[ 2017年07月 ] の記事一覧

2017.07.11

地域貢献

 九州北部豪雨で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

報道等で土石流が流れ込み、家屋が倒壊している映像を見ますと、昭和50年高知県いの町(旧伊野町)を中心に大きな被害を及ぼした、台風5号、6号による災害を思い出します。伊野町内は全域が水没、仁淀川中流域の山間部を中心に県内全域で土石流等の被害を受けました。多くの方が命を落とし、家が流されて着の身着のまま避難している方も多く、私の故郷でも親類縁者が被害を受けました。
 道路が寸断されており、物資の運搬は自衛隊のヘリコプター。私の通っていた伊野中学校のグラウンドがヘリポートとなりました。中学校も浸水被害を受け、夏期休業中に全校生徒により、教室内の土砂を取り除き、清掃を行いました。
 九州ではボランティアの受付も始まったようですが、一日も早い復旧を祈っております。

 立命館大学での社会貢献については、以前ブログに掲載しました。
 今回は、滋賀県教育委員会が取り組んでいる、高等学校体育教員の資質指導力向上事業への関わりについて紹介したいと思います。


 7月10日、滋賀県立虎姫高等学校の保健体育科の若手の先生2名、滋賀県教育委員会指導主事の先生、【智】先生、【ken】先生、【サマープリンセス】先生、院生の【IT】さん、と【司】で、平成29年度滋賀県で実施される保健体育授業研究発表会に向けてどのような提案授業を展開していけば良いのかについてディスカッションを行いました。
 今年3月に小中学校の新学習指導要領が示され、先日は小学校の体育科指導要領解説も出されました。この時期の高校の研究発表会として、どのような内容で発表することが適切なのかを議論しました。

 この取り組みは、一昨年「瀬田工業」、昨年「能登川高校」と続いて実践しており、今回の虎姫高校の先生方にも「体育授業を発表して良かった」と思って頂けるように立命館大学として全力でサポートをします。

【司】

2017.07.10

シェフ・デ・ミッション (chef de mission)

先週の朝食実習は、基礎演習のIクラス(【Kenji】先生担当)でした。

   

『今日のひと言』は  シェフ・デ・ミッション (chef de mission)  です

語学堪能な、【Kenji】先生に、これは何語でしょうか?とお尋ねしたところ、

「フランス語です!」  さすがです。

英語で言えば、chef of mission  となります。

chef て何? と学生に尋ねたところ、「料理人です」と明快な答え。

そのとおり、chef de mission は、
いわば、 “ミッションの料理人”です。

何でこのような話しかと言えば、実は、chef de mission というのは、
リオデジャネイロ・オリンピックの英国統括責任者の肩書きでした。

この責任者のミッションは、『one team GB』。  GBはGreat Britain のことで英国をさします。すなわち、英国代表は一つのチームになろう!というのが、責任者のミッションでした。
そのために、選手、スタッフに対して、
誇り(pride)  尊敬(respect)  一体感(unity)  責任(responsibility)
を求めて、見事に成果をあげました。
オリンピックホスト国は、当該の開催大会で大活躍します。でも、翌大会ではパフォーマンスが低下するのが常でした。ところが、唯一、パフォーマンスを高めたのが英国チームです。ロンドンからリオにかけてメダルを増やすことができました。

 物事を進める上で、ミッションをかかげ、それに邁進することの大事さを示唆しています。

 このような話しをして、「1回生のみなさんも、それぞれのミッションをかかげ、それを完遂するには、何よりも健康で活動できなければなりません。そのためには朝食を元気に、機嫌良く、楽しく食べることは大事です。」と締めて、美味しく朝食を頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
   

先週の火曜日に、西園寺育英奨学金(成績優秀者)ならびに+R Challenge奨学金の授賞式がありました。写真は、授業の関係で全員写っていませんが、それぞれの今後の決意をメッセージにしたボードを手に、写真に収まってくれました。学部のロールモデルとしての活躍を期待しています。
【忠】

2017.07.09

Panorama Mesdag

今週は研究の打ち合わせでオランダに行ってきました。オランダで行う予定の臨床研究について研究プロトコルなどの調整です(オランダの研究については待った追ってご紹介します)。

 

