[ 2019年03月 ] の記事一覧

2019.03.21

春分の日です。


こんにちは、shinoです。

本日は春分の日です。
かなり春の暖かさになってきましたね。
桜の開花もそろそろです、今週末~来週あたりでしょうか? いい季節になってきました。


今週は、先週に引き続きミュンヘンの話をしたいと思います。

今回のミュンヘン訪問はわずか3日間の滞在でした。
初日には雪が降り、残りの2日は雨となり、天気は最悪でした。

目的はミュンヘン大学の解剖学教室へ共同研究ミーティングでした。

今回まとめてきた研究内容は人体の関節構造に関するものです。
胸鎖関節という関節で、
みなさんにとってはあまり馴染みがない関節だと思いますが、
整形外科で扱っている関節リウマチなどの疾患に非常に関係する部位なんです。
この関節の組織学的観察を行い構造を調べています。

併せて、次に行う研究の内容についても少し話をしてきました。
もう少し詰めないといけないのですが、
新しい研究を進めていくことになりました。

今回の訪問で予定していたことがある程度できたので良かったです。


2日目の夕方に少し晴れ間が見えたので、
ミュンヘンの街を少し散策しました。

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ミュンヘンで最も有名な市庁舎もちゃんと観てきました。

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街では、夜に行われるサッカーの試合を観戦するサポーターが騒いでいました。
ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝トーナメントのバイエルンミュンヘンとリバプールの試合だったので、イギリスからのサポーターがたくさん来ていました。
みんな、試合開始前から飲んで、歌って、かなり盛り上がっていました。

ミュンヘンの街は、
8年経過しても、ほとんど変わりがなかったので懐かしかったです。

また、ドイツはみなさんもよく知っている世界的に有名な自動車メーカーがあります。
ミュンヘンでもこれら自動車メーカーの大きなビルや博物館がいくつもあります。
そういった建物は、かなり近代的なビルなので、
昔の建物と混ざり合った、少し違和感のある風景も特徴的です。

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8年ぶりでしたが、
とても有意義な訪問になりました。

2019.03.20

ONE Championship─日本でビジネスを展開─

こんにちは。

先週の土曜日、これまでニールセンスポーツジャパンの社長を務め、この度、
新たに日本に上陸したかk樹討議ビジネス、ONE Championshipの日本代表に就任した、
親愛なる秦 Andy 英之氏のONE Championship日本代表への就任を記念して、
ONE Championshipのビジネス展開についてのセミナー、そして懇親会でした。

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セミナーでは、秦氏から、ONE Championshipのビジネルモデルとその発展の勢いに
関して語られ、質疑応答では、ONE Championshipのビジネスとしての社会への貢献について、
たいへん興味深く聴かせていただきました。

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日本での健全な格闘技ビジネスの挑戦が始まりました。
ONE Championshipのこれからの日本での展開に注目です。

私はぜひ、ONE Championshipのビジネスモデルについてケーススタディーをさせて
いただきたいと望んでいますが、来年度の春学期、私の担当する「スポーツビジネス論」で
秦氏がゲストスピーカーとして、学生のみなさんに直接、ONE Championshipのビジネス展開に
ついて語ってくれることになっています。

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受講するみなさん、お楽しみに。
私もとても楽しみです。

Apollo

2019.03.19

国体・全スポ

「国体」を聞けば、ほとんどの人が「国民体育大会」とお分かりになるでしょう。
では、「全スポ」ということばはいかがでしょうか。
「全スポ」とは、「全国障害者スポーツ大会」の略称なんです。

毎年、国体の後に開催される。知的な障がい、身体的な障がい、精神的な障がいのある人たちが参加するスポーツの祭典です。この両大会が、2024年に滋賀県で開催されることはご存知でしょうか。滋賀での開催は、国体が第79回目、全スポが第24回目にあたります。その準備が、なんと開催9年前の2015年から始まっています。

これまで、国体と全スポは、どの開催権においても別々の組織として準備委員会が立ち上げられ、運営されてきました。滋賀県は、そのあり方を見直し、国体と全スポをひとつの組織とし、準備や運営にあたることにしました。もしかすると滋賀県での大会開催の前にもそういう開催県が出てくる可能性もありますが、この考え方・方向性は、ある意味時代に即した当然の形とも言えますが、これまでの歴史を考えると画期的ともいえます。

