Hamaです。
今月8日、スウェーデンのカロリンスカ医科大学が、今年のノーベル医学生理学賞を発表、ノーベル賞受賞は日本人としては、山中教授が19人目、医学生理学賞は2人目となりますね。
皆さんもご存知の通り、山中教授は体の細胞から、様々な細胞に変化することのできるいわゆるiPS細胞(人工多能性幹細胞)の第一人者としてあまりにも有名です。
もともと私達は、母親の卵細胞1つからできているわけで、受精によりその後どんどん細胞が分裂していろいろな臓器が出来てくるわけです。
この過程は、"一方通行で決して逆行することはできない"、と思われていました。
今回の発見は、大げさに言えば、"逆行"つまり時間を遡ることができることを証明したようなものです。そうです、タイムマシンのような!!ちょっと言い過ぎですが・・・
通常は、卵細胞から皮膚ができるわけですね。でも、山中教授の発見は、皮膚から卵細胞を作ることができるというものです。実際に、京都大学の林勝彦准教授のグループがマウスのiPS細胞から卵子を作ることに成功し(数日前に発表)、その卵子を体外受精させ、マウスの子どもが生まれることを証明したのです。
山中教授の発見を応用すれば、様々な病気の治療に役立つわけで、素晴らしい研究と言えます。ただ、安全性や倫理面での問題点は数多くありますから、今後注視する必要がありますね。
まずは、日本人のノーベル賞受賞、おめでとうございます!!ちなみに、同い年の私としても、大変感動しております。
【Hama】