2017.08.11

高知と読書とカツオと台風

Hitomiです。
各地で猛暑が続いているようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
立命館大学は本日より夏季一斉休業に入りました。帰省や旅行などアクティブに過ごすもよし、前期の疲れを癒してまったり過ごすのもよし、そんなの関係ねぇとばかりに仕事や研究に邁進するもよし。
いや~、何をしようか考えている時が一番楽しいですね。(そして結局一瞬で過ぎる)

先週、読書会で高知に行ってきましたので今日はその様子を。
毎年定期的にやっているもので、“制度”に関する本を複数人で分担して読み、その場で議論するという内容の会です。今年読むのは「暴力と社会秩序」。



社会秩序の変化を暴力の制御という観点から説明し、社会科学の新たなモデルを提案するという意欲的な内容です。歴史的事例が多く、世界史に詳しくない私にはなかなか読み進めるのが難しい内容だったのですが、他の参加者の方々の手を借りてなんとか理解できました。

読書会で興味深いのは、他の研究者の議論を聞けることです。進化心理に詳しい方、哲学に詳しい方、社会学に詳しい方、文化心理に詳しい方…本を一つの題材として各分野の相違点・共通点が見えてくるのでとても勉強になりました。

最近の学生は本をほとんど読まないと聞きます。1日の読書時間が「0」の大学生が50%近くいたという調査結果もありましたね。膨大な課題が出ている中で読書時間を確保するのは、時間的にも精神的にも難しいかもしれませんから、読書会のように学生同士で分担して読むのもよいのではないでしょうか。

さて、高知までは陸上ルートで、岡山まで新幹線、そこから特急・南風で向かいました。南風では、たまたま取った席が、【司】先生のブログでも登場したアンパンマン電車の中でした。
アナウンスもあの声なんですよ。かわいい!


※前日夜入りしたので暗い…

懇親会では、カツオが出ました。分厚いのに生臭くなくてすごく美味しかったです。さすが本場!



もうちょっとゆっくりしたかったのですが、台風の影響が危ぶまれたので電車が止まる前に退散。高知~岡山間では隣の席のおじさんが昨今にしては珍しくよくお話になる方で、アラン・ドロンについて熱く語られ、『太陽がいっぱい』という映画を必ず見るようにと念を押されました(笑)
こういう一期一会の出会いも出張の醍醐味ですね。

それでは皆様、よい夏季休暇をお過ごしください!

Hitomi