[ 2017年01月 ] の記事一覧

2017.01.11

年明けて、学生が学び舎に戻ってきました

今日のBKCは、いっそう寒中らしい朝でした。
学生たちもこの寒さの中、キャンパスに戻ってきています。

早速、ゼミが再開。
新年1回目のゼミは、来週行われる卒業論文の口頭試問に向けた発表準備。そして、卒業アルバムの写真撮影、学部のHPを一新するとのことで、そのムービー撮り、とにぎやかなスタートとなりました。


卒業アルバム用の写真撮影中。手前のプロのカメラマンさんに、表紙のゼミ集合写真を撮っていただきました。やっぱり仕上がりが違う!大切な記念の写真になりました。ありがとうございました。


こちらは、学部HPのムービー用の撮影中。ゼミ学生からのメッセージも組み込まれるようです。NG少なく、私よりもはるかにスムーズに終わっていました。私は学生から「先生、がんばって~」と言われながらの撮影になりました(苦笑)。


今日は、午前中に1回生向けのキャリア企画が予定されていますし、夕方以降には新4回生向けの就職活動決起集会が行われることになっています。
人の生き方に正解などはないと思いますが、学生・卒業生たちが(そして私も…)、何か思いがけない出来事を経験したときに、戻ってこられる場所がこのスポ健であればいいなと思います。一緒に考えて行こうね!というメッセージを伝える機会になることを願っています。

ippo

2017.01.10

子供の体力向上にむけて

成人式も終わり、今日のキャンパスは、多くの学生が戻ってきて、平生の様子を取り戻しつつあります。

これまでも本ブログで報告してきた「子供の体力向上」に向けての取り組みですが、今年度の結果と分析が徐々に発表されてきております。【 智 】先生を中心とした立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ教育学研究室と連携して子供の体力向上に取り組んでいるいくつかの教育委員会においても、今年度の結果が発表されています。なかでも、以前にも紹介した北九州市の教育委員会からは、うれしい結果が発表されています。

その結果を総合すると、
・今年度(28年度)の体力・運動能力調査結果は、前年度(27年度)の結果を上回った。
・実技測定項目別にみても、小学校は8種目中男子女子ともに7種目、中学校は9種目中男子全種目女子8種目が昨年の結果を上回った。
・全国平均との比較においては、小学校は8種目中男子3種目女子2種目、中学校は9種目中男子全種目女子5種目が全国平均を上回った。
ということのようです。詳しくは、こちらを参照ください。


これらの結果については、やはり教育委員会を中心とし、各校の先生方が日頃の指導のなかでの工夫をされた賜物であると思います。またさらに、北九州市は、この体力測定の結果のみを重要視しているのではなく、体力測定の結果を受けて、どうやって運動に親しむ習慣を身につけていくことができるかについてを何より重要視しておられ、体育科・保健体育科の授業の向上改善も図ろうとされているとのこと、今後の展開にさらに大きな期待が寄せられます。

子供の体力の向上については、3年後に迫るオリンピック・パラリンピックを追い風にして、今後ますます注目されることが予想されます。引き続き多くの教育委員会様と連携しながら、そのサポートをしていきたいと思います。





※追記
連休に「古代ギリシャ展」を鑑賞するため神戸市立博物館まで行ってきました。紀元前7000年から始まる古代ギリシャの像、壁画など325件のほとんどが国内初公開となるようで、多くの作品群に圧倒されました。なかでも、古代オリンピックに関する展示では、古代オリンピックでも競技種目であったとされる走り幅跳びの際に、両手に重りをもってその反動を跳躍距離の延伸に用いたされる「ハルテーレス」が展示されていました。資料集等の写真は見たことがありましたが、初めて実物をみることができ、意外な大きさに驚き、果たしてそれが本当に跳躍距離を伸ばせたのかについていろいろと古の競技へと思いを馳せました。また、その他の彫刻などもどれもが動感に溢れるものばかりで、充実した鑑賞ができました。古代ギリシャに興味がある方は是非行かれることをお勧めします。




写真は、帰省中に訪れた山の麓に咲き誇っていた「黄花亜麻」です。花が少ない冬から春にかけて咲くインド〜中国の山間部が原産の花で「迎春柳」とも呼ばれているそうです。まだまだ寒い日が続きますが、春が早くきますように!