レイデン大学を訪問ついでにハーグにあるPanorama Mesdagを訪問してきました。ハーグというと、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」があるマウリッツハウス美術館が有名ですが、Panorama Mesdagには特殊な展示があります。ヘンドリック・ヴィレム・メスタグ(1831~1915年)はオランダ人画家で、風景画、とくに海の風景を多く描いています。

 

Panorama Mesdag1階は通常の美術館と同じく沢山の絵画が並んでいますが、2階に上ると、、砂丘の高台から景色を眺めるように360度ぐるっと風景画が描かれています。

 


www.pm360.nl

にアクセスすると、バーチャルリアリティのパノラマを体験することができます。(スマホで見ると実際に体の動きに合わせて画像が動きます!遠近感がすごくて、本当にその情景の中にいるような気分になります。 

心地よい、夏のビーチの熱気を感じる不思議な感覚でした。

 

Satoshi

 

 

特別展示では「ビーチでは何故人は自分を包みかくさず開放的になれるのか」をコンセプトにアーティストのTadao Cernの写真が展示されていました。ビーチで寝そべる様々な人。こちらも楽しかったです。

Tadao Cernってどう見ても忠夫さんとしか読めない。。(すみません)

 

 

2017.07.08

今日も練習を終えて

    7限を終え、帰りがけに生協食堂に寄って遅い夕食をと思いリンク・スクエアに入ったら、今日も練習を終え、充実感とともに空腹感を満たし、明日への活力につながる“アスリート食“に列をなしている体育会の学生選手に挨拶をされました。「お疲れ様。計画・目標に従った練習ができたかな?今日の練習で得たものは?やり残したことは?言われたことは?」等々、今日も汗を流し、精一杯挑んだ選手達に、思いを込めた熱い視線送りつつ、先の振り返りの言葉が浮かんできました(実際「お疲さん」を返しただけでしたが・・・・)。帰宅したら12時近くになる遠方から通っている学生もいることと思うけど、”青春の時”=人生の一番良い時に義務感からではなく打ち込めるものを持つことの素晴らしさと恨めしさを感じておりました。

 スポーツ振興担当の学生部長時代、体育会学生には立命館大学体育会○○部員として矜恃を持つこと。それにはmission(使命)、passion(意欲・情熱)、responsibility(自覚・責任)を忘れぬようにと言ってきました。2013年体育会だけでなく多様な団体からの学生代表(留学生も含め)が約半年かけて議論し、行動規範として明文化した「立命館スポーツ宣言」「立命館大学学生アスリートの誓い」をしっかりと理解し、良い意味でのエリート意識をもって学園生活を送って欲しいものです。そして、さらに学園アイデンティティの醸成に貢献することのできる人在となり、また新たな伝統を創っていって欲しいと願っています。(老ブロガー・ハル)

2017.07.07

優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む

Hitomiです。
週末に妹夫婦&両親が愛知から滋賀へ遊びに来てくれました。
甥っ子(7ヶ月)が可愛くて仕方なく、すっかり伯母バカです。



しばらくはこの子の写真を見てニヤニヤしてしまいそうです。スマホを眺めながら気持ち悪い顔をしていても、決してさぼっているわけではありませんので、あしからず。
“かわいい写真を見ると集中力がアップする”という研究もあるくらいですから、むしろ生産性向上ための秘策です。
※Nittono, H. et al. (2012). The power of kawaii: Viewing cute images promotes a careful behavior and narrows attentional focus. PLoS ONE, 7, e46362.

しかし、この甥っ子君、すごく動き回ります。ベビーカーに載せてもバタバタと両手両足動かして元気いっぱいです。これは運動神経に期待できそう…将来はスポ健かな!?あとは勉強、頑張れ!!

