スポーツ教育学・体育科教育学は、【 智 】の専門領域ですが、
それに関連する国際的な会合「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」が、
10月19日(水)~20日(木)は京都で、10月20日(木)~22日(土)は東京で開催されました。
多彩なイベント等がありました。
このうち、スポーツセッションと、特に関係が深いスポーツ大臣会合に参加してきました。
写真01 スポーツ大臣会合
午前中のスポーツセッションでは、
小池百合子東京都知事のプレゼンテーション、スポーツ庁鈴木大地長官や室伏広治氏の
コーディネートによるスポーツ関係者のシンポジウム、皇室関係者のご挨拶などがありました。
写真02 小池東京都知事によるプレゼンテーション
写真03 室伏広治氏のコーディネートによるシンポジウム
会場は、世界65カ国からの集ってきた大臣等、招待参加者、報道関係者、
セキュリティスタッフ等で大変熱気に包まれていました。
【 智 】は、招待参加者として参加しました。
写真04 会場の様子
午後からのスポーツ大臣会合の議長は、松野文部科学大臣が務め、各国大臣がスポーツの必要性等について
ひっきりなしに積極的に発言がありました。
写真05 各国大臣の列席
午前中のスポーツセッションで、ある国のプレゼンテーターが、
"私の国で、スポーツをしたい人が、こんなにいる。是非、援助してもらえないか"
という内容のプレゼンをしていました。
援助額は、そんなに低くはありません。
それで、下の写真は、アルゼンチンの大臣であったかと思うのですが、
私の国は、午前のプレゼンを行った国に対して、是非、援助したい。
と援助を申し出ました。
大変驚きました。
この大臣は、
世界各国が手を携えて、スポーツの力を信じて、発展させていこう、
という趣旨の発言をしていたように思います。
国と国の交流、というのは、こんな形で、進むのだ、と強く思いました。
後ろに座っているのは、ドイツの大臣ですが、この大臣の話を
和やかに聞いていました。
写真06 各国大臣の発言
もう一つ、驚いたことは、若い女性大臣が、スポーツの発展のために、何ができるのかということについて、
国を代表して発言していました。素晴らしいと思いました。
写真07 若き女性大臣
【 智 】は、体育授業は、子供の人格的成長に関わり、極めて重要であると発言してきました。
このスポーツ大臣会合で、
各国大臣は、体育授業が極めて重要である、
と話していました。
さらに、各国大臣は、我が国における小学校、中学校、および高等学校の保健体育授業の必修化
を極めて優れた取り組みであると賞賛していました。
各国大臣から、直接そのような言葉を聞くことができたことにより、
改めて、【 智 】の専門領域であるスポーツ教育学・体育科教育学は重要である、
という認識を深めることができたと思います。
大変貴重な一日となりました。
会場には、招待参加者として、田畑先生が来られていました。
本学部の極めて重要な先生とご一緒できたことは、大変光栄でした。
写真08 田畑先生とともに
会合の終了に当たり、松野文部科学大臣の議長サマリーがありました。
本当に少しだけ、抜粋して示したいと思います。
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スポーツ大臣会合【議長サマリー】
本日の議論を踏まえ、以下の通り総括したいと思います。
○スポーツは、その喜びを通して、人々を勇気づけ、相互に結び付けるこ
とにより、希望を生み出し、社会変革を促す「力」を持つ。
○このような取組を通じ、スポーツの力により、持続可能で、インクルー
シブで、公正(フェア)な社会を実現することを目指すべきである。
○こうした未来に向けた社会変革を促進するためには、国際的連携の下に
実効性のある取組を行うことが重要であり、国際協力に際しては、以下
の点に留意すべきである。
・スポーツの教育的な効果を踏まえ、中長期的な視点から個人の能力強
化や人材育成に考慮した国際協力の在り方を検討すること
・スポーツの価値を含む教育活動での国際的協力を拡大すること
○こうした国際協力の知見の共有を通じ、より効果的なアプローチを検討
し、MINEPS(ユネスコ・スポーツ大臣会合)プロセスなどスポーツや体育
の在り方に関する国際的な議論を深めていくことが重要である。
(結語)
○結びに、スポーツが持つ教育的側面の活用を通じて人々の能力向上及び
社会的連帯の強化を図り、そのことを通じて更に次の世代を育成すると
いう好循環を生み出し、スポーツの力で未来の社会を変えていくという、
「未来のためのスポーツ(=SportforTomorrow)」の運動(ムーヴメン
ト)を進めていくことを提言します。我が国としてもSFT事業を通じ貢
献していきたいと思います。
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それでは、良い週末を!
【 智 】