ちょうどこの頃学園祭です。
BKCでは、11月3日、4日、
衣笠では、11月10日、11日に開催されます。
BKCの11月4日には花火も上がる。。。
そんなこんなで落ち着きのない時期でもあり、
少し寒くなりつつもある時期です。
さて、ここのところ感動のない生活をしているので、
なかなかネタに困ってきましたが、読んだ本でも紹介しようと思います。
みなさんは、佐野眞一はご存知でしょうか?
あまり有名でないかもしれないですね。
この方はノンフィクションライターとして、非常に有名な人で、
ダイエーの倒産や東電OL事件(冤罪が確定しました)など、
多くの事を取り上げています。
そんな中で、今日取り上げるのは、
『あんぽん』と『沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史』です。
『あんぽん』は、ソフトバンクの孫正義を取り上げたもの、
『沖縄・・・』は名前の通り、沖縄の話です。
特に『沖縄・・・:』は下手な小説より面白いので、
ぜひ読んで欲しいのですが。。。
両方とも特徴として、丹念なインタビューを通じて、
また関係者のネットワークを通じて、
過去の事実を、しかもあまり書かれない事実を丁寧に拾い上げ、
それによって、対象の表に出てこない基盤となる部分をうまく描き出している、
というのが特徴でしょうか。
『あんぽん』では、孫正義のルーツに焦点があてられ、
なぜ孫正義は孫正義となれたのか、について書かれていきます。
特に特徴的な父親が、うまく描かれています。
また、『沖縄・・・』は、アメリカ軍政下の沖縄の状況も含め、
多くの沖縄に関係してきた人物を通じて、沖縄とはどんなものなのか、
を描こうとします。
沖縄の暴力団に始まり、経済界、芸能との関係など、
描きつつ、沖縄と日本の関係を描き出しています。
結局、日本本土との同化政策によって、沖縄らしさ、
が失われつつ同化した姿で生きている、というのが結論と読みましたが、
非常に面白いものでした。
基地問題にしても、基地の存在と軍用地主の問題など、
あまり本土で見ない内容についてもきちんと触れられ、
佐野眞一のノンフィクションライターとしての強い思い、についても、
色々と感じました。
そんなこんなで、ネタに少し困った時の読書ネタ、でした。
そういえばそうそう、過去を振り返って、続きもの連載するんだったっけ。。。
来週こそは忘れずにしようっと。
ではでは。
PS:AMAZONのKINDLE、予約しました。家にAndroidタブレットは一つあるのですが、安さ、に惹かれてしまいました。。。ただのおもちゃになりそうな予感がしています。。。