プロフェッショナルに学ぶ

市政を知る、学ぶ、考える、創造する

市政を知る、学ぶ、考える、創造する

京都市連携講座

中西典子(本学担当教員)

科目の概要

本科目では、京都市との連携のもとで、京都市政を実践的かつ総合的に学んでいきます。まず、京都市行財政の全体像を把握するために、京都市の組織や総合計画、市政改革の現況を学び、市政に対する市民参加の可能性や課題について考察していきます。そして、こうした市民参加を視野に入れながら、京都市政の諸分野について、①産業、②景観整備と都市計画、③環境、④防災、⑤保健福祉、⑥教育、⑦食文化、⑧国際化、などテーマごとの現状と課題を学び、京都市政に関する理解と関心を深めていきます。

授業の特徴

本科目は、京都市役所において日々第一線で働いている職員の方々のオムニバス形式による講義を特徴としています。こうした京都市政に携わる職員の方々から、現場レベルでの経験や実践を聴くことによって、京都市政の現状と課題をより実情に即したかたちで学ぶことができます。現在の京都の人々の暮らしに不可欠かつ身近な自治体として存在している京都市とその市政について、現状を知り、学び、考察し、関わっていくことが重要であり、それを通じて、京都でともに生きる市民としての役割を身につけ、京都の未来像をデザインし、持続的発展に寄与できる人材の育成をはかっていきます。

受講者へのメッセージ

大学では、講義を単に受講するだけでなく、それを自らの主体的な学びへと発展させていくことが重要です。そのため、本科目では、受講生自身も、興味関心のある分野についてのオリジナルな市政プランを積極的に企画し、よりよい市政を創造していくための提言を行ってもらいます。この提言を通じて、京都に暮らす(あるいは学ぶ)一市民として市政を担っていることの自覚と責任を育んでもらいたいと考えています。また、京都市政を担う職員の方々と身近に接することを通じて、地方公務員の仕事と役割についても学んでいってほしいと思います。



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