2016.09.29

基礎数学

他の先生方も書いている通り,後期の授業が始まりました.
私の担当する後期の講義 基礎数学も本日が第1回目の授業でした.
基礎数学は主に1回生が受講しています.前期に1回生の授業を持っていない私にとっては,新1回生に対する初講義になりますので,新1回生に会えるのを楽しみにしていました.



この基礎数学は3クラスに分かれており,前期の定期試験中に行ったプレテストの成績などに応じてクラス分けを行っています.スポーツ健康科学は一般入試で考えても文系入試と理系入試のそれぞれで入学することができます.ですので,高校時代に理系クラスに所属していた学生,文系クラスに所属していた学生,数学が得意な学生,苦手な学生が入り混じっています.少し数学の進度が異なりますので,基礎数学に関しては,数学のレベルに応じて授業を行っています.

もしかしたら,「数学ってスポーツ健康科学に必要?」と考える方もいるかもしれません.しかし,今後の専門科目を考えると,すべてではありませんが,数学の知識や能力が必要になってくるものもあります.

さらに卒業後のキャリアを考えても全く不必要だとは言えません.
スポーツ健康科学部には,保健体育教員やスポーツ関連を含む一般企業への就職を希望する学生もたくさんいます.
色々な人と話していると,保健体育教員は数学や理科の先生ではないので,「数学は不必要!」と考える方もいます.しかし,理論的,客観的に物事を捉える場合,突き詰めていけば,数学が出てくることも少なくありません.スポーツ科学が良い例だと思います.そして何よりも,教員採用試験では,数学の問題が出ます.こういった観点で考えると,数学も保健体育教員になるために,なった後も,必要な知識や能力といえると思います.

一方,スポーツ関連を含む一般企業への就職を考えた場合もSPI試験などの試験を行う企業がたくさんあります.もちろんこの中でも数学の問題が出ることが多くあります.

このようにスポーツ健康科学部で学んでいくためにももちろん必要ですが,将来を考えても最低限の数学の知識は必要になってきます.

将来の選択肢を少しでも広げるためにも,学生と一緒に数学を勉強したいと思います.

naru