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2017/05/31本研究科博士課程後期課程2回生水野沙洸さんの研究が、国際誌「PLOS ONE」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生水野沙洸さん(日本学術振興会・特別研究員DC2)がスポーツ健康科学部教授後藤一成先生と共同で取り組まれた研究内容が、「PLOS ONE」に原著論文として掲載されました。

本研究論文では、成人男性8名を対象に、低強度・長時間ランニング中におけるコンプレッションウェアの着用が下肢筋群の筋パワーおよび筋損傷・炎症反応に及ぼす影響を、着圧の差異に着目して検討を行いました。その結果、低強度・長時間ランニング中における15mmHgの着圧を施したコンプレッションウェアの着用は、30mmHgを施したコンプレッションウェアと比較して運動終了後における下肢筋群の筋パワーの低下を抑制すること、5mmHg以下の着圧を施したウェアと比較して運動に伴う心拍数の上昇や炎症反応を抑制することが明らかとなりました。

 

Sahiro Mizuno, Mari Arai, Fumihiko Todoko, Eri Yamada and Kazushige Goto. PLOS ONE, 2017; 12 (5): e0178620