勝敗を決めるスポーツには、審判の存在が不可欠なのですが、障がいのある方が行うスポーツ(実のところ、障がいのある方「だけ」が行うスポーツなんてものはなく、おかしい言い方なんですが…)の審判の数が不足している現状です。たいていの開催県は、3年前から審判の養成を始めるのですが、滋賀は5年前の次年度・2019年度からその養成に関する支援・補助事業を開始します。①サウンドテーブルテニス、②フライングディスク、③車いすバスケットボール、④グランドソフトボール、⑤ボッチャ(2021年度から)の5競技は、この競技審判としての資格が必要になります。資格取得のための研修会などは頻繁に開催されてはおらず、県外で行われることも多く、また、資格取得後もその維持のために研修会等への出席が必要となるため、取得者が少ないのが現状です。このような事情も鑑み、滋賀県では早い時期での取り組みを決定しました。今後、各競技団体からの募集や県開催の研修会などのお知らせも始まると思います。

興味のある方は、ぜひこの機会に審判資格の取得を!

2019.03.18

Now is the chance!

3月は卒業式シーズンです。
高等学校から始まり、中学校、小学校、大学と続きます。
立命館大学は、3月20日@衣笠、3月21日@OIC、3月22日@BKCです。
スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科は、3月22日@BKC 2回目です。

先日、立命館宇治中学校の卒業式に参列させてもらいました。
卒業式では、一人一人に校長から卒業証書が手渡されます。その時に舞台袖に各クラス担任が名前を呼びます。呼ばれた卒業生は壇上に上がった折に、担任の方をみて、お互いにニコッと笑顔を交わします。卒業生全員が、担任への感謝の思いを込め、担任は成長に想いをはせて、ということが一瞬の時間ですが大きな重みをもった時間に感じられました。

この卒業学年の入学時のスローガンが、タイトルに書いた
Now is the chance!
です。
まさに、今を大事に一歩を踏み出す!

卒業式の答辞の最後に、オリジナル曲の合唱がありました。
その歌詞は、以下の通りです。学年全員で歌詞を考え、作曲な得意な卒業生が曲をつけました。

  
彼ら彼女らのこの3年間の想い、考え、成長、そして未来への希望を歌い上げました。
会場全体が大きな感動で揺すられた感じがありました。。

中学校の3年間で、学びの基礎を身につけ、これからの未来の可能性を持ってキラキラした卒業生たちに接することで、大きなエネルギーを頂きました。同時に、この15歳の次の旅立ちを見据えてみたときに、彼ら彼女らの前途が輝かしくなるようか環境になるようにしていく責任をひしひしと感じました。とりわけ、一貫教育を担当するひとりとして、中学での学びを、高校、大学、大学院へつなげていくのかについて、さらに検討を深める意欲を高めてもらいました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
今週は、大学の卒業式、そして博士学位授与式があります。
多くの学生、院生が巣立っていきます。
【忠】 

2019.03.17

大型の低酸素トレーニング施設への期待

3/15(金)に、早稲田大学国際会議場で行われたシンポジウム「低酸素トレーニングのすべて」に参加をしてきました。

このシンポジウムは株式会社アシックスおよびアシックススポーツコンプレックス株式会社が主催し、低酸素トレーニングによって期待される効果や将来展望を共有することをねらいとしたものです。本研究科からは田畑先生が登壇され、「タバタ式トレーニングの核心」というテーマでお話しをされました。定員は450名(事前予約制)だったのですが、会場に空席はみあたらず大盛況のシンポジウムでした(写真はシンポジウム開始前に撮影をした1枚です)。

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またシンポジウムの冒頭では、アシックス・スポーツコンプレックス株式会社の松田社長から、2019年秋に東京・豊洲にオープン予定の「アシックススポーツコンプレックスTOKYO BAY」の施設概要やこの施設に期待されることが説明されました。総面積約5,000平方メートルの広大なトレーニング施設では、トップアスリートから一般の方まで幅広く低酸素環境でのトレーニングが可能となるようです。国内では過去に例を見ない規模の施設となりますので、非常に注目されています。

