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2018/1/5 産経新聞社の佐野慎輔氏にご講演いただきました。


2020年には東京でオリンピック、パラリンピックが開催されますが、オリンピックを巡っては、開催候補地の立候補辞退や開催費用の巨額化など、肯定的ではない事態がみられます。そもそも今日、そうした問題はなぜ生じているのか。講義では、ピエール・ド・クーベルタンが提唱した1896年、アテネでの第1回近代オリンピックに遡り、オリンピックの理念、その具体化、これまでの歩み、これまでに生じた問題、乗り越えてきた危機などを紐解きながら、今、何が問題なのかが明らかにされました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを巡っても様々な問題が生起していますが、それらにどう向き合い、世界にとって、開催都市にとって、意味のあるものにするのかについての問題提起も行われ、それは、様々な問題を抱える今日の社会に期待されるスポーツの価値を示すものとなりました。受講生たちは、あらためてオリンピックについて考えることにより、社会におけるスポーツの果たす役割、貢献とは何かを深く考えることとなりました。

佐野慎輔さん、ありがとうございました。