2018.03.20

恩師の退職と春の高知

 先週の木曜日、高知県で桜の開花宣言がありました。(今年は全国で一番だったようです)
 桜の標準木は高知城にありますが、開花宣言があって二日後・・・三分咲きという所でしょうか。高知城内では、場所によっては既に満開の桜もあり、多くの観光客・お花見の皆さんで賑わっていました。月曜日のニュースでは満開との報道もあり、一気に春本番ですね。
 
 ・・・というように、先週末に高知へ行く機会がありました。今回の目的は、大学生また教員時代に大変お世話になった高知大学 神家名誉教授が大学を退官される事となり、先生の最終講義と祝賀会に出席させて頂く事でした。

 先生は、器械体操がご専門であり、体育科教育に関しては、「体つくり運動」「器械運動」の指導法に関する著書を多数出版され、全国の体育実技指導者講習会の講師としても長年ご活躍をされていました。先生が高知大学附属小学校長の時代に附属中学校副校長として学校経営をご一緒させて頂きましたので、公私とも先生の生き方を手本とさせて頂いておりました。退官されることは寂しい事ですが、先生から学んだ多くの事を少しでも実践出来るように頑張らなければと改めて思う貴重な時間でした。
 
 という事で、先週のブログで高知の観光ルートを紹介しましたが、今回その通りに歩いてきましたので、写真を入れて紹介します。
 高知駅の南口には、土佐の幕末の志士である「坂本龍馬・中岡慎太郎・武市半平太(瑞山)」の銅像(レプリカで発砲スチロール製だと聞いています)があります。実際の銅像は、坂本龍馬が桂浜、中岡慎太郎が室戸岬、武市半平太が横浪スカイライン展望台にあります。

 高知駅から南へ歩き「はりまや橋」のオブジェを訪ねました。江戸時代の橋は、朱塗りの橋だったようで、その当時の橋を再現しています。橋の下には運河を再現した池があり、夜はライトアップされていて綺麗です。

 追手筋(先週のブログでは「大手筋」と書きました。訂正します。)を西に向かうと、高知城があります。高知城の追手門から城を見上げる最も美しい姿がこれです。城の主要門である「追手門(一般的には大手門です)」と天守閣を一緒に写真におさめる事のできる珍しい城です。城は国の重要文化財(一時は国宝だったのですが、法改正に伴い重文に)となっています。


 石段を上がり天守にきました。下から見上げると屋根や破風が複雑な角度で作られているために大きく見えるのですが、本丸まで上がると意外に小ぶりな天守なので驚く方が多いです。天守手前から横に屋根が奥に続いているのが本丸御殿です。


 高知城を後にして、西に10分程度歩くと坂本龍馬の生誕地があります。生誕地と言っても石碑がポツンと立つばかりで、現在は病院が龍馬生誕地「才谷屋」の屋敷跡に立っているので当時の事を偲ぶ事は出来ません。


【司】表紙は、酒飲みの国・土佐の「べろべろの神様」です。暖かくなると多くの県民がこの神様のようにべろべろになって街で楽しく酒を飲んでいます。