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2017/04/23 総合科学技術研究機構プロジェクト研究員の福谷充輝先生の研究が「Frontiers in Physiology」に原著論文として掲載されました。


総合科学技術研究機構プロジェクト研究員である福谷充輝先生が、大学院生の御前純さん、伊坂忠夫教授と共同で研究を実施し、その成果が「Frontiers in Physiology」に原著論文として掲載されました。この論文では、筋の力発揮能力が、伸張性収縮 (筋肉を伸ばす動作) を行った直後に一時的に増強することを、ヒト生体の足関節底屈動作を対象に確認しました。この現象は、スポーツにおいて頻繁に用いられる、反動動作による筋力増強効果にも貢献していることも考えられますので、この筋肉の特性を上手に引き出すことで、より高いスポーツパフォーマンスを獲得できる可能性があります。

 

Fukutani A, Misaki J, Isaka T. (2017). Influence of joint angle on residual force enhancement in human plantar flexors. Front. Physiol. 8:234. doi: 10.3389/fphys.2017.00234