[ 2011年08月 ] の記事一覧

2011.08.11

続・育てる。

「研究者を育てる」私の夢の1つです。

 人には、それぞれの育て方がありますが、大事に育てても、放置していても、結局は勝手に大きくなって行きます。撒いた種が芽を出し、どんな葉をつけ、どんな実になるのか、水のやり方がとても重要だと感じます。植物は過保護に育てると水をやりすぎて葉が腐ったり、放置しすぎると枯れてしまったり、abc.先生からいただいた鉢植えを見ていて、腹八分目の状態で育てることが意外に難しいことに気づかされています。人間も植物や動物と似ているように思います。

 先週のサマースクールに引き続き、日曜日には科研費のイベントである「ひらめきときめきサイエンス」が行われました。高校生のみなさんが参加し、ミクロからマクロまで、たくさんのサイエンスにふれる機会となりました。高校生のみなさんのキラキラした目がとても印象的で新鮮でした。いつもスポ健の学生さんを見ていても感じることですが、5年後、10年後、どんな花を咲かせて行くのかなあと想像してみたり、それと同時に、私自身も研究を続けられる環境で生きていることは確信していますが、どこで生活しているのかなあ、と思いながら先週にひきつづき、見学させていただきました。


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「ひらめきときめきサイエンス」最初の講義はippo先生のリーダーシップ。高校生のみなさんはとても楽しそうに参加していました。私の方は、とても良い勉強になりました。心をほぐすことから始まる講義、私もアレンジして、授業で用いたいと思っています!「教員同士でやってみたらおもしろい!?」とHassy先生。いつも発想がとても豊かです(^^;)


 



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5階の生化学部屋。DNAの抽出。(左上:Mori4maくん、左下;Ma2taniくん)みんな興味深々でした!

普段、目に見えないから神秘的です。

私も実験を初めた当初、DNAが見えた瞬間はすごく感動したことを思い出しました。






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1階のパフォーマンス測定室。高速度カメラを使うとボールがどうなるの?!ということで、野球部の生徒さんにボールを打っていただきました。ものすごい大きな音が会場中に響き渡りました。高速度カメラで普段、何気なく見ているものを超スローで見てみるとボールにどんな力がかかわっているのかがよくわかりました。野球部さんの素晴らしい打球の次に、O塚先生、空振りのはずがつい。。。?

 バイオメカニクスの分野は私の頭の中も学部時代と修士の授業でストップしているのですが、すぐに目で動きがチェックできるので、イメージしやすく、昔習っていたバイオメカニクスの授業の印象が変わりました。

 こういうイベントに参加することによって、将来、研究者を目指す生徒さんが出てくることがとても楽しみでもあります。院生のみなさんにとっても、「教える」ということから「育てる」ということを考える日がくるのでは?!とも感じた瞬間でした










2011.08.10

「青い空は青いままで、子どもらに伝えたい」!!

86日の広島、89日の長崎。それぞれの被爆から66年目を迎えた。今年の「原爆の日」は、311日の東京電力・福島第一原発事故の影響から、放射能による新たな被爆が問題となる中で迎えたことになる。

核連鎖反応を制御しないがゆえに巨大な爆発を起こす「原爆」と原子炉内で核連鎖反応を制御することでエネルギーを持続的に生産する「原発」との「境界」を打ち砕いてしまったのが、チェルノブイリの原発事故だった。1986426日午前123(日本時間)チェルノブイリで、スリーマイル島原発事故をはるかに上回る史上最悪の原発事故が起こったその時、日本の原子力関係者は異口同音に「日本では絶対に起こりえない事故だ」(七沢 潔『原発事故を問うーチェルノブイリから、もんじゅへー』岩波新書、1996年、p.12)と言ったようだ。今やそのような「安全神話」は完全に崩壊してしまった。それどころか、私たちを途轍もないほど「安全文化」崩壊の瀬戸際に追い込んでいる。

