また、3回生、4回生の皆様にも、験者や被験者として沢山のご協力を賜りました。皆様のサポートなしでは完成できなかったと感じております。
卒論執筆に当たり、後藤先生、笠井さんには20回を超える訂正をしていただきました。何度提出しても訂正される卒論に、嫌気がさすこともありましたが、お忙しい中でも妥協することのないお二人の姿を目の当たりにすると、私が妥協するわけにはいかないと感じられました。また、沢山の方に支えられていることを実感する日々となりました。
[ 2014年12月 ] の記事一覧
2014.12.11
2014.12.10
2014.12.09
私が担当する講義で、他学部の学生に開講している教養科目で「スポーツのサイエンス」という科目があります。今年は理工学部の学生さんに開講の授業を担当しています。
昨日は、東洋大学理工学部教授の小河繁彦先生にお越しいただき、「ディコンディショニングとスポーツ科学」というタイトルで講義いただきました。
小河先生は、循環器系の運動生理学の分野で世界的に著名な先生で、毎年の学術論文の掲載数も相当なものです。
今回は、一般の教養科目ということで、科学とは何か?スポーツを科学するとはどういうことか?という命題から丁寧に生理学のお話をされました。
また、運動パフォーマンスを決定づける要因は幾つもあって複雑であり(例えば技術的なことや体力など)、逆に選手のパフォーマンスを科学的に決定づけることは困難であることも説明されました。例えば、サッカー選手のパフォーマンスは、科学的に測定できる持久性能力や筋力、走スピードなどで一定の判断はできますが、テクニカルな側面(これは例えばそのチームの戦術によってその価値は変わってきます)やその試合でのコンディショニング、調子・モチベーションなど、複雑な要素が絡んでおり、一概にパフォーマンスを一般的科学の大前提である「数値化」して提示することは極めて困難であることを説明されました。
しかし、同時に、各生理的指標の重要性も指摘され、言い換えれば、各種生理的要因が高い水準で維持されることによって運動パフォーマンスも高いレベルのものを発揮できることを強調されました。
また、興味深かったのが、人間の生理的な限界です。例えば、睡眠なしで生きられる時間、人間は最大海抜何メートルまで到達できるか?呼吸を止められる最長時間は?記憶力の限界は小説「白鯨」の何冊分?体温は何度が下限?飲まず食わずでどれくらい生きれる?などなど。。。
これらの観点からヒトの生理的適応を学んでいくことも面白いと思いました。
丁寧な講義のため、準備していただいたスライドの全部は話すことができず、もうあと1時間の授業が欲しかったところですが、受講生は多くのことを学んだと思います。
他学部開講授業ですが、スポ健生にも是非聴講して欲しかったと思いました。2014.12.08
先週紹介しました、当方の研究室まで質問・インタビューに来てくれた滋賀県内の公立高校の生徒さんたちから、お礼状が届きました。最近は、即時性のためかお礼の挨拶を頂くのも「メール」が主流ですが、今回は封書で頂き感激しました。内容もさることながら、表書き、裏書きもしっかりとした字で書かれていて、ご本人たちならびに先生の指導の賜物と感心していました。
そのお礼状をみて喜んでいたところに、もう一通、お礼状を頂きました。こちらは、関東の中学2年生からでした。ここの中学校では修学旅行(研修旅行)で京都まで同行し、そのあとは本人が調べて好きなところへフィールドワークをさせているようです。この中学生から事前に電話で当方の研究室を訪問して、「スポーツバイオメカニクスの動作解析を学びたい!」ので、訪問させてくださいとのこと。もちろん、前向きな行動力に感激してOK。ただ、残念ながら当日は出張のため、ポスドクの樋口先生と4回生のゼミ生にアテンドと指導をお願いしました。写真はそのときにとったもので、高速度ビデオ撮影で動作解析を習ったようです。その中学2年生から、想いのこもったお礼の手紙を頂きました。
いつも学生たちには、「仕事、事業、ものごとの締めくくりは、『お礼状』である」と繰り返し話しをしてきています。そのせいか、この間、スポーツメーカーの研究所、他大学の研究室との交流会などでお世話になったときに、ゼミ生たちはすぐにお礼状を送ってくれています。関わっていただいた方々に、感謝の思いを伝えることができることは非常に素敵なことです。
学生に伝えていることの一つとして、「皆さんは社会から多くのチャンスをもらえる。ただし、素直で礼儀正しいことが前提です。そして、感謝を伝えられることでより多くのチャンスに恵まれます。」
「ありがとう」の素敵な循環で、若者が多くのチャンスをもらい、その若者たちが気持ちよくチャンスを与えられる大人になってくれることを願っています。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
卒業生から、FBで「こどもが産まれました」と嬉しい知らせ。可愛い新生児の写真とともに、それを喜んでいる卒業生とその家族に思い至ります。人生にはいくつかの節目、転機がありますが、誕生はまさにその1番目。親にとっても、大きな節目です。この可愛い赤ちゃんの成長とともに卒業生のこれからの人生も広がっていくでしょう。
【忠】
2014.12.07
2014.12.06
2014.12.05
2014.12.04
2014.12.03
2014.12.02