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スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程2回生の易東さんが、同研究科教授 橋本健志先生、博士課程後期課程 吉川万紀さん、博士課程前期課程修了生 杉本岳史さん、スポーツ健康科学部卒業生 友尾圭吾さんらと共同で取り組まれた研究論文「Effects of Maca on Muscle Hypertrophy in C2C12 Skeletal Muscle Cells」が、「International Journal of Molecular Sciences」に原著論文として掲載されました

https://www.mdpi.com/1422-0067/23/12/6825/pdf

https://www.mdpi.com/journal/ijms/special_issues/muscle_function

 

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本学 NEXTフェローシッププログラム生 である易さんらは、滋養強壮、活力増強、栄養補給などの補助栄養剤として用いられてきた薬用植物であるマカが骨格筋細胞の生育・成長を促進するかを検討しました。

 C2C12筋芽細胞を2日間分化させ、マカ添加無しのコントロール群と0.1mg/ml濃度のマカ添加群(0.1 maca群)、0.2mg/ml濃度のマカ添加群(0.2 maca群)に分けて実験を行いました。マカ添加2日後、骨格筋の生育・成長を組織化学的に解析しました。また、分子メカニズムとして、筋細胞のタンパク質発現を生化学的に解析しました。その結果、いずれの濃度のマカにおいても、マカの添加によって骨格筋の生育・成長が促進し、筋肥大が誘発されることが示されました。その分子メカニズムに、筋合成に関連するタンパク質発現の増加が関与している可能性が示唆されました。ただし、組織化学的解析によって認められた顕著な筋肥大を説明するためには、さらなる分子メカニズムの解析が必要であると考えられました。

(ニュース)20220624-3

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