【ken】

2017.01.09

成人の日

本日は成人の日 です。
新成人のみなさん おめでとうございます。

成人は、法律で 「年齢二十歳をもって、成年とする」と規定されており、20歳以上がいわゆる大人となります。

大人になると、お酒が飲めるようになったり、ローンの賃貸契約ができるようになったりします。一方で、国民年金の加入義務が発生し、裁判員に選ばれることもあります。当然のことながら、大人としての責任を負うことが生じてきます。

年始に、「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みました。ある日本の石油会社の創業者をモデルに書かれた歴史・経済小説です。ただ、主人公の生き方、考え方は、社員は家族である。信頼に基づいて仕事をするので、タイムカードなし、定年なし、首切りなし、という極めてまれなスタイルである。また、会社のためだけでなく、「日本(社会)」のためになるような働き方を社員に教育しているところに感じ入りました。会社は、社会のための公器である、という思想です。新成人を含め、これから成人に向かわれる方、成人式を過ぎた方にもお勧めしたい本です。

話は変わりますが、先週の土曜日に東京であった大学スポーツに関する研究会で、ある大学のスポーツ強化に携わる方より、「何よりも指導者が第一である」 という言葉を拝聴しました。先の本ではありませんが、リーダー、指導者によって人財は磨かれる機会を多く持てるのでしょう。こちらの言葉も肝に銘じておくものと深く勉強させてもらいました。成人の日からかなり年数が経ちますが、まだまだ修行を重ねる必要性と重要性を感じます。

今年も皆様からのご指導をお願いいたします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
「一投に賭ける」上原善広著も年始に読んだ本です。ヤリ投げで世界と渡り合った溝口選手の取材を通じた回顧録です。同世代で、大学時代に試合で一緒したこと(記録は雲泥の差です)がありますが、この本を読んで溝口選手の凄まじいトレーニング、そして脳科学を意識した神経系制御への工夫はさすがと感心しました。また、ハンマー投げ・室伏選手のコーチをしていたことも初めて知り、室伏選手のトレーニング、考え方との共通点にも納得がいきました。
【忠】


2017.01.08

健康運動指導士養成講習会

温かいお正月が過ぎて、新年の仕事が始まりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

本年の初仕事は先日大阪YMCAで行われました健康運動指導士講習会でした。
今回の講演は「包括的運動プログラム」と
「ロコモティブシンドロームと運動器退行性疾患」の2コマを担当しました。
参加者は120名程度で、老若男女を問わず学生から医療関係者まで
様々な職種の皆さまが参加されていました。
今回は120単位習得の健康運動指導士養成講習会の一部で
全ての方々が、これから3月の資格認定試験に向けて勉強されています。
3月試験はスポ健の学生も数名ですが受験する予定となっています。



2コマともに90分間で、包括的プログラムは健康関連体力と運動処方の実際、
ロコモと運動器退行性疾患は、サルコペニア、ロコモ、介護予防の話をしました。
受講生は120単位の取得が必要で、およそ3か月間をかけて講習を受けていきます。
1週間連続の授業が合計3回と、かなりハードな講習となります。
今回受講された方は、主にスポーツ施設のスタッフ、保健師、管理栄養士、
介護福祉施設、高校教諭、一般企業とかなり多岐にわたっていました。
どの分野でも健康づくり事業や健康経営が注目されているためと思われます。

サルコペニアは今回の大きなテーマでしたが
ウィキペディアでなんと私の論文が紹介されていました。

⇒リンク先はこちらから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%A2

この論文は、握力や腹囲でサルコペニアを簡易に評価するものです。
2010年に体力科学に掲載された論文で、その年の学会論文賞を受賞しました。
まだ今後検証が必要と書かれていましたが、
前回にもご紹介したハワイでの研究データベースを使用し
日本人を対象とした疾患発症や総死亡との関連を縦断的に検討する予定です。
興味のある学生の皆さん、大学院を受験して是非ハワイで研究しましょう!

Good day!

sana

2017.01.07

頑張れ、受験生!


