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本研究科博士課程前期課程1回生杉本岳史さんの研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程1回生 杉本岳史さんのスポーツ健康科学部・同研究科同研究科橋本健志教授、伊坂忠夫教授、菅 唯志助教、塚本敏人助教と共同まれた研究論文Physiological Reportsに原著論文として掲載されました

 

この研究論文は、20分間の中強度自転車運動を20分間の休息を挟んで、2セット行う間断的運動が、40分間継続して行った中強度自転車運動と同程度に運動後の認知機能(とりわけ実行機能)を改善させることを明らかにしました。また、本研究の結果では、間断的運動条件の2セット目の主観的運動強度が、継続的運動条件中の後半20分間よりも低値を示すことを明らかにしました。運動中の主観的運動強度が低いこと(つまり、より楽に感じること)は、運動の継続性を高めると考えられています。したがって、間断的運動は継続的運動よりも高い運動継続性を伴って、認知機能の維持・増進において有効な運動様式である可能性が示唆されました。

 

Takeshi Sugimoto, Tadashi Suga, Hayato Tsukamoto, Keigo Tomoo, Kento Dora, Takeshi Hashimoto, Tadao Isaka. Effect of repeated bouts versus a single bout of moderate-intensity exercise on postexercise inhibitory control. Physiological reports, 2020.

https://doi.org/10.14814/phy2.14528

(ニュース)20200821-2