2018.02.26

スポーツビジネス産業展

2018年2月21日-23日、千葉県の幕張メッセで開催された 第1回スポーツビジネス産業展に行ってきました。
 

 写真にあるように、ライブ・エンターテイメント展、地方創成EXPO、イベント総合EXPOが同時開催されていました。講演、セミナーの他、680の企業・団体による展示ブースも賑わっていました。

 初日に、「日本のエンターテイメント、スポーツ、地方創生を考える」というテーマで、特別招待講演とパネルディスカッションが行われました。パネリストは、写真の大物の方ばかり。
 

 川淵氏は、諸外国のアリーナならびにアリーナを活用したイベントについて紹介し、日本には1万人収容のアリーナが少なく、アリーナ文化も育っていないと指摘。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンを例に挙げ、NBA、NHLのスポーツイベントだけでなく、音楽、コンサートのイベントの開催にも使われ、年間400回以上のイベントに活用されていることを報告した。

 中西氏も、同様にマディソン・スクエア・ガーデンを例にあげ、スポーツと音楽の殿堂である。日本も、スポーツと音楽が連携した「アリーナ」を創り上げる必要があることを提案。今回のイベントで、スポーツビジネス界と音楽業界が手を携えるようになったのは大きい。

 石破氏は、日本の今後の人口予測(2100年:5000万人、2200年:1300万人)をのべ、国民減少について具体的なイメージを示した上で、これまでの高度成長時代では、「モノ」が欲しかったが、これからは「コト」が求められる時代であること。そして、未来は、過去と現在の延長線上にはないこと。さらに、東京から地方への時代となることを説明。

 3名のパネルディスカッションも非常に充実していましたが、長くなりそうなので省略しますが、スポーツ、音楽、地方、これらのベスト・ミックス、ベスト・コンビネーションが未来を解く鍵になりそうです。

 特別講演以外で、
 「スタジアム・アリーナの未来 世界の事例紹介と我が国のスマート・ベニューの在り方」
 「横浜DeNAベイスターズが進める、マーケティングに基づく革新的な球団経営/
  Bリーグ集客ナンバー1!千葉ジェッツの秘密~5年で大幅黒字化を実現したマネジメント戦略~」
などを聞きました。

 いずれも最新の取り組みの紹介で、勉強になりました。とりわけ、千葉ジェッツの集客の取り組みは、『集客がクラブ経営の根幹であり、戦略を立て、社員がチーム一丸となって取り組むこと。来場をリピートするための顧客満足の高め方など』、別の分野にも共通しており参考になりました。

   

今回、会場で嬉しい再会がありました。FBで来場したときの写真をアップしたら、卒業生から「私も来ています!」と連絡を受け、2日目の昼にあうことができました。写真の3名です。日本を代表する2つの広告代理店に勤めていて、スポーツビジネスに関わる情報収集のために来ていたようです。生き生きと頑張っている姿をみて、元気をもらいました。今度、東京でゆっくり会うことも約束しました!
これからもFBで発信しますので、近くの卒業生は遠慮なくお声かけ下さいね。
  
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  
 会場で、写真のように「8の字巻き」コンテストがありました。バイメカの撮影などで、長いケーブルを扱う先生方、院生には周知ですが、ケーブルを普通にまいておいて、いざ使おうとおもって引っ張ると絡まります。そこで、1周巻いては次のときは逆方向に巻いて、順巻き、逆巻きを繰り返します。そうするとねじれが打ち消しあい、ケーブルを使うときに、ひっぱても絡まることなく、「スーッ」と延びます。8の字巻きで保管しておくと断線の心配もありません。イヤホンなどにも活用できます。覚えたい方は、バイメカ関係の先生、院生に聞いてみてください。
【忠】