というわけで前置きはこのへんにして、今週は基礎演習のディベート大会の様子をご紹介します。

基礎演習ではこの時期、後期のゼミナール大会に向けて論理的に考える力や議論する力を身に着けるためにクラス対抗のディベート大会が行われます。
私は今回「オリンピック開催地の分散化(Aクラスvs Bクラス)」と「救急車の有料化(Fクラスvs Gクラス)」の2つのディベートを拝聴しました。
おそらくほとんどの学生がディベート初体験なのでしょう。どの班も、相手からの質問にあたふたしながらも熱弁をふるっていました。



やっぱり聞いていて面白いのは、同じような内容をしゃべっていても、話し手の態度やしゃべり方、目線、言葉遣い…そういった要素で説得力がまったく異なってくるということです。
「この子たち、すごくするどい事言っているのに、もったいないなぁ~」と思うこともあれば、「当たり前のことを言ってるのに、先行研究を丁寧に紹介しているおかげで説得力が増している…」という驚きもあったりして、新鮮な気持ちで楽しむことができました。

ディベートは“言葉のスポーツ”と言われることもあります。スポーツで練習して技術が向上していくのと同じように、議論もスキルをつければより良いものにしていくことが可能です。
きっと今はまだ人前でしゃべったり自分の意見を述べたりすることが苦手という人も多いでしょう。それでもこれを機に、人を観察し、真似し、技術を盗んで自己研鑽に励んでもらいたいと思います。
幸い、お手本になる先生はいっぱいいます。もちろん先輩でもいいですから、ぜひ一人、二人ロックオンして、その人の“議論のスキル”を盗んでみてください。

議論に関しては私もまだまだ勉強中。授業で沈黙してしまって一人であたふたすることも多々あります。
Joe先生やJin先生みたいな、流暢で熱意のこもったトークができるようになりたいです。

Hitomi


P.S. あっ、今日は七夕ですね。各地で大雨の被害が続いていますが、今夜くらいはすっきりと晴れてほしいものです。皆さまの願いが天に届きますように。

2017.07.06

7月になりました。

こんにちは、shinoです。

7月に入りましたね。まだ梅雨明けはしていませんが、毎日暑い日が続いてますね。
7月に入ると大学の前期授業もあと2週程度で終了となります。

私のゼミ生達の近況です。

4回生は、まだ全員ではないですが、
多くが内定をもらい、大変な就活がようやく終了してきました。
引き続き就活を頑張っている学生もいますが、
就活が終了した学生は、やっと卒論に集中して取り掛かることができます。

卒論を書くといっても、何かテーマを考えて、新しい研究を行わなければいけません。
研究テーマを考えるなんて簡単に言われても、なかなか出てくるはずもありません。
どれだけ研究をしていたとしても、新しいテーマを考えるというのは難しいです。

学生たちは、テーマに関連する論文や本を調べます。
論文を書くには、入念な下調べが大事です。

方法を考えたり、実行したり、
得られたデータを整理したり・・・・

とにかく、まだまだやることがいっぱいありますが、卒業に向けて、みんな頑張っています。

3回生はといいますと、先日のブログにも書きましたが、
テーピング実技の授業を2回にわたり行った成果が出てました。

最初はテーピングを手で切ることすら苦労していたのですが、
回数をこなすと、最終的にはそれなりにテーピングを巻くことができました。
お互いにテーピングを巻き合い、テーピングをした状態でバランスボードなどに乗り、
テーピングの固定性を身をもって体験しました。




実際の現場で使えるようになるには、もう少し練習が必要ですが、
これがきっかけに使えるようになってくれたら嬉しいです。


最後にお知らせです。

日本整形外科スポーツ医学会が年1回開催している「大学生・高校生のためのスポーツ医学セミナー」が、
本年も8月19日(土)に愛知医科大学たちばなホールで行われます。

スポーツ医学の正しい知識を広く普及させるための社会活動の一つとして、本学会が2001年9月より行われ、本年で第17回目となります。

スポーツ医学を学びたい方は、大変興味深い内容になっていますので、是非とも参加して下さい。

詳細は http://www.jossm.or.jp/seminar/index.html まで。


2017.07.05

繋がっていく

この6月、示し合わせたかのように、卒業生が戻ってきてくれています。

学部3期生のゼミ学生Dくんと【Hama】先生(現 東京医科大学)のゼミだったSくん。滋賀での仕事があったようで、その後、研究室を訪ねてくれました。現役ゼミ学生やDくんやSくんを慕い、都合が合わせられたメンバーたちと合流。
彼・彼女たちの友情を感じました。

(現3回生、4回生、院生、卒業生!繋がったッ!)

