[ 2014年12月 ] の記事一覧

2014.12.11

卒論提出者からのメッセージ

今週も卒論に関する内容です。今週月曜日から卒論提出が始まり、既に提出を終えた学生、まだパソコン画面と向き合いながら奮闘している学生など様々です。

私のゼミでは、今年度13名のゼミ生が卒論を執筆しています。アスリートを対象にした研究から子どもの調整力に着目した研究まで、テーマは個々により異なります。ゼミとしては、「全力で取り組む」「あきらめない」「妥協しない」という3点を徹底しようと、繰り返し学生に話をしてきました。先日提出を済ませた2名のゼミ生から届いた研究室全体に向けての御礼のメッセージを読み、自分の伝えたかったことが伝わっていたと実感することができました。とても心に響くメッセージでしたので、ここで紹介したいと思います。
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本日の午後、卒論の提出が完了いたしました。
そのご連絡とともに、皆様へ感謝申し上げます。

後藤研究室の規模が過去最大となった今年は、先生も大変多忙な年となったと思います。そんな中、いつも一人一人に対して、丁寧に御指導して下さった後藤先生には、大変感謝しております。本来であれば、もっと早くに完成することが望まれていたにも関わらず、先生への提出が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

大学院生の皆さんには、実験の実施から、論文の執筆までサポートしていただきました。お忙しい中、ご指導して頂き、誠にありがとうございました。特に、笠井さんには感謝してもしきれないほど、お世話になりました。ご自身の研究と、様々な選手の測定が重なる中、時間を作っていただきました。卒論の添削の為に、笠井さんの睡眠時間が削られているにも関わらず、決して態度に出さず、いつも的確に訂正してくださいました。ボリュームのある卒論を、何十回も添削していただいたことは忘れません。本当にありがとうございました。

また、3回生、4回生の皆様にも、験者や被験者として沢山のご協力を賜りました。皆様のサポートなしでは完成できなかったと感じております。

卒論執筆に当たり、後藤先生、笠井さんには20回を超える訂正をしていただきました。何度提出しても訂正される卒論に、嫌気がさすこともありましたが、お忙しい中でも妥協することのないお二人の姿を目の当たりにすると、私が妥協するわけにはいかないと感じられました。
また、沢山の方に支えられていることを実感する日々となりました。

重ねて、皆様に深く御礼申し上げます。

スポーツ健康科学部4回生 XXX
(一部省略)
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私事ではありますが、ちょうど1年前の今頃、ゼミのことで先生に相談させていただきました。周りのみんなが頑張っている中、なかなか頑張れずにいた私でしたが、「スタートはみんなよりも遅れたけど、今から120%の力で頑張ろう!大丈夫!」と優しく励まして下さり、私はここまで頑張ってくることができました。こんな私でも見捨てずに、面倒をみていただいたことに本当に感謝しています。今このように、最後までやりきることができて、本当に嬉しいです。

また、大学院生の土屋さんには、実験の段階からサポートしていただき、本当にお世話になりました。毎日実験等でお忙しい中、いつも全力で私の卒論を添削して下さり、私も全力で取り組もう!と頑張ることができました。土屋さんのサポートがあったことで、とても良いものに仕上げることができました。

卒論の作業はとても地味で、大変でしたが、妥協せず、全力で取り組むことで、もはや楽しんで取り組んでいる自分がいました。なので、今は提出した達成感と、どこか寂しさも感じます。。

そんな気持ちで取り組めたのも、後藤先生や土屋さんをはじめとする、皆様のおかげです。本当にありがとうございました。感謝しております。

口頭試問ふくめ、最後までしっかりやり抜きたいと思います。
今後とも、よろしくお願い致します。

つたない文章ですが、御礼の言葉とさせて頂きます。

スポーツ健康科学部4回生 XXX
(一部省略)
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嬉しかったです。そして、2名とも成長しました。また、サポートをしてくれた大学院生の努力にも心から感謝しています。

「なぜ卒論を頑張るのか?」「卒論を頑張ることで何が得られるのか?」その答えは彼女達からのメールに凝縮されているように感じます。4回生が一生懸命書いている卒論の内容は、1年後にはその多くは頭から消えてしまうでしょう。私自身、学生を終えてから卒業論文を開いたことは一度もありません。卒論の内容が社会に出てからの仕事に直結するとも思いません。けれども、「妥協せずに頑張ったこと」は5年経過しても10年経過しても自分の中にずっと残ります。「やりきったこと」が自分への自信になります。多くの学生は社会に出た後に、歯を食いしばり、睡眠時間を削って頑張らないと乗り越えることのできない壁に遭遇するはずです。その時に頑張るのか、頑張らない理由を作ってあきらめるのか、、、卒論を妥協せずに頑張り抜ける学生は、将来遭遇するであろう壁に対しても正面から向かっていけるのではないか、私はそのように考えています。

