こんにちは。
先日、セミナーの講師を務めさせていただきました。
テーマは、「オリンピックへの期待─社会のあり様とオリンピック、ビジネスとオリンピック─」
オリンピックに関わって問題にされるのは大別すると、オリンピックと政治の問題、そして、オリンピックとビジネスの関係です。
これまでもオリンピックはその影響力の大きさから、開催国やさまざまな組織、団体が、何かを世界に主張、アピールするために利用されてきました。
2020年の東京大会で、日本は世界に何を発信するのでしょうか。
それは、「上質で成熟した社会の姿」ではないかと思います。
そのためには、オリンピックに向かうプロセスが大切です。
そして、オリンピックの後に何を残すのか。
また、オリンピックが財政的に健全に開催されることは重要で、今やオリンピックは最大のメガスポーツイベントビジネスです。
しかし、巨額の収入の半分が放映権料収入となり、しかもその半分が北米の放映権料になっている現実が、競技スケジュールへの介入や放映に適さない競技のルール改訂やオリンピック競技からの脱落を生み出しています。
オリンピックの「商品」は世界のトップアスリートが国の威信を懸けて闘う競技ですが、これはプロスポーツのゲームイベントではありません。
世界のトップアスリートたちが集い、最高のパフォーマンスを発揮することが、ドラッカーの言う「顧客の創造」を進めることになるのです。
BULLCO