私の自宅から見える一本の「木」です。

写真1 木




葉っぱは、一枚もありません。
何の木かすら、分かりません。

ですが、4月になると。。。


写真2 木




この木の名前は、「桜」です。
自分の人生を生ききって、咲き誇っています。

今、受験生として、スポーツ健康科学部を受験しようと
思っている人の中には、大変厳しい状況の人もいるかと思います。

写真1の木の状況に、自分の姿を重ねて見ているかも知れません。

ですが、これから、皆さんは、どのように活躍しいくのか、
まだ、誰にも分かりません。


写真2の木のように、
「このような人生を歩むのか」
ということが
後になって、分かるのかも知れません。

ですが、どうか、最後まで、青年らしく、
挑戦を続けてください。

皆さんが、青年らしく、生ききることを祈っています。

それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.01.06

元旦の朱印ラン 2017


naoです

皆様方は、元旦に神社にお参りし、様々なことを祈願したことでしょう。
私は、2017年元旦朱印ランを行ってきました。
1月1日(元旦)のご朱印を頂きたいというのと、今年も無事に走りたいという祈願をしてきました。

選んだ場所は、南山城古寺(京都府木津川市加茂町)でした。
京都南山城地域は歴史が古く、奈良時代に離宮(大養徳恭仁大宮)を設けられた「幻の都」と言われています。
この地に建立された海住山寺、浄瑠璃寺(九体寺)、岩船寺を、JR加茂駅を拠点として訪ねてきました。
全行程は山道上り下り含め約20kmのランニングでした。
海住山寺への勾配は厳しかったので、結構歩きましたが~。

この地にある多くの古寺は国宝や重要文化財を有しています。
今回訪れた古寺には、お正月に心静かに参拝したいと願う方々が訪れていたように思います。
これらの古寺は山頂にあることから、ランニングで訪れているのは私だけかなと思っていましたら、トレイルランシュ-ズを履いた若者やハイキングを兼ねている親子連れもおられました。
またサイクリングで南山城古寺を巡っておられる方もおられました。

海住山寺(かいじゅうせんじ)は、国宝五重搭や安置されている本尊十一面観音菩薩や四天王立像(重文)などを拝観できます。
(五重塔トップ写真)

浄瑠璃寺では、国宝三重塔はじめ九体阿弥陀如来像、国宝四天王像を拝観することができます。
阿弥陀像に興味ある方は、ぜひ訪ねてほしいのですが、4月から阿弥陀様が二体ずつローテ-ションで修理に旅立たれるそうです。
また九体揃うのは、この先長い時間がかかるそうで、3月迄に訪ねてください。



岩船寺では三重搭(重文)や阿弥陀如来像をお守りするように四天王像が安置されています。
今回は、食べるものを持たずに走ったのですが、岩船寺の入り口前にある漬物や野菜を並べて売っている無人販売所で、ゆず大根漬けと干し柿を買って食べました(一袋100円)。
ランニング時の塩分補給にも最高~と思いながら完食しました。
漬物が本当に美味しく、ご飯があればと思いました。
この地には、このような無人販売所が沢山あり、吊るした漬物をお土産として買っている方が多くおられました。



木津川加茂町に平安時代から鎌倉時代にかけて3搭も五重塔や三重塔が創建され、多くの僧侶の修行の場・学びの場所だったことを考えたり、お寺や塔をどのような技術で建てたのかな~(クレ-ン車がない時代に)と想像しながら走っていると山道の苦しさなど全く感じませんでした。



奈良市の北側に位置する場所で、観光場所としては有名ではありませんが、歴史好きな人にとってはお薦めの場所かなと思いました。
田畑しかない町に見えるのですが、日本最初のお金が作られた町だったそうです。
この場所には、石仏が沢山残っています。
サイクリングで探訪されいた方々に、10枚以上の石仏の写真を見せて頂きました。
その中でも、「わらい仏」が印象的だったと教えてくれました。
私も、滋賀甲賀から木津川加茂町にかけて石仏探訪ランに挑戦してみようかな~。
近年流行っている「トレイルランに挑戦しています」というより、「歴史探訪朱印ラン」といった方が自分には合っているように思います。

2017.01.05

CES2017

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、本日は、CES2017に参加するため、アメリカのラスベガスに来ています。




(到着したのは夜ですが、夜でも明るい街です)


CESは、Consumer Electronics Show の略で民生機器テクノロジー産業界の関係者が参加するイベントで、最新の民生機器の展示が行われます。展示会としての規模は世界最大規模で、昨年度は、158か国から18万人近くの関係者が参加しました。一般開放されているイベントではなく、業界関係者のみが参加できるイベントですので、この規模は驚異的です。

