[ 2013年12月 ] の記事一覧

2013.12.21

機能性食品の開発と商品化までの道のり

  先日、味の素株式会社のKさんとお会いして、味の素から発売された新しい商品を頂きました。
「アミノエール」というサプリメント(機能性食品)はAmino L40という必須アミノ酸の一つであるロイシンの配合を高めた組成のアミノ酸を含んでいます。
立命館大学でもスポーツ健康科学部が開講されてから間もなく味の素さんと共同研究を実施し、Amino L40のサルコペニア予防効果について検討を続けてきました。

  このサプリメントは中高年に向けたものとして通販で販売されるそうです。
少しでも自分が研究開発に関わりを持った機能性食品が市場に出る、というのはとても嬉しい気持ちになります。
このサプリメントが一人でも多くの方の健康増進に寄与することを期待しています。

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satoshi


2013.12.20

拡大するスポーツ市場にリテール業の枠を飛び出し挑戦!!

こんにちは。

寒い毎日が続きますが、みなさん、お変わりありませんか。

さて、今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」は、ゼビオ株式会社代表取締役、諸橋友良さんがご講義下さいました。

 

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ゼビオ株式会社は国内業界2位、世界11位のスポーツ用品リテール企業ですが、社会の変化、経営環境の変化を捉え、時代の要請に応えるサービスを提供し、顧客を創造してるビジネスの様子が紹介されました。

それは、新領域で事業を展開し、新しい市場を創出、そして、その成果はリテールに還元され、スポーツを通じて人々の生活や心を豊かにするというビジネスのダイナミズムを感じるものでした。

そして、トップマネジメントたる社長のご講義からは、ドラッカーの言うマネジメントの重要性、イノベーションの必要性が強く感じられ、ご講義に中で取り上げられた「右脳」と「左脳」のお話には教室に満員の受講生も興味津津でした。

ありがとうございました。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.19

卒業論文提出が無事完了しました!

 本日が、スポ健1期生の卒業論文最終提出日です。本日の17:00までとなります。sanaゼミは15:15にて全員提出が完了しました。手伝っていただいた院生、3回生の皆さん、ありがとうございました!部屋の中は、これまでにないくらいの熱気でした。本年度は8名の提出ですが、来年度は留学中の学生も含めて13名となります。来年度はもう少し余裕を持って準備を始めたいものです。sanaゼミ卒論生のタイトルは以下の通りです。ギリギリでしたが、皆さん本当にお疲れさまでした!sana

身体不活動時間の減少と生活活動量の増加がメタボリックシンドロームリスク因子に及ぼす影響
最大酸素摂取量・換気閾値と生活習慣病リスクとの関係に及ぼす加齢の影響
下肢筋量の左右差と静止立位時の平衡機能との関係
睡眠時間とメタボリックシンドロームリスク因子との関係に及ぼす加齢の影響
スポーツ教室に通う小学生の体力,形態および身体活動量についての一考察
筋量と筋力,運動機能を指標としたサルコペニアとメタボリックシンドロームリスク因子との関連性
姿勢で分類した低強度生活活動とメタボリックシンドロームリスク因子との関係
小学生を対象とした超音波法による下腿骨格筋量推定法の開発

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2013.12.18

ゼミナール大会分科会

おはようございます。ma34です。

今日は、一回生基礎演習のゼミナール大会本番(分科会)でした。
一つの教室に、基礎演習のクラスを超えて、同じテーマで集まったチームがプレゼンを行います。

どのチームも一足先に仕上げて提出した論文を踏まえて、
各班にこだわったPPTを作成し、緊張感のなかプレゼンを行っていました。

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今年、私が受け持った分科会で良かった点は、どの班からも質問がしっかりと出来たことでした。
自分たちの調査や自分の経験に引き付けて、興味関心をもって質問し、他班の質問に関連付けて重ねて質問をする、といった、議論の深まりもありました。

 また、さらに良かった点もありました。それは、質問に対する応答のなかで、「現時点で言えること・調査からわかること」と、「今は未だ何とも言えないこと・調査の限界点」を区別している班があったことです。

 一つの研究ではすべては語れないという限界も一定認識したうえで、調査結果から推察できることを述べていくということは、今年、このゼミナール大会で学んでくれた一つの成果なのではないかと思いながら、聞いていました。

 とにもかくにも、皆さん、お疲れさまでした!
 ファイナルに進むのはどのチームでしょう???
 結果は明日の3限に発表だそうです! 進出するチームは、さらに磨きをかけてファイナルに挑みましょう~!

ma34.

