[ 2019年06月 ] の記事一覧

2019.06.10

もっと自由に ものづくりを

立命館学園の次の10年の中期計画 
学園ビジョンR2030のキーメッセージは、

『挑戦をもっと自由に』 です。
https://www.ritsumei.ac.jp/features/r2030/

それを、なぞったような
『もっと自由に ものづくりを』
の幟をびわこくさつキャンパス内で発見しました!
場所は、理工学部の教育研究棟の一つ、イーストウイングの1Fです。

   

AIOL(All In One Laboratory) といわれる、このスペースでは、実際に色んなものづくりができます。
説明によれば、「機械工作や電子工作に必要となる各種工作機器、工具、部材、測定機器やCADシステムなどが配備され、IoT、AIやソフトウェア(MATLABなどの代表的な計算機言語)などについても整備されます。学生および院生は設備や部材を基本的に無償で利用することができます。コンセプトの具現化、設計、試作などに対して指南できるアドバイザーが複数常駐しており、これらの実践を通じて理解を深めることができる場です。」

   

https://www.ritsumei.ac.jp/se2017/making-things/aiol/

もちろん、スポーツ健康科学部・大学院研究科の学生・院生も利用できます。MATLABのプログラムについても質問も受け付けてくれます。理工系を含めた総合・学際のキャンパスならではの拠点です。

是非、覗くだけでも行ってもらえると、ものづくりについての関心を高める機会にもなるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
サンノゼ州立大学から鶴池先生とATC養成のプログラムの院生2名の来訪がありました。敦井家先生から、「今回は、貴学の先生方、施設に驚き、なによりもGATプログラムの学生の一生懸命に感銘しました。いろいろな可能性があると思いました。私の方で何かお役に立つことがございましたら、いつでも申し付けてください。」との嬉しいメッセージを頂きました。

【忠】 

2019.06.09

GAT Step-Up セミナー

関西では梅雨に入りそうで
まだ入っていないないようですが、
皆様いかがお過ごしですか。

今回は、「GAT Step-Up セミナー」について紹介したいと思います。

スポーツ健康科学部では、GAT を志望する学生をサポートするために
「GAT Step-Up コース」を実施しています。その中では、
学生の英語力の向上を図るレッスンだけでなく、
ATC としてのキャリア形成を行うために、
様々な分野で活躍している ATC の先輩を呼んで
セミナーを行ってもらう、「GAT Step-Up セミナー」があります。

今週の水曜日に、San Hose University の Athletic Department の
3名がスポーツ健康科学部を訪問しました。

そこで、先方の ATC を歓迎するためと ATC の先輩から話を聞くために、 
GAT を志望する学生が中心となって、二日間セミナーが開催されました。

 (atsushi)20190609-03

私は冒頭しか出席してなかったのですが、
スポーツ健康科学部の学生達が英語を用いて、
立命館について必死に説明するのを聞いて、
「頑張れ〜」と思いながら、聞いていました。

こういった取り組みを通じて、彼らが ATC として
どのようなキャリアを歩んでいくか考えていく機会になってほしいと思いました。

それでは、また。失礼致します。
よい休日を
Atsushi

2019.06.08

調査員デビュー in 秩父宮ラグビー場

秩父宮ラグビー場で、今シーズン最後のサンウルブズ戦があり、観戦者調査のため、上京しておりました。
今回は、ゼミ生の2人も上京し、
調査員としていつも観戦者調査を運営してくださっている早稲田大学スポーツ科学研究科の院生たちに混じり
秩父宮ラグビー場で観戦者調査デビューを果たしました。
スタジアムでの観戦者調査の実施は、先週ご紹介した「調査方法論」で学ぶ一部の実践にもなるわけです。

(ゆ)2019060801
最初は早稲田の院生たちに、名前は聞いていたものの初めての秩父宮ラグビー場、国際試合と初めてづくしのなか
やや緊張していたようですが、院生たちのサポートもあり、きっちりと役割を果たしてくれました。
院生たちからもお褒めの言葉を頂きました。

(ゆ)2019060804

サンウルブズ戦の日は、「秩父宮みなとラグビーまつり」に神宮球場での早慶戦、
秩父宮ラグビー場でのサンウルブズ戦が開催されていたこともあり、とても賑やかでした。

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ゼミ生の2人と私は早めに集まって、これらのイベントの見学しながら外苑周辺を歩き、建設中の新国立競技場まで散策してきました。

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その間、様々なスポーツマネジメントの話をしながら、関西では見られない、都会のど真ん中でスポーツが中心となる街の華やかさや、
ワールドカップやオリンピック•パラリンピックに対する温度差を感じてくれたようです。