 「放射能汚染」の稲藁を飼料とした肉牛の問題では、改めて国内の「食品流通」の広域性に驚かされてしまったが、従来からの野菜や穀物に限らず、私たちが食するすべてのものへと影響が広がっていきそうだ。「生きるうえでの原点」と言われる「食」をめぐる大きな不安をどのように解消していけばよいのか。

このような大きな問題に対して、それまでの「学校保健法」から2008年に改訂された「学校保健安全法」を拠り所とする学校保健・教育保健分野では、どのような取り組みをしていくべきなのか。とくに、改訂の際に「想定」された「安全」の中身とはどのような事柄だったのか。暑い夏空を仰いで、「・・・燃える八月の朝、影まで燃え尽きた。父の母の兄弟たちの・・・」と口ずさみながら、そんなことを考えてしまった。 

ところで、先日ある女子学生が、「夏休みに、仙台の親戚のところに行って来ます。」と明るく声を掛けてくれた。その時、私は、「コープふくしま」から送られて来た「放射能除染作業」ボランティア募集の「ポスター」を持っていたので、「被災地の様子を見てくるといいね。それと、こんなことも募集しているから、行ってみたら。」と誘ってみた。「それは別問題です。」と、あっさり断られてしまった。確かにそうだろう。わざわざ「不安材料」一杯の「放射能汚染地域」に出向くことなど憚られることではある。現に、福島県の子どもをもつ親は「ここに住み続けていいのか?」といった苦悩の日々を送ってもいる。三陸沿岸部の津波被害を受けた地域の人々とは違った心の「重み」を抱いている。

問題は、「食」や学校保健の分野に限らず、もっともっと大きな根底的な課題へと向かうのかもしれない。 mm

2011.08.09

選手のおやつ作り。

<RecOだより 70>
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  8月7日(日)のオープンキャンパス、RecOでは11時半〜12時の間「選手のおやつを作ろう!」というイベントが行われました。
 今回このイベントのリーダーは院生【Yamo】さん。メンバーは先週紹介した「手作り朝食」にも参加してくれた、同じく院生の【Koni】さんです。







 メニューも【Yamo】さんプロデュース
【Yamo】作「豆腐とジャガイモのポンデケージョ」
【Yamo】セレクト「ゴーヤしりしり」
 の2品。


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 ポンデケージョは、たんぱく質を豆腐から、糖質をじゃがいもから取ることで、市販のものよりも低脂肪になり、選手にとって、PFC(たんぱく質・脂肪・糖質)のバランスのよい生地になりました。
 また、栄養価以上に、モチモチの食感が癖になる、おいしい生地に仕上がりました。








 さらに今回は、ごま入りと青のり・桜エビ入りの2種類を作り、それぞれの乾物の栄養価もプラス。それぞれの素材の色が見え隠れして、見た目にも楽しいおやつになりました。
 【Yamo】さん【Koni】さん、何度も試作したかいがありましたね〜!

「ゴーヤしりしり」はもうすぐ発売される『野球食のレシピ』の中の【Yamo】さんお気に入りの一品。こちらもゴーヤの味が癖になる、ビタミンCと食物繊維がたっぷりの、沖縄に伝わる、夏のドリンクです。



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 どちらも相当おいしくできあがったのですが、「ゴーヤしりしり」、参加した高校生からは賛否両論。何度が飲むと美味しさがわかってくるのですが、実際に作ると、色とゴーヤの香りがまだ受け入れられない生徒さんも多かったようです。

 方や、保護者のみなさんからはとても好評!
 大人の味だったでしょうか?
 沖縄では子供も喜ぶドリンクのようですが、「内地の子供」には、ちょっと早かったのかもしれませんね(笑)【abc.】。

 





2011.08.08

キャリアデザイン・シンポジウム

先週の土曜日に、"輝く女性"を目指そうキャリアデザイン・応援シンポジウム「スポーツを通して拓かれる"輝く女性"のキャリア」を開催しました。

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20110808-1.jpg今回のシンポジストには神事真規子さん(元WJBJバスケットボール選手)、川上麻子さん(EndorseYourLife合同会社代表)、田畑 泉先生(立命館大学スポーツ健康科学部学部長)をお招きして行いました。シンポジウム全体のコーディネイトとファシリテイターには、ippo先生にお願いしました。企画・立案には、【仁】先生に協力していただきました。