2013.12.17

卒論も大詰め

 いよいよ今週の木曜日は、卒論の〆切日です。
 ここのところずっと、研究室でみんな集まって、入れ替わり立ち替わりで分析やら、論文最後の仕上げの作業やらを進めています。

 おそらく内心はそれなりに焦っているのでしょうけれど、そんな様子はみじんも見せず、どこか楽しんでいる様子すらあります。情報共有し合ったり、ぜんぜん違う話に逸れてみたりしながら、適度に息抜きをしながら進めるところは上手です。

 みんな無事に提出してくれることを祈りつつ・・・。  【ippo】

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卒論の情報共有をしていたかと思っていたら、いつの間にか
話題は、ビスケットの形をみて動物当てクイズに移り変わっていました。
何とも和やかな卒論作成風景です・・・・・。

本学部の宇佐美くん(4回生)が、BS朝日で取り上げられるというので、夜中ずっとゼミの中では大盛り上がりでした。宇佐美くんも、今、シーズン中ながら一生懸命卒論作成に取り組んでいます。
この番組のなかで、指導者のひと言の大切さをしみじみ感じさせられました。






2013.12.16

カンファレンスと「学びの実感」

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先週の土曜日の夕方に、 『アスリートのリハビリテーショントレーニングを考える』

 というテーマでカンファレンスを開きました。講演いただいた先生は次の3名でした。土曜の夕方にも関わらず120名を越える参加者がありました。

 






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Lasse Thue先生(バーバリア病院、ドイツ) 

          「リハビリテーショントレーニング」    

小川宗宏先生(奈良県立医科大学)

          「メディカルの立場からのアスリートリハビリテーション」    

栗原俊之先生(スポーツ健康科学部)

          「アスリートの体幹・足部の形態的特徴とトレーニング」    

 競技力向上のためには、高い強度のトレーニングが不可欠ですが、トレーニングならびに高いパフォーマンス実現には、傷害のリスクが高まります。言い換えると、アスリートに「ケガはつきもの」ともいえます。ただし、ケガ・傷害からの復帰過程は、トレーニングと同様に重要性を増しています。今回のカンファレンスでは、リハビリトレーニング、アスリートリハビリテーションに関する最新の研究成果を国際的に有名な先生方より紹介してもらいました。

 

今回、積極的に参加してくれた学部1回生の【maiko】さんより、参加の感想をもらいましたので紹介します。1年間の学びの実感を寄せてもらいました。


 私にとって、自主的にこういったものに参加したのは初めてだったので、とてもいろいろな刺激を受けました。私は今回の講演を聞いて、内容はもちろんですが、それ以上にその場の雰囲気や発表そのものに対してすごく感じたものがありました。

 例えば、私は授業で英語P1P2を経験しているので、英語でのプレゼンというものは小規模ながら経験しています。しかし、実際に外国の先生のプレゼンを生で聞いたのは初めてでした。先生はゆっくり話してくださったのでわかりやすかったですが、それ以外にも、ジェスチャーが大きく、当たり前ですが流暢な英語で専門的な内容を話してくださったことが、私にとってとても新鮮でした。

 すべての先生の講演に共通して言えたことですが、私がスポーツ健康科学部に入学してから講義で習って得た知識がたくさん出てきたので、聞いていてとても楽しかったです。たった一年弱しか習っていない、まだスポーツ健康科学をかじっている程度の自分でも十分に理解できたので、これからの講義への意欲が高まったと思います。 

 また、質疑応答の時間の時にも驚くことがありました。大学の講義中の質疑応答では、一人が質問をして、その返答をもらったらそこでその人の番は終わるような流れが多いです。しかし今日は、質問に対する返答の後、更にその返答に対する質問や、あるいはほかの質問をするなど、presenter audience のやり取りが活発で、面白かったです。

 どの先生のお話もとても興味深くて、印象に残るものばかりでした。今回の日本トレーニングカンファレンスの講演に出席したことで、普段の学生生活からは得られないことを学べたと思います。今日感じたことを、これからの授業やコース選択など、今後に生かしていきたいと思います。今後も積極的にこういった場を経験していきたいです。

 一歩踏み出すことで多くの刺激を受けてもらい、学びを実感してもらたのは何よりの成果です。来週以降もありますので、ぜひ、お越し下さい。

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/index.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

土曜日のお昼はプレエントランスでした。AO、指定校、推薦入試の合格者が集まり、4月入学に向けて激励しました。準備を十分にして4月に再会するのを楽しみにしています。

【忠】




 

2013.12.15

さあ、「どうする」?「どうなる」?

