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2017/6/14の「スポーツマネジメント論」において、リムレット株式会社マネージャーの森田鉄兵氏にお越しいただき、「広告代理店におけるスポンサーシップビジネスの実態」というテーマでご講演いただきました。


森田氏は、大手広告代理店に勤務されていた体験に基づき、「広告代理店の基本的な仕事」や「広告代理店におけるスポーツビジネス」、さらには、「スポンサーシップの新しいトレンド」という流れで、多くの事例を提示しながら、わかりやすく学生に講義して下さいました。

中でもリーマンショック以後、企業における広告費の減少やインターネットの普及にともない、様々な企業が広告代理店を媒介せずに、直接、生活者とつながりを持てる時代において、広告代理店は新しい役割やビジネスモデルを構築することの必要性があることを説明されました。また広告代理店におけるスポーツビジネスの根幹は、様々な「権利」を取り扱い、「マネタイズ」するため、企業間の取引をスムーズにし、両者にとって有益な価値がもたらされるようにすることが広告代理店の仕事であり、それを成立させることが広告代理店にとって重要な仕事であると説明されました。さらには、スポンサーシップが、単に「メディア露出」を優先していた時代から、「企業の課題解決」に資するビジネス、そして「社会的課題の解決」につながるビジネスに進化を遂げていることなど、映像などを用いながら、丁寧に説明して下さいました。

本学部教授の種子田先生も授業に参加して下さり、補足説明や解説もして下さったので、学生は、森田氏の授業に耳を傾けただけでなく、講義後にも活発に質問する様子がうかがえました。