2017.08.19

偶然の出会いから今日が-恩師はありがたきかな

    毎年お盆が近づくと“青山クラブ”(母校の軟式庭球部・ソフトテニス部OB会)から、卒業生の親睦と現役部員の激励・支援を兼ねて親善試合の案内が届きます(いつも都合が悪く不参加)。今年は部長兼監督兼コーチとしてご指導を頂いた“恩師の喜寿のお祝い”を兼ねるということでほぼ四十年ぶりに会にだけ参加してみました。
 先生は大学卒業後新潟高校に着任し、以来38年間体育教員として全く移動もなく過ごされ(前例無しとか)、ご自身の国体選手としての輝かしい実績以外に、インターハイ出場選手を多く育てられました。小生の頃(1964年~67年)はまだ着任3年目で、教員としてか或いは選手としての人生かに迷っておられたのか、先生のクラブの指導方針については納得できず常に反発をし、学内校友誌に主将として小生なりのクラブの在り方を述べたりしました。でも、反発しつつも強く惹かれ、この先生との出会いがなければ今の自分もなかったのではと思っております。「おまえは体育教師に向いていない。でもこれからはおまえのような教師が必要となってくる。」と、入試の実技試験に備え、ご自身の脚の怪我にもかかわらず冬の寒い柔道場で練習相手をしてくださった日々のことは今も鮮明に覚えています。半世紀が経ちました!


 テニス部OB・OG 120名からの出席者のなかで小生が最年長者とかで乾杯と挨拶をさせられましたが、紅顔の美少年・美少女?がなべて白髪(有れば良い方)。でも、恩師を中心に昔を懐かしみつつ、コートで培った様々な想い出は一層先輩後輩の結びつきを深め、まるで1枚の布のように、縦と横のそれぞれの糸がしっかりとむすばれている感を強めました。(老ブロガー・ハル)