ニュース

education

2016/11/04 スポーツ指導実習A(サッカー)において、徳島県立鳴門渦潮高等学校女子サッカー部監督の吉成浩司先生にご講演いただきました。


2016年11月4日(金)3限及び4限に、スポーツ健康科学部のコーチング実習科目である「スポーツ指導実習A(サッカー)」において、徳島県立鳴門渦潮高等学校の女子サッカー部監督である吉成浩司先生をゲストスピーカーとして招聘し、「育成年代における「個」に応じた指導」として、講演をいただきました。

吉成先生は、筑波大学卒業後、JリーグやJFLでサッカー選手として活躍された後、中学校の保健体育科の教諭に転身され、男子サッカー部の監督として指導者のキャリアをスタートされました。その後、高等学校の教諭として、男子サッカー部さらには、2012年よりは、高等学校女子サッカー部の監督として、非常に幅広い学年や性別の選手の指導を行ってこられました。現在ご指導されている鳴門渦潮高等学校女子サッカー部は、創部1年目より全国大会出場を果たし、強豪チームに育てつつあります。

講演では、ご自身の選手としてのキャリアから話をはじめられ、指導者としてのキャリアを振り返られ、中学生、高校生、男子、女子と多様な選手をご指導されてきたご経験から、それぞれどのような指導方法による違いがあるのかについて、お話いただきました。その上で、どの年代においても、発育発達に対する理解をベースにおきながら「選手の意見に耳を傾けつつ、選手の言動を詳細に観察し、選手らの思考・判断を我慢して見守り、それぞれの選手の可能性を引き出す」ことを何よりも大切にされているということをお話しいただきました。このことは、サッカーに限らずすべてのスポーツの指導者として重要となることで、受講生の学生からは、「実際にスポーツ指導の現場で活躍されている方のお話しは、非常にためになった」などの意見・感想が多数寄せられ、将来の指導者として必要なことを教えていただき、有意義な授業となりました。