(写真)右から

 神事さん、川上さん、田畑先生

 

 

 

 神事さんは、ご自身のご経歴から自己紹介されました。小さい頃から背が高くて、中学校から強豪のバスケットボールチームで活躍され、高校卒業後は実業団チームに。でもその実業団チームは1年で廃部。悩んだ末に決断して、三菱電機女子バスケットボールチーム・コアラーズで5年間プレー。そして引退。結婚したのちに、ご主人の仕事関係(国立スポーツ科学センター)でスポーツ栄養学のAB先生(当時、国立スポーツ科学センター所属、現在は本学スポーツ健康科学部教授)と出会い、スポーツに携わるこどもたちに栄養でサポートしたい!、という動機から女子栄養大学短期大学部へ進学。現在、栄養士を目指して勉強中。同時に、「チームジャパン」の活動に参加して、東北大震災で被災した地域へ出かけてのバスケット指導を通じた被災者の皆さんへの支援活動を行っておられます。何度も人生の転機を迎えられ、キャリアチェンジを果たされてきています。それらの転機を迎えたとき、"このチャンスは二度と来ない!"と決断し、その後は、「決断した自分自身のためにも、チャンスをくれた周りの人のためにも結果を出そう!」と奮闘するようにしてキャリアを歩まれてきたことに感じ入りました。

 

 川上さんは、日本体育大学を卒業後に、体操研究所に入り、そこで職域、地域での健康づくりに携わるようになりました。その後、結婚、出産を機に仕事を中断。ただし、フリーの仕事は一定続けていた。ただし、息子さんの小児ぜんそくでたびたびの発作で病院への駆け込み、入院のためフリーの仕事を辞め、環境改善のために転居をする。そのおかげか、小児ぜんそくも改善。大手企業の福利厚生施設に転職。そこでの仕事を通じて、「従業員が元気をなくすことの損失の大きさ」を実感。また、人の見方を固定しない、運動指導はするが相手は人生の先輩、であることを意識できるような気づきを得る。そのため、運動指導に関するスキル、知識だけでなく、他の分野の人と話ができるように、文藝春秋などを読んで社会の情勢にも明るくしておく必要性を痛感。『インストラクターは運動のスキル・知識の伝達だけでなく、魅力ある人間になる必要がある』。その後、健康ビジネスのベンチャーに入り、現在は、EndorseYourLife合同会社を設立して代表として活躍中。「働く人の元気は日本の元気。元気があれば何度でもチャレンジできる。」を実現するために、会社と社員のサポートを心、身体、栄養からアプローチ。川上さん自身が元気印の見本のような人物で、人を引きつける魅力にあふれています。その秘訣は、"好きなことを真剣にやる!"。元気いっぱいの話に、参加者一同、元気をいただきました。

 

田畑学部長からは、この間、知り合われた"輝く4名の女性"についてお話をいただきました。そうそうたるメンバーのお話でしたが、田畑先生は「このようなすばらしい女性のおかげで自分は引き立てられた。男性は、女性から支えてもらう魅力を持たなければならない。」と語っていただきました。この世は男性と女性しかいません。お互いが輝くように、魅力ある人間になるようにしなければならない、とメッセージをいただきました。

最後のまとめとして、ippo先生が、幸せの4要素(ノーベル化学賞の根岸先生)のお話からシンポジウムを締めてくれました。その4つの要素は、①健康、②家族、③仕事、④趣味である。今日の皆さんのお話を聴いて、スポーツ、健康運動はこの4つを裏打ちし、リンクさせてくれる大きな力を持つことを感じました。そして、キャリアの発達に関わって男女それぞれが輝く社会の実現にもスポーツ、健康運動が関わることを知ることができました。とまとめてもらいました。

「キャリア」そのものについて参加者、私自身も深く勉強できたすてきなシンポジウムでした。

【忠】

PS 先週末は、「shine」先生、「敦」先生のブログにもありますように、大勢の方がオープンキャンパスにきてくれました。また、ひらめきときめきサイエンスも開催し、高校生に最先端のスポーツ健康科学を体験してもらいました。立命館大学スポーツ健康科学部の先生方、院生、学部生の活躍を身近に感じられる週末のイベントでした。

 

 

2011.08.07

オープンキャンパス、連日満員です!

暑い夏の日差しが続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

スポーツ健康科学部では、先週のブログでお伝えしたように、
昨日と今日、オープンキャンパス が行われています!

今年のオープンキャンパスは、連日、たくさんの受験生と
そのご家族の方に参加して頂き、心より感謝申し上げます。

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(左は、初日の忠先生による学部説明会
 右は、私が担当した二日目の学部説明会
 の様子です。連日、満員 でした!)




今回のオープンキャンパスには、
昨日のブログで紹介があったように、
たくさんのスポ健学部生・院生が参加し、
様々な企画を盛り上げてくれています (^ ^)

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(左上: 大学院生の就職体験談
 左下・右: 学部学生スタッフ。
 全員、もの凄く頑張ってくれました。
 本当に、ありがとう!
)







私の学部紹介でも、院生と一回生の学生が、
実際にスポ健で学んで感じた事を述べてくれました。
学生の実体験に基づく話ですので、参加者の方には、
よりスポ健を身近に感じてもらえたと思います。

また、スポ健の先生も、研究入門・体験授業で
大活躍でした!

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(左: 善先生の「頭と体を動かす」授業、
 右: キヨシ先生の、超音波エコー実習の
模様です)




今回、参加して下さった学生の中から、素晴らしい
スポ健三期生 が生まれることを期待しています!
それでは、また。失礼致します。
             敦







2011.08.06

オープンキャンパス、頑張っています

今日(6日)、明日(7日)とオープンキャンパスが開催されています。
大勢の高校生が集まり、熱い熱いBKCです。

 

このオープンキャンパスに17名の仲間がスタッフとして参加してくれました。全体の進行に携わったオープンキャンパススタッフが11名で、学部企画に携わったスタッフが6名です。

 

今回は、本日3000名を超える高校生の対応に走り回ってくれた全体の進行に携わってくれたスタッフの頑張りを紹介します。
一週間ぐらい前から、案内表示をはじめさまざまな備品の準備をしてくれました。
数ヶ月前から教職員らと共に、進行スケジュールを綿密に相談し、参加者の動きをシュミレーションし、プログラムを作り上げてくれました。
立命館のオープンキャンパスは学部の教学の紹介ばかりでなく、学生スタッフの顔も参加者に見てもらい立命館大学の魅力を感じてもらうことを目的としています。

 

全体の進行に参加したオープンキャンパススタッフは、昨年、一昨年、オープンキャンパスに参加して立命館大学に魅力を感じ受験をした人がほとんどです。本当に進学して良かったと思っている仲間ばかりです。その気持ちを受験生に伝えたいというのがスタッフらの熱い気持ちです。

 

植村君(2回生)は、「いつもはスポーツ健康科学部の仲間と勉強することが多い。この機会を通じて他の学部の仲間と交流したい。」という目的があって参加したと言います。

 

鳥取君(1回生)は、「自分は神奈川県から立命館へ進学した。それは、全国のスポーツ健康科学部を詳しく調べ、自分の学びたい課題が立命館と一致したから進学した。大学選びは大学名や難易度ばかりで選ぶのではなく、学部教学の中身をしっかり見てほしい。でも一番の思いは自分が気にった学部を高校生に伝えたい」のが参加した理由だと言います。

 

このように参加してくれた多くの仲間は、立命館大学スポーツ健康科学部が大好きだという気持ち一杯でした。
明日も、笑顔で高校生をお迎えしましょう。
私も頑張ります。

 

 

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まずは、バス停前で、但馬君が高校生を会場へ案内します。

 

 

 

 

 

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続いて、鳥取君が入学センターマスコットのリックル君とお出迎えです

 

 

  

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そして、舟木君が来場者にオープンキャンパス案内冊子を封入した立命館バッグを渡します(最高の笑顔ですね)

 

 

 

 

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植村君(左)と辻君(大学院生)が受験指導に対応します。 

 

 

 

スポーツ健康科学部のオープンキャンパスの内容については、他の先生が紹介してくれるので楽しみにしてください。

 

【shine】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011.08.05

夏期活動本番!

