2018.10.13

スポーツツーリズム×Vissel神戸

Vissel神戸の試合観戦に行ってきました。


ご一緒したのは、ケルン体育大学のDr.Uと
彼の研究室に在籍する博士課程のAくんとです。
彼らはこの一か月間、ケルン体育大学の提携先である日本の大学に滞在され、
Dr.Uは院生に対するスポンサーシップの授業を行い、
院生のA君は、研究を行っています。

彼らが来日した理由は、大学のカリキュラムのためですが、
先週末神戸にやってきた理由は、Vissel神戸の試合観戦です。
ケルン体育大学は、ブンデスリーガのサッカークラブ、
あの「ハンパない」選手も在籍していた
FCケルンのホームスタジアムに隣接しています。
Dr.UとA君はFCケルンで活躍していた
ポドルスキ選手を目当てに神戸にやってきました。
彼らが来日する前からメールで、日程を調整し、
今回もまたVissel神戸の方々に大変お世話になりました。

19時キックオフの試合に対し、彼らは朝早くから神戸に入り
中華街や布引ハーブ園にも足を運びました。
しかしながら、彼らが神戸を訪れたのは「スポーツ観戦」のためです。
このようなスポーツ観戦を主たるの目的とした旅行は
「スポーツツーリズム」と呼ばれ、
旅人である彼らは「スポーツツーリスト」と呼ばれます。

今回の事例がぴったり当てはまるように、神戸市にとっては、
サッカーがきっかけで「観光客」が増えているわけです。
ですので、スポーツツーリズムは、「スポーツによって人が動く」、
「スポーツによる地域振興」といった点で
スポーツマーケティング領域において最も関心の高い分野の一つです。

スポーツ観戦だけではありません。
ホノルルマラソンに参加すること、
オリンピック・パラリンピックのボランティアとして東京に行くこと、
ラグビーチームが合宿のために、菅平にいくこと、
沖縄でプロ野球のキャンプをすること、
これらはすべて、「スポーツによって人が動くこと」であり、
「スポーツによる地域振興」への貢献が期待できます。
このような事象を捉え人々の心や行動、社会や経済に及ぼす影響の検討は
スポーツツーリズムの研究として捉えることができます。


来年よりメガスポーツイベントを控え、国内でのスポーツツーリズムに関する研究は
「旬」となっており、院生の学位論文のテーマとしても増えてきました。
日本で開催されるスポーツイベントに関わるスポーツツーリズムの研究は
ここ数年で多く発表されることでしょう。


最後に、話題になっているあの人の選手の写真も貼っておきます。


写真は
撮影:ゆ&ケルン体育大学のA君

写真の無断転載はご遠慮ください。


#Vissel神戸
#ホームチームを初観戦
#サポーターが予想以上に熱かった