2017.10.18

朝の顔、街の顔

カタルーニャ独立問題の収束に向けて、バレンシアの街中でも「PARLEM(話し合いましょう)」の文字と白いシャツ(アスタラーダではなく)に身をまとった大勢の人たちが集まっていたり、州の祝日で賑わう一方で(あるいは、その日だったからかもしれませんが)、デモの集団を目にする場面もあったり何かと動きがあります。

さて・・・・。そろそろ、ビーチで時間を過ごすことも終わりそうです。大学からもそれほど遠くないところに、とても魅力的なビーチがあります。その白く、長く続くビーチは一見の価値ありの場所です。

いつも朝・晩の食事を一緒にとっている先生は、ビーチ大好き!という先生で、毎日ビーチに行き泳いできては、夕食のときに幸せそうにその話をしてくれます。今では「ビーチはどうでしたか?」とたずねるのが、夜のあいさつ代わりのときがあるほどです。

昼間はかなり暑い日が続いていましたが、先日、ここに来て初めて(?)夕方にまとまった雨が降った後は、朝、急に秋らしくなりました。そのバレンシアの朝には、いろいろな表情があります。
日常の朝カフェの様子。学生が元気すぎる朝、静かさ漂う日、遠足に出かける前に大騒ぎになる週末朝など…落ち着くのを待ってから、いざ!朝食。


大学までの道のりは、秋空でも眺めて自然の中を横切っていきます。片道30分の道のりがあっという間です。


市場では、7時前ころから支度が始まるところもあり、10時前には観光ツアーの人たちなどで混雑し始めます。そして、15時には片付けもほとんど終了です。


週末は、必ずと言ってよいほど各種のイベントが行われています。この日は、消防団員さんたちの会(真面目に参加している様子でしたが、急にポーズをとってくれました【上の写真】)。
少し歩くと、いくつかサッカー場やラグビー場などがあります。バレンシアでラグビーの試合が観られると思っておらず、偶然のことに結構な時間、見はまってしまいました。

小学生たちの課外授業でしょうか、カテドラル近くの広場に来ていました(しばらく近くで過ごしていたら、カメラを向けるたびに顔を隠して遊び始めてくれました)。みんな座ってサンドイッチの時間。朝7~8時頃のdesayunoに始まり、この子たちのご飯はalmuerzoと呼ばれる10時頃のごはん。この後14~15時頃にcomida(いわゆるランチで、この時間過ぎたころから「こんにちは」の挨拶です)…と続きます。食習慣は小学校から、というような風景です。

いろいろな場所に、いろんな朝と表情がありそうです。スポ健にも、皆さんが住んでいる街にも。少しだけ時間をとって、眺めてみるのもいいものです。

ippo