Hassyです。

前期定期試験、その採点、評価を終え、スポ健教員もいよいよ夏期休暇、、、ではなく、いよいよここから普段なかなか時間が割けない実験・研究活動が活発となります。

大学院生も9月末の修論構想発表或は研究構想発表に向け、研究に没頭して欲しいと思います。それこそスポーツ健康科学研究科の醍醐味を味わえるのではないでしょうか。

そんななか、先週金曜日には、研究セミナーを聞きながら午後のひとときを過ごそうと企画された「サロン・ド・アプレミディ」の第2回が開催されました。今回は真先生が世話人ということで、真先生と同じくIzumi研究科長研究室1期生で現国立健康・栄養研究所の宮地元彦先生のお話を拝聴できる機会となりました。

超高齢化社会を迎え、新たなエクササイズガイドの策定に向けての今世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)の見直し、浮き彫りとなる課題点、今後の展開などをお話いただきました。
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国内外で発表された大規模前向き研究の結果を系統的に(文字通り)読み込み(膨大な数)、それらを整理する、いわゆるシステマティックレビューによって健康づくりのためのガイドラインを評価、策定していく様子などの、重要な研究現場の一端をお話下さいました。一方、国民の身体活動量は目標値を下回っており、その課題に向け、我々も全力で取り組んでいかなければならないことを痛感させられるお話でもありました。貴重なお話をありがとうございました。
ふと見ると、宮地先生、真先生、Izumi先生ともに自然体で腰にペドメターが掛かっており、「イズミイズム」の浸透を垣間みた瞬間でした。

小学1年の息子の慌ただしい朝も小休止し、授業も小休止とあり、比較的余裕のできた朝は、いつもの自転車通勤を徒歩に変えてみたりしました。
その際撮った写真ですが、我が家から大学までの順番に並んでいます。
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まずは、大津市の我が家から高速道路横の道に入り、「草津市」の看板を見ます。

そして、次に、、、、新たな看板が、、
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何かと思えば「大津市」?の看板です。
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そうしてしばらく歩くと、右手に突然
我らの城、インテグレーションコアが
現れるのです。。。(大学は草津市です) 
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住所があべこべでなんだかよくわかりませんが、この草薮に道があればどんなに通勤が楽か!と思う一方、こんなんじゃ、「イズミイズム」からはほど遠い、、、と思った瞬間でした。。。

さあ、明日から2日間はオープンキャンパスです。
日曜日は高校生対象のひらめき☆ときめきサイエンスです。
先日好評を頂きましたサマースクールと同様の内容です。
大いにときめいてもらいたいと思います。
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スクール受講生によるラット長指伸筋の切片。
ミトコンドリアで働くコハク酸脱水素酵素で染色
しており、速筋線維、遅筋線維の濃淡や、筋線維周囲
に青く染まった核(骨格筋は多核細胞です)が綺麗です。

訂正!)上記の看板、よく考えたら、「草津市」の表示は「ここから先は草津市」の意味ですね。。。だからあべこべではない。完全に地図を読めない男を露呈してしまいました。失礼しました。。。

2011.08.04

成長の過程

  忠先生のブログにもありましたが、「サマースクール」が行われました。私はMoto先生、Hassy先生とともに、2日目に行われた「生化学」をお手伝いさせて頂きました。今年はほとんど全てを見学することできました。今年の見学の意図は「先生方の講義の進め方」を見ることでした。どの先生方もとてもユニークで勉強になりました。
 私の性格上、Hassy先生やキム哲先生、O塚先生のように、講義の中で「大きな笑い」を取る事はできないのですが、参加者の皆様が飽きることがないように、印象に残る情報を提供できるような講義の方法や、また、普段の授業においても学生のみなさんに、的確に分かりやすく指示し説明できる方法を密かに探求しているところです。


