2018.12.10

未来競創

先週のブログで少し触れましたが、MITメディアラボの石井教授のセミナーを聴くことができました。

その時のテーマが

未来競創
パイオニアを目指すあなたへ ―グローバル時代を生き抜くための哲学―

でした。

冒頭の話しで、
テクノロジーの寿命は短く1年ぐらい
ニーズは10年ぐらい
ビジョンは100年持つ

つまり、テクノロジーや人のニーズに応えるだけでは未来は拓けない。
強いビジョンを持つことができれば、100年先まで生きる。

そのためには、アート・サイエンス・テクノロジー・デザイン の力、要素をうまく組み合わせていくことが大事であり、クリエイティブなものが生み出される。

そのときに、
「独創」・・・オリジナルを突き詰める
「協創」・・・チームで創り上げる
「競創」・・・世界中のライバルとともに競うとともにつくりあげる

ということが求められていく。

講演の中で、興味を引いたものに、
MITにスカウトされた折、先任の教授から、
「今までやってきた研究を単に積み上げるような研究はするな!」
「Rebootしなさい!」
ということを言われ、それまでの研究ではない、全く新しいチャレンジをすることで、自らの山を築くことができ、成功することが出来た、という話しがありました。

常に、安全地帯にいながらでは、伸びきれない。よくcomfortable zoneから抜けでて、多少のリスクは覚悟してチャレンジしなさい、ということに通じます。
大学という場所は、まさにそのようなチャレンジができる場であり、独創、協創、競創のできる場所です。未来競創に向かって学生、院生、教職員が、そのようなチャレンジが出来るように願っています。

       

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週、急激に冷え込みました。その分、空気の透明度が増し、鮮やかな空、景色です。
みんさん、くれぐれも、風邪、インフルエンザなどにかからないように体調にご留意下さい。
【忠】