(ゆ)2019060803

外苑周辺は、私がまだスポーツを学問として学ぶなど一ミリも考えていなかった学部生時代に早慶戦の観戦に歩いた道であり、
社会人になって秘書としてボスの後ろについて何度も何度も歩いた道でもあります。
社会人大学院生として、年齢の変わらない恩師や若い研究仲間とともに調査研究の場として歩いた道でもあります。
そして、この道は今現在、ともに学ぶ学部生たちとともに歩くという、新たな経験を与えてくれました。


写真は秩父宮ラグビー場と外苑周辺
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#明治神宮野球場
#建設中の新国立競技所
#クーベルタン伯爵

2019.06.07

雨ですね。。。

こんにちは、嶋村です。今日は結構な雨ですね。。。今朝娘を保育園に送って行ったんですが、長靴を履いた時はやたらと水たまりに入りたがるのでかなり面倒です。


さて、あいにくの雨ですが今日はいろいろやることがあるので大学にいます。このブログも含めて。。。しかし特に何か書くこともないんですよね。まあこれから学会にちょこちょこ行ったりするのでまたその報告もできたらいいんですが、今のところのその準備や論文を書いたり読んだりなどで忙しくしています。まあとにかく書くことがないので、今日は前回に引き続き意味論の話をしたいと思います。今日のテーマは態度動詞にしましょうかね。態度動詞というのは「言う」や「思う」などの話者や主語がどのような信念を持っているかを表すために使います。例えば「太郎は、神が存在すると思っている」のような文の意味は、先週話した形式意味論的な考えに則れば太郎がそう思っているなら真ですし、そうでなければ偽となります。ところが、例えば、「山田さんが僕にご飯を作ってくれた」は、山田さんが存在して、彼が僕にご飯を作ってくれたという事実がある限り真ですが、「神が僕にご飯を作ってくれた」は突然胡散臭い文になります。もちろん奥さんのことを「神」と読んでいれば別ですが(笑)。この胡散臭さはどこから来るかというと、この文は「神」の存在を前提としているからなんですね。これは指示性の問題なのですが、「神が僕にご飯を作ってくれた」みたいな文を発する時に、名詞の指示対象は現実世界の中で評価されます。ところが、態度動詞の選択する文は、事情がちょっと変わってきます。すなわち、これらの動詞は可能世界への扉を開くことになります。このへんの事扱う意味論を可能世界意味論なんて言ったりしますが、クリプキやヒンティッカみたいなえらい哲学者によって考え出されました。話を「太郎は、神が存在すると思っている」に戻すと、この命題が真であるのは、現実世界の太郎が置かれている状況や彼の信念にとって「神が存在する」という命題が成立する世界に必ずアクセスできるようであれば、真となります。このため、命題はその命題が成立する世界の集合だということが出来ます。可能世界は様々です。例えばみなさんは今日どのような夜を過ごすでしょうか?晩御飯は唐揚げかも知れません。ブリ大根かも知れません(季節的にはどうかと思いますが)。タコライスかも知れません。いろんな可能性があるわけですが、どの世界でも「神が存在する」が太郎にとって成立する命題なら「太郎は、神が存在すると思っている」という文は真になります。


さて上で見たように、態度動詞を使わない環境ではデフォルトで現実世界が真偽の評価の場になるので、存在しないようなものに言及すると意味がおかしくなります。例えば「現在のフランスの王様はハゲだ」という言語学・哲学ではよく使われる例文があるのですが、これはそもそも「現在のフランスの王様」が存在しないので、へんな文だと思います。さてここで質問です!この文は偽でしょうか?それともそもそも存在しないものを語っているのでナンセンス(意味がない)なのでしょうか?ちょっと考えてみてください。


続きはまた来週。

2019.06.06

令和の夏の試食会。

<RecOだより164>
蒸し暑い日が続きますね。
ab研では、びわ湖大津プリンホテル37Fのレストランと季節毎のメニューの開発を行っています。

個人的にビッフェレストランが好きではなく、このお話をいただいた時迷いましたが、逆にビッフェ嫌いの私が好きなるビッフェレストランができれば面白い、と考え「滋賀の食材を滋賀の健康に活かす」というコンセプトで、BionaのOシェフとの協働作業を始めて今年で3年目になります。

「ビッフェレストランだからこそ、ライブ感を大切に、季節毎にメニューを変えましょう!」と声高に言い切ったのですが、これがなかなか手の込んだ作業。でも実に楽しい!