海外青年協力隊として、コスタリカに派遣されることになったという1期生Iさん。学部のいろいろな先生方(【sana】先生、【ab】先生、【jin】先生、【祐】先生)のところへ、現地で必要な情報等を収集に訪れたそうでした。そのついでに、立ち寄ってくれました。体にだけは気を付けて過ごしてほしいものです。
彼女の芯の強さ、夢を追うことの楽しさを感じました。



さて後日、登場してくれたのは、学部2期生のBくん。同回生の結婚式が近いとのことで、学部内でのムービーを撮りに来たそうです。そのときに立ち寄ってくれました。
会社の商品をもって、しっかりと営業してくれました。人見知りだった彼が、しっかりと営業トークをするようになり、頼もしい姿でした。
彼の仕事愛を感じました。




この3月に卒業した、学部4期生・ゼミっ子Rくん。今は徳島で営業職をがんばっています。
彼が来てくれたおかげで、とくに卒業論文に取り組んでいる4回生にとってはたくさんのアドバイスをもらうことができていました。私では伝えられていないところを、彼が的確に後輩を導いてくれました。
彼の今も変わらぬ情熱を感じました。

(熱く語る、語る、語る!お見事!)
(現4回生、自慢のゼミっ子Maさん、Miさんと)


翌日、学部1期生のBくん、2期生のゼミっ子Yさんが一緒に訪ねてきてくれました。Bくんのキャリアは、ここだけでは語りつくせません。在学中の彼とはひと味も、ふた味もユニークさを増してくれていました。以前と変わることなく、周囲が支えたくなるパーソナリティのYさん。しっかりと手堅く仕事もしているようで、お客さんの信頼も厚くなっているようでした。
彼・彼女のしなやかさを感じました【表紙の写真:ゼミっ子現3回生とともに】。

スポ健の学生たちは、この学部や友人をとても好きになってくれます。そして、それぞれの道で、元気にしっかり取り組んでいるようです。それは、関わる者みんなにとって本当に幸せな光景ですね。

ippo

2017.07.04

水泳記録測定会

 早いもので、本年度がスタートして3カ月が過ぎ、ブログも12回目の投稿となります。
 回数を重ねますとブログ投稿に慣れるのかなぁと思っていました。確かに投稿の手順はマニュアルを見なくても覚えましたが、ネタが~~枯渇。毎回オープニングはお天気ネタです。

 私の地元高知では1時間に80mm以上の雨が普通に降ります。「バケツをひっくり返したような雨」と表現されますが、このような状態ではもはや傘は役に立たず・・・雨合羽と長靴は必需品です。関西に来て雨合羽を着なくなりました。
幼少時期に住んでいた、高知県吾川郡いの町枝川地区には、「宇治川」(京都でもないのにこの名前・ちなみに一級河川です)という川があります。私が子供のころ(50年ほど前)の宇治川は蛍がたくさん飛び交い、シジミ貝やカラス貝がたくさん捕れる清流でした。宇治川は5km程流れて仁淀川へ合流します。
その宇治川は毎年氾濫して、我が家は床上浸水が年2~3回程ありました。小学生の頃、夕方から激しい雨が降り、水かさが急激に上がってきました。逃げ遅れてタンスの上によじ登って助けを待っていたら、玄関がスーッと開き消防団のボートが家の中に入ってきて救助されたこともあります。二階建ての家に引っ越してからも水難は続き、2階に続く階段の最上段まで浸水したこともあり、二日間2階に取り残された経験もあります。最近は、宇治川の河川改修が進み、枝川地区も浸水する家屋は減りましたが、護岸工事や生活排水の影響でしょうか蛍は絶滅してしまいました。
 

 行が埋まったところで本題へ。
 先週水曜日の「スポーツ指導実習B(水泳)」では、泳法の指導法・アクアビクスの実習が終わった後、タッチ版を使っての記録測定会を行いました。朝8時30分からセイコーさん、HOSさんのご協力をいただき、タッチ版と掲示板の設営を行いました。有難うございました。

スターターのピストルが響き一斉にスタート。同時に掲示板が時を刻みます。

25mをターンして学生さんがゴールすると着順、コース、タイム(1/100秒まで)が掲示板に表示されます。ゴールと同時にタイムが印字された用紙がプリントされ、記録の確認をすることが出来ます。さすがに大学の設備はすごいなぁと感動していましたが、大学生は意外と冷静。小学生だったらタイムが表示されるごとに大騒ぎになることでしょう。(苦笑)

