都の観光スポット20kmを歩きます!! (http://heiankyo.co.jp/machikado/index.php?nid=155)「R」マークをつけて歩きますので、見かけた方は是非声をかけてください!

by Moto

 

 

 

2011.03.03

リニア・鉄道館の巻 (1)?

JR東海がこの14日に、「リニア・鉄道館」をオープンするようです。

それに先立ち、招待内覧会がありました。

 

"夢と想い出のミュージアム"というだけあって、懐かしくなったり、リニアを身近に感じたり、鉄っちゃん、鉄子さんでなくても相当興奮する吹き抜けの大空間でした。

 

左:最寄駅(あおなみ線)から見た外観(向こうには伊勢湾岸自動車道のきれいなブリッジも...)

中:新幹線試験電車300X 奥が超電導リニアMLX01(※注: 私、決して鉄っちゃんではありません)

右:歴代の実物在来線 

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各種車両の展示はもちろんですが、シミュレータは病みつきになりつつ(現場で使用しているものとほぼ? 同じではないか・・・と)、ジオラマの大きさと精緻さ(しかも、時間経過に伴って、乗り物が動くのです!)に感動しつつ、2階もあったのですが忘れてしまうほどで、1階部分で予定の時間の大半を使ってしまうことになりました。

 

何よりも、JR東海の方の粋なお計らいで、私の学部・大学院・研究所時代にお世話になった先生方と再会することができ、想い出の日になったのでした(その割には、お互いに童心に返ってしまい、鉄道館の中ではほとんど散り散り状態でしたが)。ただ、もう一度、現場研究・研修の修行に行かせてもらえるようにお願いするよい機会になりました。

 

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 3枚:C62形式蒸気機関車(外観と機関車の中)

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人と人とをこうやってめぐり逢わせてくれたり、いつもと違う空気・場所まで運んでくれるのは、鉄道の魅力の一つなのでしょうね。ぜひ、一度遊びに出かけてみてはいかがでしょう?(この日、まだグッズ販売がなく・・・とても残念)。

【ippo】 

 

 

 

2011.03.02

1年前の約束

 昨年4月に、立命館大学に移動したが、その後も継続的に、3人の卒業論文と1人の修士論文の指導を行っていた。その人達が無事に、今年の卒業生として、卒業論文、修士論文を書き上げ、提出した。無事卒業予定となった。私としては、本当に良かったと感じている。

 ところで、昨年3月に卒業した3人の学部生と1人の院生は、昨年3月に、研究室の追いコンをやってもらった。もちろん、今年卒業する4年生に、である。その追いコンの時に、今年卒業する4年生と院生は、「誰かに追いコンやってもらえるの?」という話になった。その時に、昨年の卒業生が、「大丈夫ですよ。私たちでやりますよー。」と言った。私は、大丈夫かな、と思っていたが、「それじゃあ、頼むよ。」と言った。そして、昨年の卒業生たちは大学を去っていった。

 

CIMG2272.JPG その追いコンが、なんと、本当に、先日、開かれたのである。私も、もちろん参加した。その会では、何かをじっくりと話したわけではない、他愛もない話しかしていない。けれども、昨年の卒業生は、今年の卒業生のために、お店を予約し、卒業祝いを準備していてくれたのだ。

 

 

 

 

 

CIMG2275.JPG 1年前の約束を果たしてくれた。それも、義務として約束を果たした、というのではなく、今年の卒業生に寂しい思いをさせてはならない、俺たちは、今年の卒業生に自分達の卒論で協力してもらった、後輩のために、できることをやってあげたい、という気持ちが溢れていた。

 1年前にした1回の飲み会の約束、である。でも、その会に参加した人を、とても温かな気持ちにさせてくる飲み会であった。

こんな学生達と出会えて嬉しい、と感じた会であった。

【 智 】(20110226 追いコンにて)