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感動したことがいくつかありました。
代謝測定が終わってすぐ、参加者のみなさまがデータの説明へと移動した瞬間、誰も見ていないところで、Mori4maくんと、Ma2taniくんが、ぞうきんを用意して来て、サッと自転車エルゴメータについた汗を拭き取っている場面があり、とても感心しました。当たり前のことなのですが、普段から指導教員の先生方の背中を見ながら、研究活動に専念していることの現れだと感じました。みんなたくましく育っています。研究だけ頑張るのではなく、気配り、目配りができる人として、成長している過程を垣間みた見た気がして、とても嬉しくなりました。逆に私も、将来、指導する立場になったら、研究だけを頑張るのではなく、人間として、周囲のことを考えて行動できる心を大切にできる人材を育てられる指導者になろう!と思わせてくれました。


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大学院2年生の2jiくん。参加者の方に、換気量の測定についてしっかりと教えている姿に成長ぶりを感じました。








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大学院生のみなさんの活躍はとても印象的でした。
大学院1年生のAbeさんが、参加者のみなさんの前で、しっかりと朝食の説明をしてくれました!Konishiさんの出し巻き卵、本当に素晴らしくて好評でしたよ(^^)
院生のみなさん、早朝からありがとうございました!以前、abc.先生からご紹介くださったRecO完成までのDVDにとても感動しました。


院生のみなさん、みんな載せられなくて、ごめんなさい。。。今回のサマースクールでは、普段、あまりゆっくり話ができない大学院生のみなさんともお話ができたことが、とても楽しかったです。「生化学」でお世話になったMa2taniくん、Mori4maくん、Keiさん、2jinoくん、ありがとうございました(^^;


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また、おもしろい出会いがありました。
母校の博士課程でお世話になった藤田和樹先生の教え子さんが参加されていました。大阪大学から参加されていたMadokaさん。現役大学4回生です。テコンドーで世界を目指しているそうです。スポ健の学生たちが授業で、大阪大学の小松先生にお世話になっていて(云々)。。。こういう話から、繋がりが発覚しました。スポ健院生のCritさん、参加者のShokoさん(衣笠キャンパスで柔道部のトレーナーさんとともに武道繋がり?で話が盛り上がった様子でした。懇親会の様子?です(女性ばかりですが、とても良いショットだったので(^^))懇親会の場は、学会等で多くの研究者と会話するためのトレーニングになると思っています。「自身の研究の背景から、どうしてこの研究に到ったのか。。。」しっかりと自分の研究を伝え、自身をアピールるためのトレーニングの機会になるのでは!?とも感じています。




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成長の過程!?
ひさしぶりに、助教部屋の植物登場です!abc.先生からいただいた「ぺぺ」たちが、こんなにも大きくなりました!実は昨日の朝、研究室に駆け込んでこられた忠先生から、里子に出した「ぺぺ」が元気がないというご報告をうけました。。。(根が枯れてしまっていたのですが。。。)また育てたら差し上げますので(^^)




植物を育てるのは、細胞培養の実験と似ています。筋肉の細胞を分化誘導させる手前で増殖させている感覚です。どんなふうに成長して行くのか楽しみです。時々観ると、小さな芽を発見したり...今回のサマースクールでは院生たちのそんな一面もたくさん発見できた気がしました。
 私も、みなさんと一緒に、研究者として、人間として、もっともっと成長して行こうと思っています。香






2011.08.03

学校保健と養護教諭と

 7月30日から8月1日までの3日間、養護教諭の方々との「学習交流集会」に参加した。今年は、BKCに近い琵琶湖畔雄琴温泉での開催だった。

 この「集会」に共同研究者として参加し始めて、もう十数年になる。全国の養護教諭の方々が、それこそ「手弁当」で遣って来る。様々な困難を抱えた学校とそこに通う子どもたちの日常的な姿の一端に触れることができる。

