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2021/1/9 本学部講師・福谷充輝先生らの研究が「Frontiers in Physiology」に総説論文として掲載されました。


本学部講師・福谷充輝先生が、本学部教授の伊坂忠夫先生、カルガリー大学のWalter Herzog教授と共同まれた研究をまとめたもの、「Frontiers in Physiology総説論文として掲載されました

私達の身体運動パフォーマンスは反動動作を用いることによって増強します。この現象はストレッチ・ショートニングサイクル (stretch-shortening cycle: SSC) とよばれています。これまで、伸張反射と腱伸長がSSCのメカニズムとして考えられていましたが、私達はこれらの影響を取り除いた条件においてもSSC効果が生じることを確認しているため、筋細胞由来のメカニズム、すなわち予備緊張、residual force enhancement、クロスブリッジが存在すると考えて研究を進めています。今回の総説論文では、これらの要素がどのようにSSC効果に関わっているのかを紹介しています。


Atsuki Fukutani, Tadao Isaka, Walter Herzog (2021). Evidence for muscle cell-based mechanisms of enhanced performance in stretch-shortening cycle in skeletal muscle. Frontiers in Physiology. doi: doi.org/10.3389/fphys.2020.609553

 

Journal website:

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2020.609553/full

(ニュース)20210112-1