提出に向け奮闘中の学生には最後まで頑張り抜いて欲しい、きっとこのことが自分の力になると信じています。

2014.12.10

基礎演習 いよいよ来週ゼミナール大会分科会★

こんにちは。ma34です。

今日は水曜日、基礎演習の日です。
先週の論文提出は、どの班もしっかりと提出できたようでした。
例年、最後の週の頑張りには目を見張りますが、
今年は今までよりもラストスパートの力が強かったように思います。
(逆を言えば、スタートが遅かったというか。。。)

いよいよ来週に迫った分科会の準備として、
今日は1,2限を使って発表練習を行いました。



写真からも伝わりますが、スライドを工夫していた班が多く、
1週間の準備時間のなかで、一生懸命に取り組んでいる様子が伝わってきました。
ただ、まだ原稿を作成途中であることもあって、
下を向いている様子も写真から伝わるように、これから一週間、さらに良いものを目指して欲しいと思います。

今日、前期でお世話になっていた2回生のオリターさんから、
最後にコメントをいただきました。
そのコメントの中で印象的だったのは、「後期の時間を長く使って自分たちが調べてきたテーマなのだから、もっと自信をもって発表してください」というものでした。
本当に、そうだと思います。
時間をかけて、何もないところからテーマを立て、調べてきた中身です。
グループで協力して作り上げてきたものです。
その自分自身の努力や成果を、しっかりと見つめて、自信につなげてほしいと思います。

来週の分科会がとても楽しみになってきました。
真剣に場に臨むこと、そして他のクラスの発表を聴いて意見を交流する場を経験することで、
1回生がまた一回り成長する姿をみたいと思います。

ma34

2014.12.09

スポーツのサイエンス1

Hassyです。

私が担当する講義で、他学部の学生に開講している教養科目で「スポーツのサイエンス」という科目があります。今年は理工学部の学生さんに開講の授業を担当しています。

昨日は、東洋大学理工学部教授の小河繁彦先生にお越しいただき、「ディコンディショニングとスポーツ科学」というタイトルで講義いただきました。

小河先生は、循環器系の運動生理学の分野で世界的に著名な先生で、毎年の学術論文の掲載数も相当なものです。

今回は、一般の教養科目ということで、科学とは何か?スポーツを科学するとはどういうことか?という命題から丁寧に生理学のお話をされました。

また、運動パフォーマンスを決定づける要因は幾つもあって複雑であり(例えば技術的なことや体力など)、逆に選手のパフォーマンスを科学的に決定づけることは困難であることも説明されました。例えば、サッカー選手のパフォーマンスは、科学的に測定できる持久性能力や筋力、走スピードなどで一定の判断はできますが、テクニカルな側面(これは例えばそのチームの戦術によってその価値は変わってきます)やその試合でのコンディショニング、調子・モチベーションなど、複雑な要素が絡んでおり、一概にパフォーマンスを一般的科学の大前提である「数値化」して提示することは極めて困難であることを説明されました。

しかし、同時に、各生理的指標の重要性も指摘され、言い換えれば、各種生理的要因が高い水準で維持されることによって運動パフォーマンスも高いレベルのものを発揮できることを強調されました。

また、興味深かったのが、人間の生理的な限界です。例えば、睡眠なしで生きられる時間、人間は最大海抜何メートルまで到達できるか?呼吸を止められる最長時間は?記憶力の限界は小説「白鯨」の何冊分?体温は何度が下限?飲まず食わずでどれくらい生きれる?などなど。。。

これらの観点からヒトの生理的適応を学んでいくことも面白いと思いました。

丁寧な講義のため、準備していただいたスライドの全部は話すことができず、もうあと1時間の授業が欲しかったところですが、受講生は多くのことを学んだと思います。

他学部開講授業ですが、スポ健生にも是非聴講して欲しかったと思いました。    

2014.12.08

お礼状

先週紹介しました、当方の研究室まで質問・インタビューに来てくれた滋賀県内の公立高校の生徒さんたちから、お礼状が届きました。最近は、即時性のためかお礼の挨拶を頂くのも「メール」が主流ですが、今回は封書で頂き感激しました。内容もさることながら、表書き、裏書きもしっかりとした字で書かれていて、ご本人たちならびに先生の指導の賜物と感心していました。