 この間、私が参加しているのは、「保健室から共同の学校づくりへ」をテーマとする分科会だ。今回は、①「保健室登校」の小学校児童が「教室に戻る」までの「教育的な営み」の報告と、②「情報発信」による教職員や学外機関との「連携」を強めるための「つなぐ・ひろげる」報告だった。

 「不登校」を「怠学」や「甘え」とみなして、管理的に処理してしまいがちな学校にあって、保健室での不登校児の姿を丁寧に「発信」する中で、学級担任はじめ「教師集団が変わり」、「保護者も変わる」状況が生まれてくる。

 また、「保健室への来室記録」や「健康診断結果」「保健指導票」「身体測定結果」など、養護教諭であればごく日常的な活動の結果として集積される「情報」を、「保健便り」などの「血の通った、賢い情報」として提供するという「地道な営み」の中で、「生徒が変わり」「教師が変わり」そして「学校が変わる」と言った状況が生まれてくる。 

 最大51人の参加のもとで、小学校から高校まで、勤務し始めて間もない方から退職間際そして退職した方まで、幅広い層の養護教諭が熱く厳しく、そして丁寧な討論で二つの「実践」について学び、そこから養護教諭・保健室の専門性や機能について認識を深めていく。こうした討論を通じて児童・生徒が本当に大切にされる学校が作られていくと言う「道筋」や、一方で、だからこそ必要な「ゆとり」の問題などについてしっかりと学び合えた3日間だった。

 学生諸君の中には、教職について「学校保健」の担い手として「教育的な営み」に携わる人も多いだろう。そんな時、傍らにいる養護教諭や保健室に、しっかりと目を向けて欲しいものだ。 mm生

 

2011.08.02

おもてなし。

RecOだより69>
 
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昨日の【忠】先生の報告にあったサマースクール。2日目の朝は参加者の皆さんへ、院生が中心となり、手作りの朝ごはんを提供しました。

 今回のテーマは「滋賀のおもてなし」。滋賀の料理や県内産の食材を、参加者の皆さんに朝ごはんでおもてなししよう、ということになりました。









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   隊長は【Abe】さん。
 隊員は【Koni】さん【Crit】さん。
 で、考えたメニューは以下の通り。















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 「滋賀の朝ごはん」
 古代米入り滋賀県産のごはん
 だし巻き卵
 具だくさんの豚汁
 赤こんにゃくの煮付け
 海老豆
 もろこの佃煮
 滋賀県産水菜のごま酢和え
 草津産キュウリとトマト
 キウイとグラノーラのヨーグルト
 (別添え:日野菜のふすま漬け)




 

 いつものように(笑)、細かいアクシデントは色々ありましたが、そこは「ちゃんこ番」で鍛えられた院生達。

 【Kei】さんをはじめ、協力してくれた班員外の院生とあうんの呼吸で乗り切り、参加者のみなさんにも朝早くから手伝っていただいたおかげで、時間はちょっとオーバーしてしまいましたが、素敵な朝ごはんができあがりました。

















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 院生達のおもてなしの想いを「滋賀のあさごはん」という形にできました。
 召し上がっていただきながら、RecOの説明を兼ねて、Team RecOメンバー、大阪ガス【Shibata】さん作成『RecO Studio物語』を流しました。RecOの昨年度の活動をまとめたビデオクリップです。
 まだ、一年ちょっとですが、色々な想いを少しずつ形できました。
 これからもRecOを通じ、想いを伝えるおもてなしができれば、と思います。


 来週末は、オープンキャンパス。
 RecOでは7日(日)11時半から「選手のおやつを作ろう!」を開催します。
 こちらの企画も、今回は院生【Yamo】さんが担当。

 手軽に出来る、舌にも体にもおいしいおやつでおもてなし。
 一緒に味わいにいらっしゃいませんか?【abc.