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2016/12/26 京都サンガの貝瀬 剛コーチにご講演いただきました。


大きくは5つの視点でお話を頂きました。第一点目は、Jリ-グに所属する各チ-ムの組織構造を説明頂き、特に京都サンガの普及部の仕事内容について図や写真を用いて説明を頂きました。

二点目は、京都サンガ普及部の課題として、少子化にどのように営業企画を行うのかが重要であり、単にサッカ-指導でだけでは、教室に参加する児童や生徒を確保できない実態を説明頂きました。

第三点目は、スポ-ツ現場は社会と隔離された環境にあるため、サンガの指導者が社会のニーズを把握できていない点が多いといいます。また世間から、京都サンガのコ-チということで持ち上げれられ、社会を観る目が劣る指導者が多く、ビジネスモデルを構築できず学校体育(クラブ活動)として関わっている実態があるといいます。こういったマイナス面の実態に対し向き合い、課題を克服していかないと京都サンガ全体が赤字となってしまうといわれてます。

第四点目は、プロチ-ムの指導者になるために、どのような苦労をしたのかという経験のお話を頂きました。運が大きく影響するが、熱意を120%、150%出し続けないと、チャンスは生まれないといいます。特に、プロスポ-ツの世界は、全てが敵であり、自分自身が明日から職がなくなることを十分理解しておかなくてはならないといいます。そのため、毎日取り組んだことを記録し、自身の力を語れるよう常に準備しておく必要があるといわれてます。

第五点目は、自分の能力を売る力が必要であるといわれてます。プロ選手の世界の転職は給料アップにつながるため、転職の誘いがある時を逃すと試合出場すら危なくなるといいます。コーチも同じで、転職することでキャリアアップするたため、ギャンブラ-として目(自己のプラスのための瞬時の判断)を自分自身で養い続けなければならないといいます。以上、企業人のように安定を求めては生き残れない世界の厳しさをお話頂いたことは、学生らにとって人生を考えるうえで有意義な時間であったと考えられます。