【司】

2017.07.03

エコシステム

先週の朝食実習は、基礎演習のGクラス(【Joe】先生担当)でした。

今回は、出張のため、大変残念ながら欠席となりました。集合写真はab研M1の宮Kさんにとってもらいました。


ということで、『今日のひと言』は、「なし」であったかというと、そうではなくて、パワーポイントに音声ファイルを貼り付けて、メッセージを送らせていただきました。
(ab研の皆さん、いつも無理なご対応に感謝しています。)

『今日のひと言』は  エコシステム   です
最近、良く聞くようになった言葉に、エコシステム(ecosystem)があります。
もともとは、「生態系」を意味する言葉ですが、ビジネスで使われるエコシステムは、「収益活動協調体制」「特定の業界全体の収益構造」として定義されているようです。言い換えると一つの企業単独で収益を考えるのではなく、業界全体を俯瞰した上で、関係する複数の企業が協調することで、業界全体の収益構造を維持、発展させていこうという考え方です。

 例えば、プロ野球を例にとって考えてみると、球団ごとに、それぞれの特色があり、異なるファン層があります。球界全体の発展を考えると、1つの球団だけが毎年毎年、優勝することを想定すると、その球団関係者、ファンにとっては、喜ばしいでしょうが、球界全体としての力が弱まり、プロ野球人気そのものにかげりを見せ、毎年優勝するチームにとっても業績悪化につながります。
そうならないように、戦力の均等を考えたドラフト制度、セリーグ・パリーグともに盛り上げるための交流試合など、球団同士が協調することで、社会全体がプロ野球への関心を高めることになり、プロ野球界全体の盛り上がりに貢献することになります。
 このように、「生態系」を意識した、大きな連関と循環を考えてみることは、その業界、分野、組織の長い目でみた発展のためには必要です。もちろん、生態系が大きな環境変化による影響を強く受けるように、世の中の大きな流れ、社会環境の変化にも意識した対応(適応)が常に求められます。

 ものごと全体を大きな俯瞰図に描き、さらにその中での関連性、外的環境、時間経過などを考えて、「系」としてとらえることは、今後益々重要になってきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
その1 B-Labメンバーのメンバー増加。昨年から始まりましたが、新規に1回生を迎え賑やかになりました。金曜日の朝、楽しく身体を動かしています。


その2 ISPGR2017(フロリダ州 フォート・ローダーデール)にて、研究室のM2 S寶くんがポスター発表を行いました。初の国際会議で緊張したようですが、しっかりと議論できたようです。

最後の写真は、今回参加の本学関係者です。

【忠】

2017.07.02

Statens Museum for Kunst (コペンハーゲン国立美術館)

先日は久しぶりに天気も良く、散歩がてらにStatens Museum for Kunst (コペンハーゲン国立美術館)に行ってきました。

美術館は3階建てで、外から見た大きさよりもフロアーマップはシンプルなのですが、部屋が細かく仕切られているので、うっかりすると迷いそう。



展示品はEuropean Art(13001800年)、Danish and Nordic Art17501900年)、French Art19001930年)、Danish and International Art1900年以降)など、様々ですがゆっくり見てると余裕で1日かかりそう。特別展示も時期を変えて公開されています。

 


興味深いと感じたのは、子どもを対象としたワークショップやイベントが豊富で、子供対象の館内ツアーや工房でのアートスクールや工作などが沢山提供されていることです。今日は版画の工作ができるイベントをやっていたので家族でトライしました。



写真も取り放題(でも三脚やセルカ棒はご遠慮ください、と記載あり)で、作品からは30cm(?)は離れてね、と比較的自由に作品を鑑賞することができるものありがたかったです。こういう環境がそろうと、絵心が全く無い自分も芸術にもっと興味持てたのかな、と思いました。


 

さて、近代アートのギャラリーには病室?の作品もあったり、アーティストのMark Leckeyは高速道路の橋(救急車が走り抜ける音まで聞こえました。写真撮り忘れたので興味のある方は以下のリンクからどうぞ)を再現していたり、とても楽しめました。

http://www.smk.dk/en/visit-the-museum/exhibitions/mark-leckey/

 

satoshi