2018.11.09

秋になってきました

みなさん、こんにちは、嶋村です。11 月に入ったとはいうものの比較的暖かい日が続いているように感じます。しかし草木は徐々にその色を変えてきているようで、大学のイチョウの木も黄色く色づきました。なんかいつもと違う感じで始まりましたが、実は今日研究室に来た学生さんに「なんかネタない?」って聞いたところ、「秋になって紅葉(黄葉)が始まってますよ」ってことだったので、今日はこういう書き出しになりました。今日の写真はその学生さんにもらいました、U さん、ありがとう。女性はロマンティック。僕も昔は自然の移り変わり愛で、感傷的になっていたのかもしれませんが、今は忙しくてそんな余裕ありません。。。ちなみに、最近の学生さんはこういうことを「エモい」と言うようです。英語の emotional に由来するようで、「感情が動かされた状態」や「感情が高まって強く訴えかける心の動き」を表現するそうです (Wikipedia 調べ )。ちなみに「エモい」自体は最近の言葉ではなく、僕が学生時代からあったように思います。ただその時は、音楽のジャンルだったような気がします。まあロックの1ジャンルなんですが、僕は好きではありません(笑)。


さて、最近の忙しさの要因の一つに課題の添削があります。僕は割と課題にコメントをつける方なので、大量の課題を捌くのは大変です。じゃあ、サラッと見ればいいじゃないとなるのですが、書いてしまうんですよね。けどこれは生徒のためを思ってしっかり書いてあげようというよりは、「語彙・文法がおかしい!」、「証拠出せ!」、「論文をちゃんと引用しろ!」、「論理が全くわからん!」といった採点中のイライラを表象するものとして書くことが多いです(笑)。まあもちろん結果的にそのコメントを見て、質問に来てくれる学生さんもいるので、それはそれで役立ったいるのかもしれませんが、前に話した僕のアメリカ時代の先生よろしく、英語でワーって書いているので、質問に来ない人ってコメントの意図がわかっているのかいないのか、それとも単にコメントが無視されているのか謎ですね。結局教員も人ですから、学生に対してどういう気持ちで接するかで宿題の添削も変わってくるのではないかと思います。僕自身はとりあえず学生にしっかり学んで欲しいと思いっているので、(イライラして書いてるわけですが)コメントをしっかりつけています。まあ当然と言えば当然なんですが、さすがに全く進歩が見られない課題を受け取ると心が折れそうになる時がありますね。


結局、こういうことは最後は学生の手に委ねられるわけで、つまり学生自身がよくなりたいと思うかどうかなんですね。要は、学生が自分で「やるぞ!」と思って、その気持ちを切らさないようする以外なかなか方法がないので、学生のみなさんがご自身で自分のやる気のスイッチをオンにしてもらう必要があるわけですね(某塾の CM とは違い、自主性を重んじる大学では普通押してくれません。まあ最近はそうも言っていられない大学もありますが 笑)。けれど、惰性でここまで来ちゃったりするとスイッチが錆びついてなかなかオンに入らない人もいるようです。だからと言ってずっとオンな人は疲れるだろうし、そんな人といたらこっちも疲れますね。まあとりあえず、そんなスイッチが錆びついている人は、一日で(30 分とか)少しでいいから大学の授業以外で、勉強道具を広げて机に座ってみることをお勧めします。別に P の宿題でも他の授業の予習でも何かの資格の勉強でもなんでもいいです。一人で図書館に行って、一人で勉強する習慣をつけることです。もし乗り気じゃなかったら、座ってボーッと教材を眺めているだけでもいいです。ただしスマホは触らないこと。そうする時間をルーティーン化(なぜかスポ健には「ルーティーン」という言葉が好きな人が多いようです 笑)することで、徐々に習慣的に勉強するようになるではないかと思います。一度スイッチオンの仕方がわかると意外とオン・オフが簡単にできるようになります。僕は経済学部のダメ学生から言語学者になると決めた時、こんな感じで勉強する日々に戻りました。そして、言語学を勉強するにつれてたくさんの言語の不思議に出会うことができ、今でもその不思議に魅了されています。今の学生生活に改善の余地があると感じている方は、とりあえず定期的に机の前に勉強道具と一緒に座ってみてください。そして、疲れたら窓の外の紅葉した風景でも眺めてみては?


ではでは。