このような施設が登場することによって、「仕事帰りに低酸素環境でランニング」といったこれまで想像もしなかった光景が現実となりそうです。

GOTO

2019.03.16

日本スポーツマネジメント学会 in 大阪

先週、日本スポーツマネジメント学会が大阪で開催されました。

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「スポーツの新たな価値創造」というテーマが掲げられ、
基調講演は、内閣府地方創生推進事務局の審議官の村上敬亮様が、
シンポジウムでは、ファンとの価値創造というテーマで
FIFAコンサルタントの杉原海太様と
宝塚歌劇団の運営に携われていた阪南大学の森下信雄先生がご登壇されました。
スポーツ分野でない方々から学ぶというのも
最近のスポーツマネジメント領域ではよくみられることです。

以前からフィギアスケートのファンは、宝塚歌劇団のファンに似ているのではないか、
と感じていたこともあり、非常に勉強になるご講演でした。
また、私は幼少時から、阪急電車で通学していて、学校も宝塚市にありました。
同級生にもタカラジェンヌがいるので、宝塚歌劇団はとても身近なものだったのですが、
一般的に、あるいはスポーツ系の先生方には馴染みのないものだということを知り、
それがとても新鮮でした。


11回目となる日本スポーツマネジメント学会の大会ですが、
今回は、初めて教員として参加しました。
そして、立命館大学スポーツ健康科学部から2人の学部生が参加してくれました。
Jin先生のゼミ生、3回生のSさんと、私のPre-ゼミ生、2回生のH君です。
二人とも、学会の本大会に先立ち開催されるスチューデントセミナーにも参加し、
他大学の学生とともにブラックスーツに身を包み、スポーツマネジメントを学んだようです。

また、2回生の学会参加は本大会の最年少参加者で、
同志社大学から一人、そして立命館大学から一人でした。

学会の懇親会では、参加した大学名が一つ一つ呼ばれ、
大学名を呼ばれると、学生が登壇してスピーチをすることが恒例イベントとなっています。

立命館の懇親会参加学生はPre-ゼミ生の2回生、Hくん一人でしたので、
免除かと思いきや、例外はありませんでした。
学会長をはじめ、日本のスポーツマネジメント領域を代表する先生方、
各大学の院生など、100人近くの中で、「立命館大学」と呼ばれると、
臆することなく、堂々とマイクを持ち自己紹介から、学会への参加によって学んだことを語ってくれました。
他大学の多くの先生方から、「Hくん、研究発表にも質問していたよ」というお言葉も頂戴し、
H君は、著名な先生方の記憶に残る立命館の学生になったようです。

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H君以外にもこの春休みを使って、Pre-ゼミ生の2回生はあちらこちらで活動してます。
留学中の学生もいますので、4月になったそれぞれの活動報告をしてもらえるのが楽しみです。

先週、今週とPre-ゼミ生の活躍と彼らがお褒めいただいたことばかりを
この場でご報告してまいりましたので、最後に私ごとでご報告をいたします。
既に学会誌に掲載されている論文ですが、
平成30年度の「学会奨励賞」として選んでいただき、今回の学会大会で表彰していただきました。
ありがとうございました。

(ゆ)2019031603

写真は学会大会の様子
撮影:ゆ&金沢学院大学 棟田先生
写真の無断転載はご遠慮ください。


#来年のマネジメント学会は東海大学で開催されます。

2019.03.15

英語教育の話 その1

みなさん、こんにちは、嶋村です。相変わらず花粉症がひどいですが、みなさんはどうお過ごしでしょうか。3月も半分を過ぎ、そろそろ新年度に向けての準備をしないといけないなと最近思っております。


さて、僕は相変わらず P の授業を担当するわけですが、前にも話したようにこの授業は通常の英語の授業ではなく、学生が自分で決めたトピックに関してリサーチを行い英語で発表する(論文を書く)というものですが、これはかなり高度なことをしているわけです。以前のブログでは研究ということに割と焦点を当てて書いてきたような気がしますが、今日(以降)は英語に関して書いてみたいと思います。