 

そのお礼状をみて喜んでいたところに、もう一通、お礼状を頂きました。こちらは、関東の中学2年生からでした。ここの中学校では修学旅行(研修旅行)で京都まで同行し、そのあとは本人が調べて好きなところへフィールドワークをさせているようです。この中学生から事前に電話で当方の研究室を訪問して、「スポーツバイオメカニクスの動作解析を学びたい!」ので、訪問させてくださいとのこと。もちろん、前向きな行動力に感激してOK。ただ、残念ながら当日は出張のため、ポスドクの樋口先生と4回生のゼミ生にアテンドと指導をお願いしました。写真はそのときにとったもので、高速度ビデオ撮影で動作解析を習ったようです。その中学2年生から、想いのこもったお礼の手紙を頂きました。

 

いつも学生たちには、「仕事、事業、ものごとの締めくくりは、『お礼状』である」と繰り返し話しをしてきています。そのせいか、この間、スポーツメーカーの研究所、他大学の研究室との交流会などでお世話になったときに、ゼミ生たちはすぐにお礼状を送ってくれています。関わっていただいた方々に、感謝の思いを伝えることができることは非常に素敵なことです。

 

学生に伝えていることの一つとして、「皆さんは社会から多くのチャンスをもらえる。ただし、素直で礼儀正しいことが前提です。そして、感謝を伝えられることでより多くのチャンスに恵まれます。」

 

「ありがとう」の素敵な循環で、若者が多くのチャンスをもらい、その若者たちが気持ちよくチャンスを与えられる大人になってくれることを願っています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

卒業生から、FBで「こどもが産まれました」と嬉しい知らせ。可愛い新生児の写真とともに、それを喜んでいる卒業生とその家族に思い至ります。人生にはいくつかの節目、転機がありますが、誕生はまさにその1番目。親にとっても、大きな節目です。この可愛い赤ちゃんの成長とともに卒業生のこれからの人生も広がっていくでしょう。

【忠】

 



2014.12.07

アメリカ便り (8): Neuroscience 2014

最近のワシントン D.C. は、最高気温が0℃以下の日もあったかと思うと
逆に11月も終わろうかというのに、最高気温が20℃を超える日もあり、
ほとほと体に厳しい気候が続いています。

先月の 11/15-11/19 に、ワシントン D.C.の
コンベンションセンターで、Neuroscience 2014 が開催されました。
http://www.sfn.org/annual-meeting/neuroscience-2014

Neuroscience (北米神経科学会) の年次大会は、とにかく規模が大きくて、
参加者が35,000人以上!、5日間で口頭・ポスター発表を含め、10,000件以上!と
何から何まで規格外の学会です。



あまりに規模が大きくて、アメリカでもこれだけの人間が集まれる会議場が
四カ所しか無く、その四カ所を順番に回るという形になっています。
(ちなみに来年は、10/17-10/21 にシカゴで開催されます)

面白い発表が沢山あるのですが、いかんせん発表がありすぎて、
聞きたい発表が被るのが悩みの学会ですが、
面白い発表やシンポを選んで色々と回ってみました。

特に面白かったのが、神経科学を online learning で
どう教えるかというシンポジウムでした。
http://www.fas.harvard.edu/~bok_cen/sfn/



日本でも、動画教材と対面授業を組み合わせた反転授業や、
大規模オンライン講座の MOOC が話題となっていますが、
今回のシンポでは、実際に神経科学を online learning を
実践している関係者が集って、その取り組みや効果について
率直に意見を交わしていました。

スポーツ健康科学部でも、次年度、JMOOC に
スポーツ健康科学の講座を提供予定にしています。
ぜひその際に参考にしたいと考えています。
講座内容は決まり次第、皆様にもお伝えしたいと思います。

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#8>>
学会に参加するためには、参加費を払うのですが、
これが一般的な感覚ではかなりの高額です。
参加費を払っている人と払っていない人を見分けるために
名札 (badge) を首からぶら下げており、
入り口では、"Could you show me your badge?"
「名札見せてください」と言われます。

2014.12.06

ポカリスエットの父、大塚明彦さん逝く…

ボンカレーの発案者であり、ポカリスエットやカロリーメイトの生みの親でもある大塚ホールディングス会長の大塚明彦さんが逝去されました…。

ポカリスエットは、我が国におけるスポーツドリンクの先駆的存在であり、1980年に発売されて以降、当初の味を守りつつ、25年近くに及ぶロングセラー商品です。このポカリスエットは、大塚さんが大塚製薬の社長に就任された後、“味覚の天才”といわれるベテラン研究員と会社の未来を担う若手研究員と長い年月をかけ、開発した“清涼飲料水”です。

