在学生・卒業生の活躍

在学生・卒業生インタビュー

充実したESUの大学院生活を終えさらなる経験を積む

鈴木 拓也 さん

大学4回生 準医療従事者として選手をサポートする

入学直後に、米国公認アスレティックトレーナーという、準医療従事者としてスポーツ選手を支える資格、そしてそれを取得可能なグローバル・アスレティックトレーナー(GAT)プログラムの存在を知りました。本プログラムへの参加には高い英語力が必要なのですが、私は英語が苦手だったため1回生の前半は非常に苦労しました。しかし、教職員の方のサポートもあり、同年の冬には英語でのアスリートのインタビュー内容が理解できるようになりました。英語は単なる勉強の対象ではなくコミュニケーションツールであると認識が変わってからは、学習が楽しくなり、無事に必要な英語基準に到達できました。今夏より、プログラムに則った資格取得を目指すため、アメリカの大学院に進みます。資格取得後は、高校でのアスレティックトレーナーの普及や、選手だけでなくコーチなどスポーツに関わる全ての人がより安全に、安心して全力でスポーツに取り組めるようにしていきたいです。

大学院在学中 ESUでの有意義な大学院生活

ESUでの大学院生活はとても充実しており、“楽しい”というのが率直な感想です。教職員やクラスメイトに恵まれながら、日々Athletic Trainerに近づいている実感を持ち、同時に人として何倍もの厚みを帯びてきていることを感じます。スポーツ健康科学部で学んだことの一つ一つが、今の授業の理解度の深さを増してくれます。それだけでなく GAT program Step-up course To な英語学習やクリニカルインターンシップもその理解度の向上に大きく貢献しています。言葉の壁に苦しむときも多々ありますが、三年半のスポーツ健康科学部での英語学習がなければ、さらに苦しんでいたはずです。現時点での目標・予定は来年BOC examを受け Athletic Trainerになり、引き続きアメリカでインターンを行うことです。キャリアゴールは日本に Athletic Trainingを高校の現場、さらに多くのスポーツ現場で発展させたいです。まだまだ吸収するべきことが山ほどあり、その技術・知識を自分のモノにしてアウトプットすることに追いついていない状態ではありますが、インプット→アウトプットのサイクルは引き続き頑張ります。気がつけば大学院卒業まで残り1年しかありませんが、原点である“スポーツが好き”であることを忘れずにこれからも精進していきます。

大学院卒業 充実したESUの大学院生活を終えさらなる経験を積む

GAT programの第1期生として、2019年5月、無事に米国ESUでのプログラムを修了しました。同年4月には全米アスレティックトレーナーズ協会(NATA)の公認試験(BOC)に合格(ATCを取得)でき、ついに念願のアスレティックトレーナーとしての人生が始まります。

ESUのプログラムは実習先が幅広く整っているため、様々なアスレティックトレーナーの方から学ぶことができ、かけがえのない経験をすることができました。異なる文化、価値観に触れながら日々学んだこの2年間は、私を一回り大きく成長させてくれました。現地の授業に苦労しなかったのも、立命館大学GAT programで3年半 事前準備”を徹底して取り組めたからです。

今後も米国で、アスレティックトレーナーとしてさらなる経験を現場で積んでいき、私の掲げる日本の大学、または高校での米国をモデルとしたアスレティックトレーニング組織の設立”というキャリアゴールに向けて、ハードワークし続けます。

大学院卒業後 GATプログラムのパイオニアアスレティックトレーナーとしての歩み

GATプログラム1期生として学部で学んだ後、米国公認アスレティックトレーナー(ATC)の資格取得のため米国へ渡りました。ATC取得後はアイオワ州でインターンシップを経験し、2021年1月よりアシスタントアスレティックトレーナーとして働いています。

今働いているのはコミュニティカレッジで、野球やバスケ、サッカー、チアダンス、陸上、レスリングといった11競技のアスリートを受け持っています。アスリートの総人数は300人近くおり、私を含む2名のアスレティックトレーナーで対応しています。

日本ではあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、アスレティックトレーナーは長期間アスリートに寄り添って日々の変化を観察し、細かい部分までサポートができるところが魅力です。今後もできればアメリカでアスレティックトレーナーとして働いていきたいと考えています。GATプログラムに参加する人たちの繋がりは強く、今でも後輩と連絡をとったり参加者の相談にのったりしています。もし日本に戻ることになったとしたら、アスレティックトレーナーがもっと活躍できるような環境を作る活動ができればと考えています。
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