ニュース

education

2016/6/16 キャリア形成科目のスポーツ健康科学セミナーⅡでは、ホスピタリティ・コーチでヒューテック株式会社の米田幸子氏に、「ホスピタリティ」とはいかなるものか、また「ホスピタリティ産業」で働くために求められる資質や人材像について、お話しいただきました。


米田氏は、教員志望であった過去のことを振り返り、アメリカでのキャンプカウンセラー体験、また専門学校の教員に携わったことから、管理教育ではなく、人間教育が重要であることを知り、自分のやりたいことが何であったのかを見つめ直し、その結果、大阪サンパレス(現ホテル阪急エキスポパーク)に就職されたことを述べられました。そこで、宿泊、レストラン、婚礼、一般宴会の業務を経験した後、自分の力を試したいと考え、様々なホテルへの転職を試み、最終的に、日本で初めて店舗展開され始めた大阪のリッツ・カールトンに転職されました。そこで、特に携わったウェディングの業務体験について話され、ウェディングプランナーの業務内容について説明されるとともに、ウェディングプランナーという仕事が、お客様の幸せ、また人との絆を感じてもらう仕事であること、さらには、一生輝き続ける思い出をプロデュースすることがウェディングプランナーに求められることなどを説明されました。

現在は、ホスピタリティ・コーチとして、ウェディングをはじめとしたホスピタリティのコンサルティングや企業の社員研修などに従事されていることから、学生に対して、ホテル、テーマパーク、スポーツビジネス、そして教員を事例に取り上げ、「働く」ということが、お客様や生徒に何をもたらすのかをしっかりと考えてほしいというメッセージを述べられました。授業後、受講していた学生からは、「立ち居振る舞いや話し方が、本当にプロフェッショナルだ」という意見が寄せられ、最後の質疑応答でも「最も心に残ったウェディングは?」「取り返しがつかないような失敗談は?」という質問が出され、自らの体験を丁寧に学生に伝えて下さいました。