2018.10.14

オープンゼミDAY

スポーツ健康科学部では、3回生から専門演習(ゼミ)が始まります。各ゼミでは卒業論文の執筆に向けて小集団での学びを行います。所属ゼミ(および所属コース)は2回生後期に決定するのですが、前回の月曜日は2回生を対象にオープンゼミ(ゼミの説明会)が開催されました。オープンゼミは明日(10/15)も開催され、その後、志望ゼミへの志望理由書の提出→選考期間(担当教員による志望理由書の確認、面談など)を経て、所属ゼミ・コースが決定します。

オープンゼミの実施方法はゼミにより様々なようですが、私のゼミでは冒頭でゼミでの学びの概要や特徴について説明した後に、現役のゼミ生に話をしてもらっています。毎年、オープンゼミで誰に話をしてもらうか悩むのですが、今年度は3回生のKくんにお願いをしました。彼のことは以前にもこのブログで紹介しましたが、初めて出会ったのはKくんがまだ高校生の頃のオープンキャンパスでの私の模擬講義でした。その後、スポ健に入学し3回生からはゼミに所属し、今回は現役ゼミ生としての立場からゼミでの学びを後輩に説明してくれました。初めて会った約3年前のことも思い出しながら、そして、自分が大学3回生だった頃にはこれほど堂々と話はできなかったなと感じながら彼の話を聞いていました。



ゼミ選択は2回生にとっては一大イベントです。複数のゼミからどのゼミを第一希望にするか相談をうけることもありますが、中立の立場で冷静にアドバイスするようにしています。その際に驚くのは、「研究をやりたいという強い希望をもっている学生」と「卒業後の進路に関して具体的な目標をもっている学生」が比較的多いということです。2回生の後期に入ったばかりで大学生活も折り返し前なのですが、低回生から卒業後の進路に関して意識付けをしている成果の一つかもしれません。一方で、「どのゼミが就職に強いですか?」といった短絡的な考え方をする学生もみられます。卒業生の進路について質問されることもありますが、「●●ゼミ=●●業界」といった単純な構図はありません。大事なことは「ゼミで何を学びたいか」・・・オープンゼミに参加してじっくりと考えた上で自分の意志(判断)で志望ゼミを決定してくれることを願っています。概要を調べた上でエントリーシート(志望理由書)を書いて面談を受ける・・よく考えると就職活動にも似ていますね。

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