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2017/04/01 総合科学技術研究機構専門研究員の塚本敏人先生の研究が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。


総合科学技術研究機構専門研究員の塚本敏人先生が本学部教授 橋本健志先生、同学部教授 伊坂忠夫先生、同学部助教 菅唯志先生と共同で取り組まれた研究が、「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。

 有酸素性運動による健康への様々な効用は、主に運動の仕事量(運動強度×実施時間)によって変化します。一方、運動の仕事量の違いが、状況判断能力を司る認知機能(実行機能)に対してどのような効果を発揮するかについて、これまで明らかにされていませんでした。この研究論文では、高い仕事量の運動、特に高めの強度の運動を行うことによって、運動後に高まる認知機能が長く持続できることを科学的に明らかにしました。したがって、運動によって高まる認知機能を維持させるためには、様々な健康への効用が認められている仕事量の高い運動を行うことが推奨されます。

 

Tsukamoto H, Takenaka S, Suga T, Tanaka D, Takeuchi T, Hamaoka T, Isaka T, and Hashimoto T (2017). Impact of Exercise Intensity and Duration on Postexercise Executive function. Med Sci Sports Exerc, Vol.49(4): pp.774-784.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27846044