まず、P で研究して発表しようと思えばどれくらいの英語力が必要なのでしょうか。まあ客観的なデータや指標はないのですが、これまで見てきた学生で帰国子女を除いて結構できているなと感じるのは(成績で A くらい)、おそらくそんなに多くはなくて、けれどそういった人に例えば「TOIEC 何点なの?」と尋ねると、だいたい 700 点後半以上の点数を取っているのじゃないかな~って思います。もちろんそれ以下でもしっかり日頃から準備をして練習を重ねて発表する人はいますが、質疑応答などで僕が質問してやりとりした場合にそれなりの質疑応答のセッションとして成立するのはそのくらいの点数なのではないでしょうか。繰り返しますが、これは僕の主観であり、客観的なデータではないし、聞いた学生の数も多くないのでぜんぜん正確なものではないんですよ。。。けれど、この僕の勝手な評価が割と現実を捉えているとしたら、スポ健に来る学生の多くが P で苦労することになります。様々な背景を持って入学して来る学生さんですが、僕は分け隔てなく厳しく対応するのでみなさん大変そうです(笑)もし英語ができないのであれば、それを補う努力をしないといけませんが、しばしば問われるのが「そもそもどうして中高 6年も英語を勉強してきて英語ができないのか」ってことですね。まあこれは単純に考えると授業・教授法が悪いんだってことになるわけですが、いま英語教育の改革が行われようしています(ってこれまでもたくさん改革してきたんですがね 笑)。2020 年には小学 3・4 年生で英語教育が始まり、5 年生からは成績がつく教科としての英語が始まります。教育改革の背景はもう少し複雑ですが、文科省のホームページには以下のようにあります。


  1. グローバル化の進展の中で、国際共通語である英語力の向上は日本の将来にとって極めて重要である。アジアの中でトップクラスの英語力を目指すべき。今後の英語教育改革においては、その基礎的・基本的な知識・技能とそれらを活用して主体的に課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の育成は重要な課題。
  2. 我が国の英語教育では、現行の学習指導要領を受けた進展も見られるが、特にコミュニケーション能力の育成について改善を加速化すべき課題も多い。東京オリンピック・パラリンピックを迎える2020(平成32)年を見据え、小・中・高等学校を通じた新たな英語教育改革を順次実施できるよう検討を進める。並行して、これに向けた準備期間の取組や、先取りした改革を進める。
  3. 文部科学省ホームページ「今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~」より抜粋(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352464.htm) 


とりあえず「グローバル化」や「コミュニケーション」といったキーワードがホームページのあちらこちらに散りばめられていました。色々話したいことはあるのですがもうすでに長くなってしまったので、この辺の話を今週から数回にわたって(P の授業や僕の経験・考えとも絡めながら)お話ししていきたいと思います。まあ御察しの通り毒舌全開になるかも知れませんが、許してね。。。あはは。。。


ではまた来週(ちなみに今日も特に写真がなかったので、朱雀キャンパスの写真です)。

2019.03.14

ミュンヘン訪問


こんにちは、shinoです。

今週、私はドイツ、ミュンヘンに来ています。

ミュンヘンは私が以前に留学していた場所で、
共同研究の打ち合わせに今回訪問しました。

2011年の3月に留学から帰国して、それから一度も行っていなかったので、
ちょうど8年ぶりの訪問となりました。

まず、ミュンヘンに到着し、空港から外に出ると、
真冬のような寒さでした。
3月も半ばに入っていたので、かなり温かくなっていると思っていたのですが、
雪も降っており、想像外の寒さでびっくりしました。
3月に入りかなり温かくなっていたようですが、今週に入ってまた真冬の寒さに戻ったそうです。

私の留学先は、ミュンヘン大学医学部の解剖学教室です。
(正式にはLudwig-Maximilians-Universität Münchenで、ミュンヘンには2つの主な大学があります)

街の中心にある大学に行くと、付属病院などの建物は留学時より新しく改築されていました。

解剖学教室も新しい建物が私が留学していた時にできたのですが、
写真にあるこの特徴的な建物だけは、相変わらず残っていました。

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第2次世界大戦の時に、ミュンヘンは爆撃により甚大な被害を受けたのですが、
この建物だけは残っていたそうです。
なので、この建物はその時を忘れないように、壊さないで大事に残しているそうです。

今回は残念ながらわずか3日の滞在となりますが、
8年ぶりに訪問することができたので、しっかり懐かしんできたいと思います。

2019.03.13

立命館スポーツの正当性

こんにちは。

昨日は、2018年度立命館大学個人・団体表彰・学生部長表彰の
表彰式でした。

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私が部長を務める相撲部、ボート部はともに団体表彰の対象団体
として採用いただきました。

また、個人ではボート競技全日本選手権大会で女子舵手なしペア
五連覇、女子エイト二連覇に貢献した、2018年度の副将、
上京未来君が個人表彰、
キレのある相撲で全日本学生相撲体重別選手権大会で優勝した
大久保賢一君が学生部長表彰の対象に選ばれました。

