2019.07.13

「挑戦を、この街の伝統に」ツエーゲン金沢


今年度から「スポーツマーケティング論」を担当しています。
先日、スポーツマーケティング論の講師としてJ2に所属するクラブ、ツエーゲン金沢の灰さちさんをお招きしました。
受講生に対して、現場に携わる方からJクラブやJリーグのお話をしていただきたいというより、
灰田さんを通じて、ツエーゲン金沢やJリーグの取り組みを知ってほしいと思い、お声掛けをさせていただきました。

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灰田さんは、私とはちょうど入れ替わりなのですが、同じ研究室で学んだ研究仲間です。
研究室に数々の逸話を残して修士課程を修了されました。
大学院の進学に当たっては、学部時代から考えていらしたようですが、一旦断念され、
その後、一般企業を経て、大学院へ進学されたとのことです。
大学院の在学中にJ1クラブに所属することなり、2017年から生まれた金沢に戻られて、現在に至ります。
そんなご自分のキャリアを、灰田さんは、「自分が諦めが早い」と説明されていました。
しかしながら、彼女の言動を見ていると、決断をするまでに、猛スピードで情報を集め、とことん考え抜いて出した結論であっただろうと簡単に想像できます。
私は常日頃から、考え抜いて出した結論に、正解も不正解もなく、正解は選んだ道の中で育むものであるととらえているのですが、灰田さんを見ていると、自分の考え方を肯定することができます。
また、以下の記す彼女のインタビュー記事の中では、Jクラブに働くことに際して、運とタイミングと述べていらっしゃいますが、彼女の姿からは、運とタイミングというのは、その準備ができている人のとこのに訪れるように思えるのです。
ご講義の前は、「こんな大勢の学生さんの前では緊張する」、なんておっしゃっていましたが、
いえいえ、いざマイクを持ってお話をし始められると、いつも通りの灰田さちさんでした。

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2019年に新たに掲げられたツエーゲン金沢のクラブ理念は「挑戦を、この街の伝統に」です。
灰田さんによると、Jリーグの取り組みが地域貢献という一方向から、
各ホームタウンで、ステークホルダーとの関係性を構築し、彼らとともに地域における“共通価値”を創造することへ重点が移行しているとのことでした。
ツエーゲン金沢は、まだまだ集客には苦戦中のようですが、
灰田さんは、事業企画部次長 兼 ホームタウン推進室室長として、
Jリーグとツエーゲン金沢の理念を実現すべく、たくさんの種をまいていらっしゃいます。
スポーツを通して伝統を創る担い手として、生まれ育った街に戻った灰田さちさん。
ぜひ、灰田さんの挑戦とツエーゲン金沢のこれからに注目してください。

 灰田さちさんの紹介はこちらから https://azrena.com/post/10258/
 ツエーゲン金沢についてはこちらから http://www.zweigen-kanazawa.jp/

写真はスポーツマーケティング論の講義の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

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