まず、レストランのテーマと季節の健康のテーマを決め、地元の食材の候補を出し合い、どんな料理に仕上げていくかシェフと打ち合わせ。その後、シェフからメニューが提案され、その試食会を、滋賀県内外、色々なジャンルの方々にお集まりいただいて行います。

一昨日、今年の夏のメニューの試食会が行われました。
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ご参加の皆さんから一品一品丁寧にご感想をいただき、それを集計したデータを基に、各メニューをブラッシュアップして、それぞれのメニューの意味・価値の解説を添えて、6月末から夏メニューとして登場します。

通常、健康を意識したメニューは、それだけだと少し寂しい感じもあるのですが、ビッフェでの提供なので自由度が高く、健康メニューで食事の全体を構成できるようにしつつも、お好みに合わせて、他の料理も一緒に楽しんでいただくこともできます。
仕上げはこれからなので、各料理の写真は控えますが、この夏のテーマは「ハニー&サワー」。滋賀県産の蜂蜜やビネガーを使い、甘酸っぱく夏を乗り切るメニューをご提供予定です。

詳しくはこちらでご紹介。
https://www.princehotels.co.jp/otsu/plan/biona/menu/dinner-buffet-30th/

ご期待下さい。
ab







2019.06.05

ロゴ国際学会デビュー

こんにちは、hassyです。
アメリカスポーツ医学会(前編)です。
ということは、後編もある・・?
そうです、あります。
せっかくのネタですので。
休日にあるいくつかの超人気アニメも、正味インスタント麺をクックするくらいの時間の戦闘シーンや星の破壊などが数週間も渡って放映されているわけですので、、いわんや小生のブログをや・・ということでご寛恕ください??

さて、本題ですが、今年のアメリカスポーツ医学会(ACSM)はフロリダオランドで開催されました。
この学会はスポーツ医学で世界をリードするアメリカで開催され、各国から当該分野の研究者が集う、スポーツ医学の中心的な国際学会の一つです。
毎年、スポ健からは教員はもちろん、多くの院生や学部生までが参加しています。
恐らく日本からは一番多いのではないでしょうか。
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中国、韓国、台湾、香港など、アジア圏からも多くの参加があります。
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スポ健では、学部生も国内外の学会で研究成果を発表しています。
私と同じファーストネームのタケことS君は今回初の国際学会でしたが、堂々たるデビューでした。
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今回人気を集めたのがKoki君の発表。
何人かに写真も撮られ、「paper(論文)にしたのか?」「paperはいつ?」と論文の動向を探られていました。
世界は広く、研究内容も競合していることがよくあります。
自身も先を越されて、辛い思いをしたことがあります。。。
投稿を急がないといけません。
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彼女は国際学会の経験は豊富ですが、国内でも発表は緊張するタイプ。
いわんや国際学会をや・・・
しかし、さすがにしっかりと発表しておりました。

そして、
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10th記念ロゴがデビューして参りました!
いい感じでした。

多くの本学部・研究科1期生も発表しており、この10年の確かな歩みを感じた瞬間でした。

2019.06.04

AIと教育

こんにちは。かわいです。


6/1-2と玉川大学で開かれた大学教育学会第41回大会に参加してきました。

基調講演は新井紀子先生( 国立情報学研究所 社会共有知研究センター長・教授)による「AI 時代の高大接続改革読解力調査から見る今の高校生・大学生」でした。


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新井先生は、これまで人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」(2011~)を進め、基礎的・汎用的読解力を高精度で診断する「リーディングスキルテスト」(2016~)を開発してきました。


AIは、センター模試で5教科6科目で偏差値57.1を達成し、全大学中7割で合格可能性80%以上をたたきだしました。


しかしながら、東ロボの誤答の分析から、AIは意味を理解することができないことが明らかになっているそうです。人間であれば常識や簡単な推論でわかることにAIがつまずくことが報告されました。


「意味を理解して読み、書き、考えることが人間のAIに対する優位性」


なぜ意味がわかる人間が意味を理解できないAIに敗れてしまったのか、この疑問が読解力テストの開発研究に取り組んだ理由だそうです。


読解力テストの開発から、教科書が読めない生徒は、キーワード検索的に文を「見て」いるだけで、意味を理解して「読んで」いるわけではないことが明らかになりました。


講演を聞きながら考えたことは、次のような疑問です。

 どうして意味を理解して読まないのだろうか

 そもそも、意味を理解するとはどういうことだろうか

 どうすれば意味を理解して読めるようになるのだろうか

 意味を理解する読解力と競技能力に関係はあるのだろうか、あるとすればどのような関係があるのか、そしてなぜ関係するのだろうか


疑問は尽きませんね、考え込んでしまいました。



かわい


2019.06.03

大塚光雄先生 ご結婚おめでとうございます!