ポカリスエットは、現在、スポーツドリンクや機能性飲料としてのイメージが定着していますが、当時は、「スポーツドリンク」という商品カテゴリーは確立されておらず、商品名にも示されるように、“汗の清涼飲料”というコンセプトで市場へと導入されました。現在でも多くの人々が愛飲しているコカ・コーラをはじめ、当時の清涼飲料水は糖質濃度が12~15%が主流でした。そのような“甘さ”が人々を魅了していた市場で、ポカリスエットは、健康飲料としての地位を確立するため、糖質濃度7%以下のコンセプトに基づき、商品開発されました。

ポカリスエットが市場に導入された1年後に、ちょうど私は高校で野球を始めました。OBの方々が差し入れて下さったポカリスエットを、「なんや、アルカリ性イオン飲料って?」と思いながら、試合中に口にしたときの衝撃はいまでも忘れません。水分が身体に浸透するというか、口に入れたポカリスエットが指先まで広がっているような感覚でした。そう思って、日常で口にしたら、「なんじゃこりゃ?」、当時、ポカリスエットを初めて飲んだ多くの人が抱いた感想、「薄くて味がない…」という同様の印象を抱きました。まさしく、“汗の清涼飲料”だったわけです。

ポカリスエットが市場に導入された当時と現在とでは、健康飲料・清涼飲料のマーケットサイズは、倍に膨れあがっています。人々の味覚や嗜好が変動する中、25年近くも確固たる地位を確立しているポカリスエットは、日本が誇る機能性飲料です。
他界された大塚さんが社長だった頃、医薬品の研究開発だけでなく、健康分野への商品開発、さらには海外へと積極的に事業展開した成果が稔ったのか、現在では、ラマダーン(イスラム教徒が夜明けから日没まで断食を行う月)後の栄養回復として、ポカリスエットが多くの人々に愛飲されているようです。

大塚明彦さんのご冥福を、心よりお祈り致します…

Jin


2014.12.05

模擬授業

スポーツ指導実習(ニュースポーツ)の授業で、今日から模擬授業が始まりました。
受講生は、いくつか異なる設定の中から自身が行ってみたい設定を選択します。例えば、
①小学校4年生/クラス替えがあったばかりの4月はじめの授業/体格の多い女子が多い/男子が消極的
②中学校2年生と高等学校2年生の交流会/初対面同士/軽運動を通じて交流を図る
③中学校1年生/車いすを使用している生徒が1人/ボール運動/孤立しないよう注意

これらの設定には、②のように1回だけの場面もあれば、①や③のように単元になっているものもあります。単元になっている場合には、全何時間中の何回目の授業を模擬授業で行うかも指定されています。
指導案は、細案を作成します。
対象者の所属や人数、場所、日時から始まり、単元観、対象者(児童・生徒・学生など)観、指導観については、設定された対象者に適したものを記載することが求められます。
単元の目標とそれに適した評価基準を作成し、各授業時間にどの評価基準を用いて授業を進めるのかを単元計画に記載します。
そして、最後に実際に模擬授業を行う時間の流れを記した「本時の展開」です。学習者の活動とその活動をより効果的にするための指導者の留意点、評価基準を時間配分と共に記載します。

2週間前までにこの指導案の提出をし、今日から実際の模擬授業を開始しました。今日は2組です。持ち時間は35分間。35分は結構長いようで短く、短いようで長いんです。この感想はたいてい半分半分に分かれるのですが、分かれない唯一の感想が、「緊張した~!!!」です。今日の実施者も緊張の色がありありと。。。

スポーツ健康科学部の学生の中には実際にスポーツ指導を行っている人も少なからずいますが、模擬授業では対象者に合わせて言葉遣い、音量、態度、立ち位置など、多くのことが「適切に」求められます。大学生の受講生を小学校3年生に見立てて授業をするのは、気恥ずかしいこともあり、多くの受講生がまずここに躓きますが、一旦スイッチが入ればスムーズに進行する場合がほとんどです。この切り替えが上手くできるかできないかが指導者に求められる一つの要素かもしれません。対象者によって、ある意味どこまで自分を隠し(偽り)、対象者の魅力を引き出せるか、そういうことも学んでほしいを思っています。



2014.12.04

卒業論文執筆の追い込み(2)

