【スポーツ社会専攻企画】立命館大学国際平和ミュージアム共同見学会

Posted on 2014.06.25

スポーツ社会専攻の基礎演習4クラスは、5月8日(木)の
※サブゼミの時間を活用し、昨年に引き続き「立命館大
学国際平和ミュージアム」(以下「平和ミュージアム」
と称す)の共同見学会を実施しました。今回見学を行っ
た平和ミュージアムは、平和創造の面において大学が果
たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者をはぐ
くむために設立された世界で唯一の「大学が設立した平
和博物館」です。

<国際平和ミュージアム>

平和ミュージアム内には、戦時中の人々の生活や、世界
中で今なお続く紛争等の戦地の様子を伝える品々が展示
されており、見学に参加した学生からは、普段なかなか
知ることのできない日本が参加した戦争の歴史、実情、
背景を学び、今後の「平和な世界」を実現するために私
達に何ができるのかを改めて考えさせられる機会となっ
たという声が寄せられました。

見学の前には、クラスごとに先生から「スポーツと戦争」
をテーマに講義がなされ、スポーツは戦争から多大な影
響を受けて発展してきたという歴史的背景や、戦時中は、
国民意識の統制、健全な身体の生成、国威発揚にスポー
ツが利用され、戦争という非常事態において多様な変容
を遂げてきたことなど、学生たちは戦争とスポーツとの
関係性についての知識を深めることもできました。
また、今回の見学には戦争体験をされた多くのボランテ
ィアガイドの方々に参加していただき、丁寧な展示資料
の解説や戦時中の生活の様子を語っていただきました。
ボランティアガイドの方々の話や展示品を参考にしなが
ら、学生たちは、制定された秘密保護法、最近の憲法改
正の議論や集団的自衛権の議論への関心を高め、それら
に対する各々の考え方を模索しているようでした。

※サブゼミ:学生が主体的に活動する場として「基礎演
習」の後に「学び」と「自治」のために設けている時間。
基礎演習の授業に必要な報告準備などのグループの自主
研究、また学生自治のため学園祭準備、クラス合宿、交
流レクリエーションなどクラス活動のためにも活用します。


文責:スポーツ社会専攻 市井吉興 准教授

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