今日は、先週に授業研究でお邪魔した、彦根市のとある小学校からの話題です。
授業は4年生の「総合的な学習の時間」。
今回の単元は、高学年から始まる外国語活動をみすえて、近くにある彦根城のちびっこガイドとして、おすすめポイント・秘密のポイントを英語で紹介してみよう!という課題がゴールです。
子どもたちは、とても豊かな調べ学習を展開していて、伝えたいことがたくさん出てきました。
ただ難しいのは、それをどうやって英語で伝えるかということ。
まだ外国語活動(週1回、5,6年のみ)を行っていないので、これまでの朝学習などで体験した積み重ねから、何とか言おうとします。
英語がわからなくても、分かる単語や身振りを存分に使って、伝えようとする意思にあふれていて、それが子どもたちのとても良いところだな、と思っていました。
その中で、一番良いなあと思ったのが、これです。「おもてなし」というcatchyな言葉で、今回の活動の目標となる要点がすべて語られています。
授業の前後に担任の先生が子どもたちに意識化させたからか、子どもたちも活動の過程において、自分たちで「もっとこうしたら、おもてなし、のようになるんちゃう?」と自己評価しながら進めていたのが印象的でした。
このような、子どもたちにもスッと納得させることのできる「標語」づくりは、現場の先生のセンスには到底かなわないなあといつも思います。
担任の先生だからこそ、子どもの実態をよく把握されていて作れるのだろうなあと思います。
そして、それが授業の目標の共有にとても役立っていることが、今回の授業ではとくに印象的だったのでした。
私も、こんなウィットに富んだ標語を授業の中に入れてみようかしら?でもセンスが無いのですが・・・。
現場に行くと、いつもたくさんのことを学びます。
12月初旬には、私が院生のときに授業研究に入っていた小学校の研究発表会があり、ゼミ生とともに参加してきます。
現場での授業を「生徒」側からではなく、客観的に見て、感じたことを交流することで、学びを深めていってほしいと思います。
≪おまけ≫
今回は、校長先生のおはからいで、給食まで頂いてしまいました。
栄養バランスも良さそうですねー。
校長先生の「検食」は、これに加えてアレルギー対応の子どものおかずもあります。
私自身、アレルギっ子を持つ母親としても、そうかあ、なるほどなあと、
学校側の常日頃の丁寧な対応に改めて感謝する機会にもなりました。
ma34.