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2017/07/30本研究科博士課程後期課程3 回生石橋 彩さんの研究が、国際誌「Nutrients」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生、石橋 彩さんがスポーツ健康科学部教授、後藤 一成教授と共同で取り組まれた研究内容が、「Nutrients」に原著論文として掲載されました。この論文では、3日間連続のトレーニング(12回)がヘプシジン(鉄代謝を抑制するホルモン)に及ぼす影響を検討しました。その際、トレーニング時に中程度の鉄サプリメントを摂取するグループとプラセボグループの2群に分けて検証しました。その結果、鉄サプリメントを摂取したグループにおいて、4日目(トレーニング終了翌日)に安静時のヘプシジンの上昇がみられました。この結果は、トレーニング時に鉄サプリメントを摂取することは、必ずしも鉄欠乏の改善に寄与するわけではないことを示すものであると考えられます。

Aya Ishibashi, Naho Maeda, Akiko Kamei, Kazushige Goto. Iron Supplementation during Three Consecutive

Days of Endurance Training Augmented Hepcidin Levels. Nutrients. 2017, 9, 820.