第24回 障害者シンクロナイズドスイミング・フェスティバル

Posted on 2015.08.03

スポーツ社会専攻では、現代社会におけるスポーツの現場に
実際に携わり、スポーツの持つ意味や役割を肌で感じること
で、専攻での学びを深めたいという考えのもと毎年課外活動
の一環として障害者スポーツ大会におけるボランティア活動
に取り組んでいます。

今年も、昨年に引き続き5月9日(土)、10日(日)に京都市
障害者スポーツセンターで開催された、「第24回障害者シン
クロナイズドスイミング・フェスティバル」の運営・補助、
ならびに前日準備にスポーツ社会専攻に所属する1回生から
4回生の有志学生の約40名とスポーツ社会専攻の教員5名が
参加しました。

この障害者シンクロは、男女・年齢・障害の有無に関わらず
誰もができるシンクロナイズドスイミングを通じて、障害の
種別に関わることなくプールでの自己表現を可能にしていま
す。参加者にとって、このフェスティバルで発表することは、
自己の可能性にチャレンジすることであり、その演技は競技
者だけでなく家族やチームの仲間、観る者に感動を与えてく
れるものであると言えます。

今回、スポーツ社会専攻の学生が行なったボランティアの内
容は受付、進行、アナウンス、音響、式典・招集、救助介護
等多岐にわたりますが、参加した学生皆が力を合わせ大会の
成功へ大きく貢献しました。スポーツ社会専攻では、今後も
この大会のボランティアを継続して行っていく方針であり、
授業だけではなかなか学ぶことの出来ない、スポーツイベン
トの運営や意義、役割をボランティアという形で身を持って
経験してもらいたいと考えています。

このフェスティバルにボランティアとして参加したスポーツ
社会専攻1回生の加藤賢史郎さんは「障害者の方と間近で触れ
合うのは初めてでしたが、参加者の方たちは演技することを
楽しんでおり、その演技の一生懸命さに感動し、勇気をもら
いました。シンクロだけではなく、他のスポーツをされてい
る障害者の方は全国にたくさんいるはずです。スポーツが、
する者や観る者に与える影響力は、健常者も障害者も変わり
ません。しかし、その環境が日本では整っていないのが現状
であり、その状況を改善していくことはスポーツ社会専攻の
学びに直結すると感じました。」と感想を述べてくれました。



文責:スポーツ社会専攻 市井吉興 教授



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