先週に引き続き、今週も卒論ネタです。いよいよ来週月曜日から卒論の提出期間が始まります。既に最終チェックを段階で初日に提出できそうな学生、完成度は50%程度でこれから追い込まなければいけない学生など進捗は様々です。

卒論提出前の追い込みは毎年恒例の行事(?)でもあり、これまで様々な光景を目にしてきました。最近では学生が自分のノートパソコンを持っていますので作業する場所は多様になりましたが、私が大学院生の頃は自分のパソコンを持っていない学生も多く、研究室に備え付けの共用パソコンで作業に没頭する学生が相当数いました。提出までの数週間は大学に寝泊まりをして、朝大学に行くと論文執筆に疲れ果てたゼミ生がトレッドミルの上で寝袋にくるまって仮眠をとっている・・・そのような光景は決して珍しくありませんでした。その頃に比べると、今の学生は適度に余裕を持ちながら作業を進めているように感じています。これも時代の流れですので、今の学生に「寝袋を持ってきて大学で寝泊まりしなさい」とは言いません(以前もそのように指導していたわけではありませんが)。

いずれにせよ、提出直前は最後の追い込み、これはいつの時代になっても変わりません。苦労して書き上げた卒論は大きな達成感と自信をもたらしてくれます。くれぐれも体調に気をつけて、目の前に見えたゴールを笑顔で駆け抜けてくれることを期待しています。

2014.12.03

卒論・ゼミ大・・・の中での学会発表

こんにちは。ma34です。

今日は、基礎演習(1回生)のゼミナール大会に向けた論文提出の日です。
ただいま、17:00を回ったところ。
どの班もちゃんと出せたのでしょうか。。。シンパイハツキマセン。

卒論の提出も、いよいよ来週の8日(月)から始まります。
赤沢ゼミは初めて、4回生が卒論を提出することとなります。
11月ごろからようやく焦りだしてくれたゼミ生ですが、書き出すとぐんと書ける人、
色々な思いが溢れて、なかなか筆が進まない人・・・と色々です。

私は筆が進まない人代表のような人なので、
周りがサクサク進めているなか、どんどん焦ってしまう心がよくわかります。
これまでたくさん本を読み、現場に飛び込んでいった人ほど、整理することが大変で書けないのですよね。
でも、書いて書いて、削って削って・・・練って練って・・・で、より良いものができることを楽しみにしています。

そんな怒涛の日々のなか、自分の学会発表もありました。
会場は、今、ゆるキャラ第1位を獲得して、話題の、群馬。群馬大学でした。
(第25回教育目標評価学会)



今回は、昨年度作成した、学校現場で活用してもらいたい小学校外国語活動の文字学習用パンフレットについて
研究の背景、現在での議論を踏まえた意義を発信する目的で発表をしてきました。

2月には、小学校外国語活動の専門家の研究会でもう一度発表をしますが、今回は教育目標・評価の観点で
色々な指摘をもらえることを楽しみにしておりました。専門のフィールドが違えば、出てくる質問の視点も変わります。
私が弱いなあと思っているところをしっかりとつつかれて、今後の研究で押さえておくべきポイントが明確になりました。

自分の思っていること、考えていることを論文という形にまとめて、発信し、意見や質問をもらうこと。
産みだすのは本当に苦しい作業ですが、
そこから生まれる楽しさをぜひ4回生にも、また1回生にも味わってほしいと思っています。

ma34

2014.12.02

熱く!

Hassyです。

一気に寒くなりました。
この師走は、スポ健学部では卒論の、研究科では、修論、そして今年は、対象の院生は博士学位論文の提出もあり、相当慌ただしい状態になってきています。
我々教員陣は、これからゼミ生だけでなく、他のゼミ生の審査対象論文にも目を通していくことになりますので、特に忙しい日々が続きます。
お互い体力勝負、十分体調には気をつけましょう!!
寒いのは苦手ですが、寒いなんて言ってられません。

さて、修論を控えている8810君は、SG先生とともに「あつ〜く」実験に精進しています。
以前紹介した実験はかなり面白い結果が出てきました。
それに関連して、今回また新たに、運動と認知・実行機能の関係性をみる実験系を組んで遂行しております。

Hassyゼミ卒研生のHonchanも卒論追い込みの中、被験者として参加してくれています。
運動で亢進した認知機能を卒論執筆に活かしてください!笑

また、現在準備中ですが、脳の活動領域を画像化できるfMRIを用いた実験も計画中です。

これらの熱い実験の成果が楽しみです。