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運動処方論特別講義【生活習慣病の運動処方(高血圧、糖尿病、脂質異常症)】

2020/07/03 「運動処方論」の授業において、大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学
杉本研先生に「生活習慣病の運動処方(高血圧、糖尿病、脂質異常症)」についてご講演頂きました。

 杉本先生は、高齢者糖尿病管理におけるフレイル、サルコペニアの意義の解明や骨格筋と多臓器連関におけるマイオカインの意義の解明など主に高齢者の骨格筋を対象としたサルコペニアの機序に関する研究活動をされています。また、臨床面においては、ふらつきや転倒といった、高齢者のADL低下に直結する老年症候群の診療にも力をいれています。医局長という多忙な仕事をこなしつつ、教育、臨床、研究に従事されている若手の先生です。今回の授業では、身体活動の有益性に始まり、高血圧、糖尿病、脂質異常症の有病者のための個別の運動処方についてわかりやすくお話しいただきました。学生のレポートでは、生活習慣病を有する高齢者に対して運動処方を行う際に注意する点について、具体的な方法や数値を示し、簡潔にまとめられていました。ご講演ありがとうございました!