6/1 琵琶湖畔の結婚式場にて、助教の大塚光雄先生が結婚式を挙げられました!

   

学部・研究科の先生方、研究仲間の多くが招待され、素敵な結婚式、披露宴に参列いたしました。

   

スタイルの良い大塚先生、普段よりもさらに輝いていました。
奥様の広子さんもとても素敵な方で、素晴らしい笑顔でした。

   

来賓の方の祝辞でマザーテレサの言葉を引用され、
Let us always meet each other with smile, for the smile is the beginning of love.
『いつもお互いに笑顔で会うことにしましょう。笑顔は愛の始まりですから。』

の言葉を贈られていました。まさにその通りですね。

笑顔から、毎朝スタートしたいですね。

   

大塚光雄さん 広子さん そして愛娘のめいちゃん、笑顔あふれる素敵な家庭を築いてください!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
昨日は、品川で、グローバルティーチャー賞報告会
http://globalteacherprize.jp/
があり、パネルトークに参加させてもらいました。
【忠】 

2019.06.02

基礎演習 MR 実習

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

今回は、基礎演習の MR 実習について紹介したいと思います。

この MR 実習は、1回生向けの基礎演習で、
スポ健に設置されている MR 装置を用いて実習するという、
非常にユニークな内容です。

この記事を読んで下さっている方も、
MR 装置については、病院で入られたことがあったり、
テレビで見たりして、何となくは知っておられると思います。

ただ、どのような原理で画像が出来のかや、
また、病院などの臨床現場以外で、
どのようにスポーツ健康科学の分野で
利用されているのかは、ご存じない方が多いと思います。

スポーツ健康科学部に入学した学生も同様の状況ですので、
この授業では、MR の原理や様々な MR 画像法について、
実習を交えながら、学んでいます。

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(写真は、実習を担当している Takuma 先生です)

MR 装置のような先端機器は、あるだけでも凄いのですが、
積極的に研究に活用することで、
さらにスポーツ健康科学研究が進むと思いますので、
MR 実習を受講した1回生が、MR に興味を持って、
ぜひ学部、大学院と研究を進めていってもらえることを願っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi

2019.06.01

調査方法論と院生TAさんたちの活躍


授業も8週目を迎えております。
今年度は、月、火、木と2回生の授業を担当しています。
何れの授業もレポート等提出物が多く、課題を出すたびに心の中で「がんばれ」と心の中でささやきながら
こちらも授業準備と課題の評価がとどめなくやってきますので、
「私もがんばるから・・・」とも思っています。

2回生全員とともに乗り越える授業の一つに「調査方法論」があります。
これは、社会調査に必要な知識を基礎から学び、実際に調査を実施し、統計分析、そしてレポートをまとめる
濃い内容の授業です。
また、調査、分析、報告という一連の流れを実施するため、1回完結型ではなく、知識の積み重ねが必要です。
パソコンを使いながら学ぶ授業ですので、1限から3限まで3つのクラスに分けて開講されており、
それぞれに大学院生の方がアシスタント(TA)としてサポートをしてくださっています。

今年度はかわい先生からのご提案で、調査方法論に新たな取り組みを導入しました。
TAさんにもお手伝いをしていただきながら、図表を用いた報告書を書くためのスキルアップを目指すものです。
まず、5週目の授業の終わりに、図表を用いて報告する課題を2回生に出し、
次に、翌週提出された課題にTAが目を通します。
最後に、8週目の授業で、TAさんたちが、課題のフィードバックと評価、さらに報告書の作成がもっと良くなるためのアドバイスとしての授業を実施するという試みです。

2回生達はTAさんの講義に熱心に授業に耳を傾け、
「自分の弱点がわかりやすかった」「・・・について知ることができて良かった」という喜びのコメントがたくさん寄せられました。
TAさんたちも手ごたえがあったようです。
講義の様子を写真に収めようと思ったのですが、私がTAさんたちのアシスタント役に徹していたので、その時間は取れませんでした。
代わりに、元気に授業を受講してくれている2回生の写真を掲載しておきます。

(ゆ)2019060101


かわい先生、TAさんたちとのミーティング、授業構成の見直しなどなどと限られた時間での準備は気忙しかったですが、学部生、院生、教員などそれぞれの立場でできる力を発揮し、学びを活性化させるモデルとなれば、嬉しく思います。


写真は調査方法論の受講生たち
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#TAの皆さん、本当にお疲れ様でした。
#春学期も後半戦に突入です。
#私は課外活動が増えてきそうです。