さらに、団体表彰を受けたクラブを代表して、ボート部主将の
宮本雄喜君が挨拶させていただきました。

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いずれも大変ありがたく名誉なことです。

両部が表彰いただける成果を上げることができたのは、ご支援、
ご声援くださるみなさんのご期待に応えて、部員一人ひとりが
努力を重ね、それが部の成果として実を結んだ結果です。

立命館大学の体育会各部は、立命館大学を代表するクラブとして、
日々、安定して練習に励むことのできる施設条件や、さまざまな
財政的支援を受けていますが、それは各クラブが立命館大学の
すべての学生を代表して取り組み、すべての学生を励ますことが
できてこそ、各クラブはそれらの支援に対する責任を果たすことが
でき、支援は正当性を持つと自覚しています。

また、その自覚に基づく努力が、部員一人ひとりの人としての
成長に繋がると認識しています。

立場は人を育てます。
部員一人ひとりが立命館大学の代表として、日々研鑽を積む相撲部、
ボート部の一員である自覚をもって、今後一層、努力を積んで
いきます。

本当に晴れやかな一日でした。

みなさんもぜひ、立命館スポーツの応援にいらしてください。
きっと応援にいらしてみなさんも励まされ、元気になるはずです。

立命館スポーツ各部の試合スケジュールは、立命館大学ホームページの
「イベント&スポーツ」欄に紹介されています。


Apollo

2019.03.12

それぞれの道2

以前、卒業生がそれぞれの新しい道を歩み始める姿をお伝えしました。
翌週にも書こうと思っていたのですが、別のテーマを取り上げ、延び延びに。
つい数日前、また新しい報告を受けたので、「それぞれの道2」にしました。

一昨年、進路に悩みに悩んだ末、プロ契約ではなく社員契約で就職したラガーマン。
一年間仕事をしながら、練習を続ける中、時間の不足を感じ始めるとともに、もっと
高い場所で競技を続けたいと思い始めたようです。
昨年の2月に退社し、その後ニュージーランドのチームで外国の選手たちにもまれる生活を
しばらく続け、その間、自分のプレイするビデオを送り、アピール。
結果、プロ契約のオファーがあった数社から自身の希望するチームとプロ契約しました。

時折、大学のチームで練習を続ける以外は、一人で身体能力を維持してきました。
大学に来るたびに研究室に足を運んでくれ、先週はいよいよ始まるプロ生活の門出をお祝いし、
食事をともにしました。私の知らないプロの世界の話しを聞くことができ、ワールドカップは
彼の解説で観戦するという特典まで約束してくれました。

もう一人、新しい道へ。
昨年の卒業生で、このブログでも何回か登場した、卒業論文を学会誌に投稿した彼です。
一年間勤めた会社をこの4月に退社予定。教員資格取得を目指すようです。
教員になることはあまり念頭になかったため、在学時には資格を取得していませんでした。

「卒業論文を執筆したことがすべてではありませんが、卒業論文の執筆が教員になる希望を
大きくしました」とメールをくれました。お姉さんを癌で亡くし、葛藤し続け、時には自暴自棄になった自分を見つめたい、家族のあり様を考えたいと書いた卒業論文でした。
論文の別刷りを送ったお礼の電話をお母さまからいただき、いろいろなお話しをしたのが昨日。
とてもご心配されながら、でも、我が子の決意を応援したいとおっしゃっておられました。

闘病中も学校に通い続けたお姉さんを見てきた彼。
高校生から親元を離れ、寮生活をし、競技を続けてきた彼。
お姉さんのように、重篤な疾患を抱えながら登校する子どもたちも受けられるような体育の授業ができる教員になりたい。そんな思いも含まれているように感じました。

就職を軸にすると、卒業は一つの終わりであり、仕事は一つの始まりです。
また、就職は一つの始まりと同時に次のステップへの一つの終わり、あるいは、通過点なのかも
しれないと、新たな道を選択する彼らを見ていて思います。
もちろん、転職や進路変更をしなくても、それぞれの仕事の中での区切りが、終わりであり始まりでもあるのだと思います。

一つひとつの仕事、プロジェクトなど、それぞれが、始まりであり、終わりであり、また始まりになるような、その一つひとつに後悔しないような、丁寧な仕事をしていきたいと思いました。