ニュース

research

本学部1期生 横川拓海さんが取り組まれた研究論文が、「Physiological Reports」に掲載されました。


横川拓海先生 (本学部1期生、京都大学大学院 助教・立命館大学 客員研究員)、橋本健志先生(本学部 教授)、岩中伸壮先生(京都光華女子大学 講師)が取り組んだ研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。

ミオグロビンは全身代謝・運動能力との関係性が報告されていますが、その発現制御機序に関しては不明点が多く残されています。本研究では、代謝の亢進・運動能力の改善などの作用が報告されているカフェインに着目して、骨格筋培養細胞におけるミオグロビン発現に及ぼす影響を検討しました。その結果、カフェインがcAMP/PKA経路を介してミオグロビンの発現量を増加させることを明らかとしました。これらの成果は、ミオグロビンの発現制御に関わる新規分子機序を示すと共に、カフェインの健康増進・運動機能亢進に関わる生理作用の解明に寄与することが期待されます。

 

Yokokawa T*$, Hashimoto T, Iwanaka N$. Caffeine increases myoglobin expression via the cyclic AMP pathway in L6 myotubes. Physiol Rep. 9, e14869, 2021

*corresponding author

$equal contribution

 

DOI: 10.14814/phy2.14869

http://dx.doi.org/10.14814/phy2.14869

(ニュース)20210517-1