身近なものでは、CDプレイヤー、プラズマテレビ、ブルーレイDVDなどがこのイベントでデビューしました。最近では、アンドロイドやウェアラブルテクノロジーなどの発表も行われています。

スポーツ健康科学部でスマートウェアを開発していますが、他社のスマートウェアもたくさん展示されるようです。また、近年、ウェアラブルセンサやそれらを健康やスポーツ分野に応用したシステムも多数発表されていますので、それらの技術の情報収集と世界的な動向を把握するのが今回の私の参加目的です。

大きなイベントですので、滞在期間中にすべての展示をみるのは無理ですが、スマートウェアやスポーツ健康関係を中心に情報収集ができればと考えています。

明日から開幕ですので、内容の方は、来週のこのブログで報告できればと考えています。



2017.01.04

2017年新春

あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

どこに向かって羽ばたくか、どんな研究、教育をしていくか、これからぼちぼちと考えていこうと思います。


 (酉年…この鳥は、このあとどちらへ?)

去年よりはもう少し余裕をもって、どーんと構えて・・・過ごしていきたいものです。

☆表紙のポインセチアの花言葉は、「祝福」、「幸運を祈る」だそうです。みなさんにとって楽しい、思い出に残る1年となりますように!

ippo

2017.01.03

謹賀新年

恙無く年があらたまり、穏やかな正月を迎えております。
昨今は、かつての正月の雰囲気とは異なり、元日から多くの商店が営業をしていたり、門松や注連縄などを飾る家も少なく、新しい年を無事迎えられたことに対するお祝いのムードはだんだんなくなってきていますが、元旦、初日の出を拝み、寺社仏閣へ初詣に出かけたあと、親族や旧友に挨拶・近況を報告しあい、新しい年への展望を確認するといったことが、歳を重ねることにその意味の重要性を増してきているように思われます。

2017年に各紙の特集のなかで特に気になったのは、「AI(Artificial Intelligence)」の急速な進出・拡大についてです。ディープラーニング(深層学習)という技術により、人間らしい理解が可能となり、さまざまな分野で適応され、2020年代にはホワイトカラーの仕事の半分が機械に取って代わられるかもしれないということです。また、クリエイティブな仕事である小説の執筆や音楽の作曲にもAIが進出してきているとのこと、そうした未来予想図のなか、我々人間に必要とされるリテラシーはどのようなものなのか?やはり、「祝祭としての身体」(清水ら)ではないでしょうか?我々のみが持ちうる身体は、理知的で機械的であると当時に、偶発的で非合理的でもあります。その最も代表的な例が、世界各地に伝わる祝祭における我々の営為です。たとえば、バヌアツのペンテコステ島のランドダイブのような、どう合理的に説明しようとしても理解が不能な営為を我々の文化は内包してきました。そして、その最たるものが、古代オリンピア、そして近代オリンピックといえるかもしれません。どれだけ後発的な価値を見出そうとしても、オリンピックの祝祭的意味と、そこで蠢く身体性はAIには理解できないのではないでしょうか?

正月に、初詣に訪れた神社で首を垂れ、柏手を打つという身体動作と祝祭が結びついた営為を、多くの人が受け入れ行っている様子を改めて観て、AIと共存しつつ力強く未来を生き抜く鍵がそこにあるような気がしました。

今年1年が皆様にとって大いに実りある1年となりますようお祈りいたします。




【ken】

2017.01.02

初夢

明けましておめでとうございます



今年もみなさまに取りまして、素敵な一年になりますことを心より願っております

受験生の皆さんにとってはラストスパートの時期、くれぐれも体調には気をつけて下さい。

大学生の皆さんにとっては、それぞれの学びをさらに深める年になるでしょう。

大学院生の皆さんにとっては、自らの研究をさらに発展させ、その研究成果を国内外に発信する年になるでしょう。

教職員の皆さんにとっては、それぞれの業務を進化、深化させて、未来につながるイノベーションを創発する年になるでしょう。

酉年(とりどし)の今年は、「取り込む」につながるといわれています。 成果、夢、目標、運などを大いに取り込める年になること祈念しております。

本年も皆様方にとりまして輝かしい年になることを心より願っております。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
初夢は、いつ見た夢をいうのか? 諸説あるようですが、本日の夜に見た夢が有力なようです。素敵な夢をみて、そして現実の夢も叶える年になることを願っております。
【忠】