 

1219日の「卒業論文」提出に向けて、ゼミの4回生は、最後の追い込みに掛かっている。1210日・火曜日のゼミの時間に「完成原稿」を持ち寄り、「添削」した上で19日の提出に間に合わせる段取りにしていた。1210日そのものが、「ぎりぎり」の日程で、本来はもう1週間も早い方が余裕があると言うものだ。

残念ながら、当日「完成原稿」を持って来れたのは1人だけ。この1人については、すでに事前に「ほぼ完成」の段階で目を通していたので、多少の意見の遣り取りをしただけで、後は「形式的な」漏れのないようにとの指摘だけに留まった。

論文内容にまで踏み込むと、それはそれで大掛かりな修正も必要になってしまう。提出間際の段階ではそれはあまり生産的ではない。もちろん、3回生から「2年がかり」で準備してきた卒業研究だから、本来は、その間に十分議論し、作業も吟味しておくべき問題だ。結局、今の時期に現れる「成果」は、2年間の研究作業の到達点であり、結果でしかない。研究内容が充実しているかどうかは、指導担当者たる私の指導力によってこそ決定付けられるものだ。そうだとすれば、今この時期に「あれこれ」望むことは避けて、先ずは、「完成原稿」の出来上がりを確認することに徹する外ない。内容吟味については、「目を瞑る」ことにした。

ところで、ゼミ内での「提出日」である1210日に、何とか原稿を持ち込んで来たのは、先に紹介した学生を含めて4人。その内1人は、あと少しの「書き足し」をして完成ということにした。さあ、後の6人はどうした?? 大きな不安が過ぎる。

1212日・木曜日、13日・金曜日とも夕刻までを「添削」の時間に充てたが、遣って来たのは4人。その内3人は、何とか完成の目途が立った。もう1人は、「目次」作成を含めて、論述内容の組み換えも必要な状態だ。

さて、進捗状況が全く把握出来ていないのが3人いる。10日の「提出日」に顔だけ出して、論文作成作業のために早々に立ち去った2人と、もう1人は、全く顔を見ていない。大きな心配が残る。1216日・月曜日の夕刻が最後の「添削」の機会となる。何とか「完成原稿」を持ち寄って欲しいものだ。

mm

2013.12.14

今後の介護は?

「介護ショック」
今週手に取った東洋経済のタイトルはまさに今後の日本を反映していました。
2025年には5人に1人は後期高齢者の75歳以上になると予想されています。
それに伴い社会保障費に占める介護の割合も2025年には2.3倍に跳ね上がると予想されています。
今後は介護に頼らず如何にして自立した生活を維持していくか、が最大の課題になります。

今週末は広島県の福山市に行ってきました。介護事業に関わるスタッフへの運動・栄養に関わる研修と、地域の高齢者に向けた市民公開講座で講義してきました。今年で福山に行くのも3年目になりますが、毎年大勢の高齢者の方々に楽しく運動を実践していただくことが僕にとっても励みになっています。

2013.12.13

スポーツ消費者の変容に対応するリテールビジネス

こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」は、ゼビオ株式会社 執行役員 商品部門長の江川正規氏による「スポーツ消費者の変容に対応するリテールビジネス」でした。

小売業の定義は「物を仕入れ、販売する」であり、この定義自体は不変のものです。

しかし、社会の変化、ライフスタイルの多様性、人々の変化など、時代の変遷の中で、ビジネスの在り方は大きく変化しています。

ゼビオ株式会社も半世紀の歴史がありますが、紳士服の販売からスポーツ用品販売へ、さらにファッションビジネスを取り込み、人々の求めるニーズにきめ細かく応える商品展開、そしてハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアで、さまざまな人々を顧客としているあり様が動画も交えながらたいへんわかりやくす語られました。

まさにドラッカーのいう「顧客の創造」です。

 

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今日も教室に満員の学生たちが熱心に聞き入りました。

江川さん、ありがとうございました。

本日はUSF代表理事の諸橋寛子さん、特別協力講座を担当いただいている西村さんもお越しくださいました。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.12

博士前期課程の運動処方特論

 急に寒さが増してきました。卒論の提出がいよいよ来週となりました。体調管理にはくろぐれも気をつけてください。

 さて、今回は大学院の授業を紹介させていただきます。私が担当している運動処方特論は、運動前のスクーりニングや科学的な運動プログラムの作成方法を学ぶ授業ですが、大学院では健康に関連する様々な測定を院生自ら実施し、評価する、という内容を後期授業の後半に行っています。スポーツ健康科学部の教学理念の1つに「学際性のある研究」が勧められていますが、健康科学も様々な領域があり、運動生理学のみではなく、心理学や栄養学など幅広い分野に渡っています。そこで、このような幅広い知識や測定技術を持った院生たち10名が、それぞれの専門分野の測定・調査を行い、最終的に全てのデータを統合し、複数の分野をミックスした、新しい成果を発表する、という授業を実施しています。これまで、体組成、栄養評価、心理分析などを行ってきましたが、先週はモーションキャプチャーを用いた、投球ホームの解析を実施しました。分野の異なる測定を実際に触れることで、他分野の基礎知識を手っ取り早く理解することができます。皆さん興味を持って、毎回工夫を凝らしながら実験しています。そのうち、インパクトのある斬新な研究アイデアが生まれることを是非期待しています。sana


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