気温の上げ下げが大きく、気温の変化について行くことが
本当に大変です。体調を崩している学生たちも多いのですが、
私も先週から体調を崩しており、つらい毎日です。
それはさておき、立命館大学はアシックスジャパン株式会社と
2017年に包括的連携交流協定を
結んでいます (https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=911) 。
その協定に基づき、現在、低酸素下トレーニングの共同実験が
(https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1479)
行われているのですが、どんな研究が行われているのか、
博士後期課程三回生 (D3) の Daichi さんにお聞きしました。
Daichi さんは、Kazushige 先生の研究室所属で、
「低酸素環境と持久性スポーツ競技者の競技力向上 」を
テーマに研究を行っています。
今回の共同研究では、どのような内容が研究されているのでしょうか?
A: 「11月1日に、アシックスジャパン株式会社が
世界最大級の低酸素トレーニング施設
アシックス Sports Complex TOKYO BAY を
東京に新しくオープンされます。
(https://sports-complex.asics.com/?_ga=2.42000165.1055724744.1571634178-1571639497.1571634177)
この施設では、競技力向上を目指すアスリートはもちろん、
健康増進・体力向上を目的とした一般の方の利用も可能です。
そこで、アスリート・一般の方が安全に低酸素トレーニングを
実施できるための『安全性基準』作成のための共同研究を実施しました。」
Daichi さんは、東京の施設での研究にも参加されたと聞きましたが、
どんなことを研究されているのですか?
A: 「東京の Sports Complexでは、トレッドミルやバイク、
筋力トレーニングのマシンが備えられているトレーニングルームに加え、
屋内プールも低酸素環境にできる素晴らしい施設です。
これまでに、我々の研究室において低酸素環境下での
スイムの実験というのは実施したことがなく、
動脈血酸素飽和度(体内の低酸素化の指標)がどの程度低下するのか 、
ランニングや自転車のペダリング運動時と同様の低下の程度なのかは不明でした。
そこで、低酸素環境下でのスイム時の動脈血酸素飽和度の低下の程度を、
予備的ではありますが調査する実験をSports Complexの方で実施させていただきました。
(私自身も被験者となって泳ぎました(笑)) 」
Q: 今後の目標を教えてもらえますか?
A: 「現在もアスリートの競技力向上に対する科学的サポートを
させていただいていますが、今後も自身のスポーツ科学者としての力を
伸ばしながら、アスリートの競技力向上に対する科学的サポートの
プロフェッショナルになれるように頑張ります!! 」
Daichi さんの今後の益々の活躍にスポーツ健康科学部一同期待しています。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi